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中島らもばかり拝読してるです。
miti、「愛をひきぬく釘」だと思ってて、われながら意味深。
30分くらいで読み終わるです。
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村上春樹ばかり読んでいると、ちょっと精神状態が危険になりそうな事があって、そういう時に中島らもは精神安定剤となる。本当の幸せは多分こっち。
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この本に収録されている何作品かに、本当に感銘を受けた。初めて読んだとき、何度も何度も、繰り返し、繰り返し読んだのを覚えている。
もうこのタイトルからして彼にやられてしまった。「無限分の一秒」で完全に心を掴まれた。
中島らもはすごく賢い。学問上の勉強ができる賢さではなく、生きる上で、心のありようとして賢いと思う。すごい。
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人間の実相は刻々と変わっていく.無限分の一秒前よりも無限分の一秒後には無限分の一だけ愛情が冷めているかもしれない.だから肝心なのは,思う相手をいつでも腕の中に抱きしめていることだ.ぴたりと寄り添って,完全に同じ瞬間を一緒に生きていくことだ.日本の腕はそのためにあるのであって,決して遠くからサヨナラの手を振るためにあるのではない.
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今は亡き中島 らも氏が、
ご自身の若い頃の出来事や考えなどを交えつつ
世の中のあれこれについて考察する。
一つ一つの文は短編で、文体も「らも節」で
気軽に読めるが、洞察は常に深く、鋭い。
氏特有のシャイで、世の中を斜めに見るようでいて
その実心の中は誰よりもピュアで、傷つきやすく...
それが自分でもイヤで、開き直って大けがして、
それでまた落ち込んで...
という性格? 生活? がよく出ていると思う。
年上の「おっさん」に対して不適切かも知れないが、
とても「チャーミング」である(^ ^;
かなりアクが強いので、好き嫌いは分かれるかも。
が、私のように、らも氏と同じ「万年青春病」を
敬称ながら患っている者にとっては、
「そうそう、よくぞ言ってくれた」と
思わず膝を打つような文が何度も出てくる。
いや、実際に打ちはしないが(^ ^;
かえすがえすも、惜しい人を亡くしたものである。
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ちょっぴりセンチメンタルなエッセイ。
らもさんのキュンキュンポイントが分かります。
ちなみに、私が大いにキュンとしたのは、
らもさんが小さい頃空を飛ぶ練習をしていたこと。
そしてキューピーを10歳くらいまで抱いて寝ていたこと。
カワイイ笑
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【出会い】
古本市でらも作品をまとめ買いしていたうちのひとつ。
【概要】
非常に短いエッセイ集
【感想】
サラッと楽しめた。
あとがきにタイトルの由来があり、なるほどのオチだった。
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最初のエッセイが特にオチもない真面目系だったのでガッカリしかけるもその後は、全体的に真面目を基調としながらも、昔話にアルコール話、くだらん話やらプロレス話、オカルト話などいつものノリで、結果としてはなかなかバランスの良いエッセイ集だった。反省。
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中島らもの短編エッセイ集。
これぞ、中島らもエッセイの真髄。
中島らもを知るには、この本を読むべき。
酒の話、人の心情の話、プロレスの話、そして、
それら全ては愛に満ちた話。
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読み損ねていたものを古本で購入。
文章が綺麗で、時に、いや常にロマンチストである、ホワイトらもの良書。
不思議なことに内容のほとんどを知っていた。
エッセイの内容が他の作品とかぶっているのか?
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らもさん36歳のエッセイ。ちょっぴりセンチメント、そしてキュートでシニカル。好きな人の子供時代の話を聞くような甘酸っぱさ。
愛をひっかけるための釘、愛をひっかけるための釘。呪文を唱えるのだ。
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ぴたりと寄りそって、完全に同じ瞬間を一緒に生きていくこと。二本の腕はそのため。サヨナラにサヨナラ、いい。雑賀氏だんけ。
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久々にこの人の書いた本を読みました。
当たり前の事だけれど、やはり独特です。アルコール中毒になったり、合法ドラッグに手を出したりする破天荒な人だけあって、物を見る角度が独特です。
いやー、色んな人がいて色んな物の見方があります。
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CFが自己完結してしまっていると、一度見たときは面白くても2回、3回と見ることができない。だからコントとして成立しているものはCFとしては失格なのである(P20)は、目から鱗。
20年から30年のサイクルで何故不良どもが現れるのか。それは、連中が自分たちがかつて叩き壊した権威そのものになり、力と金がそこに集中するにしたがって豚にような悪臭を漂わせ始め、自分たちが養い育てた息子たちの世代によって引導を渡されるからである(P35)は示唆に富んだ指摘だと思う。
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中島らもといえば、アル中&ヤク中(といっても風邪薬のブロン液)で、冴えない晩年とのイメージ強ですが、味のある文章を書かれるお方。本著は茶道誌に連載されていたエッセイで、内容的にはとりとめもない話が多いですが、タイトルからして味がありますね。タイトル買いです。