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おおさか
とにかく問題はどうやってコーヒー代をひねり出すかだ。いつでもそれが問題だった。メシ代はいらない。今日メシを食わなくても、明日にはどこかでありつける。体が動いて口がきけるうちは、なかなか飢え死になんかさせてくれない。裕福な国日本。
*・*・*・*
お、あの人の本。と図書館からお持ち帰り。
あの人の空気感。そうそう、こんな感じ。
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【文庫化に寄せて】p257
この本は、当時東京の月島に借りていたワンルーム・マンションの中で、実質的には四、五日で書かれたものだ。冒頭の「頭の中...」の後半三分の二などは二日で書かれている。一日目に五十枚、二日目に七十枚書いた。その異常な速さの推進力となったのは、アルコールと睡眠薬だった。この本は、つまりラリリながら書かれたものだ。したがって、世界そのものによく似ている。つまり、美しくて醜く、頭の中の痒みのように永遠にそれを掻くことができない。そんなところが、僕は好きなのだ。
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あーもう、本当、デタラメで良い!いちいち私の好みの話を持って来てくれるなー。まるで落書きのような作品だけど、そこがまたいい。らもさんのように自由に生きれたらいいのに。まあ、それなりに苦労はあるのだろうけれど。
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【本の内容】
何かワケありの僕は、ある日、突然、妻子を残し家出する。
勤める小さな広告代理店に、寝泊りするようになった僕。
TV局員をはじめ、いろんなギョーカイ人たちと、夜に、昼に、昭和最後のヒートアップする大阪を徘徊する日々。
次々とトンデモナイ事件が起こる中、現実と妄想の狭間で僕は…。
中島らも自身が「ノン・ノンフィクション」と銘うった記念碑的処女作品集。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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らもさんの初期作品。この作品はヘロインによる影響下で書かれたバロウズの『裸のランチ』に触発され、泥酔状態で書き上げたのだそう。家出をした広告代理店営業の男が大阪の街を徘徊し、お酒と共に孤独を見つめながら描く5日間。まさにノン・ノンフィクション!
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ノンフィクションか小説か?著者本人がノン・ノンフィクションと銘する、現実と妄想が入り混じったような不思議本。
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最初の4ページを読んで、古本で買ったことを後悔したし、6ページ目なんて唸りながら読んだ。
6ページ目の23文字目からの182文字のことがだい好き。
こういうごちゃごちゃしている文章がだい好き。
らも先生聞こえますか だい好きです。
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ノスタルジックでジャンキー。枕元の酒と煙草の煙の充満した部屋で迎える無理矢理現実に引き戻される朝の匂い。
酒と咳止めシロップのどろりとした心地のいい無敵感に抱かれる夜の感触。
交互に訪れる夜と朝。
60年代の香りが好きな、めちゃくちゃだけど陽気な小説を読みたい人におすすめ。らもさんが一番好きな本だそうです。
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著者本人による文庫化によせての記述が素晴らしく十分感想たり得る内容なので、個人的な読後感を残そうと思う。章としては最もクェジュ島が笑えて出先読書であるにも関わらず声を出しての笑いを得たが
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あまりこの類の本は読まない。いつか面白くなるのか、どんなオチになるのかを期待して頑張って読み続けてみたが、何ら満たされなかった。
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はちゃめちゃでやりたい放題、自由奔放。著者の果てしない妄想、想像力にやっとこ追いつき、笑う。表現が独特で発想が豊か。らも作品は下ネタ多いが気分が軽くなるので再読します。