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ああ、らもさんだ。
2ページから長いものでも数ページ。
場末路地裏コップ酒から、業界話、花鳥風月、科学に芸術。
そのどこにもらもさんがいて、「へえ~」とか「ええー!そうなん?」とか「まあねえ…」とか、そんなボタンがあったら押したくなる話ばかり。
話好きな人たちならこのどれか一編を肴に「自分なら」とまた盛り上がるんじゃないだろうか。
らもさんの面白さ、忘れてた。
ほかのらもさんも探そう!
シャバシャバの液でしばらくするとヘナヘナにしぼんでしまうたこ焼き。
今もどこかで売ってそう。
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「サヨナラにサヨナラ」より 人間の実相は刻々と変わっていく。無限分の一秒後には、無限分の一だけ愛情が冷めているかもしれない。だから肝心なのは、想う相手をいつでも腕の中に抱きしめていることだ。ぴたりと寄りそって、完全に同じ瞬間を一緒に生きていくことだ。二本の腕はそのためにあるのであって、決して遠くからサヨナラの手をふるためにあるのではない。 中島らもさんワールドにぐんぐん引き込まれて行く。この人の頭の中は面白いなぁ
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終わりに近づくにつれて「千利休がレフェリーのリング内」での比較的作法を突き破らないような勝負にかかってる気がして、それで最後またも綺麗に収められちゃった気がして、悔しありがたい気持ちになった。すごく良かったです。