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『この作家さんは上手い!凄い!天才!好き!』と心底思う作家さんが何人か居りますが、榎田さんもその一人。場面転換や伏線の張り方、人物設定、文章力、どれも巧みでいらっしゃる。もう、最後の文章のリフレインなんか神ですよ。青目の孤独と闇の一端を覗いてしまったようで、思わずうるうる来てしまいました。
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今までのあれこれががしゃーん!とひっくり返されて読んでいる途中まで大丈夫なのこれ読み終わった後もこのシリーズ大好きでいられるのかなと心配になりながら読み進め読み終わりました。
ますます好き。続きを楽しみに待ちます。
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妖琦庵シリーズは、なんだかずるずると読んでしまっているけど、今回の「グッドナイトベイビー」が一番おもしろかった気がする。
やはりBL作家さんだけに、伊織と青目の関係がそっちに流れていくのかなぁって、ちょっとだけ思ったりして。
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グッドナイトベイビーという副題から薄々展開に勘づいてしまい泣いてしまった。
でもこの作者は『最悪の事態』で終わらせてくれないから嬉しい。例えば死ぬまで行かないにしても、トウが完全消失というオチも有り得そうだが、最後はグレーになった。なんという円満解決。
最初はあんなに悪い恐ろしい存在だったトウが、読んでいる側にとっても消し去り難い存在になった。だからこそ消えてはいけなかった。
伊織がトウを憎めなかったのも(愛しく思っていたのも)、マメ=自分、トウ=青目と重ねていたからかもしれない。そう考えると、伊織も青目を殺すことができないのでは。
一体どう決着をつけるのだろうか。
どうでもいいけれど、地味に夷さんが人工呼吸をしていましたね……ふふふ……
しかし毎回作者の文章の構成に本当に満足してしまう。
最後の一文まで、綺麗。
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マメの隠された過去を利用して暗躍する青目.翻弄されるかに見えるいろいろな事件も強い信頼の中で,さらに新しい信頼を築いていく.伊織がその優しさと厳しさで青目の闇を払えるといいのだけれど.
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マメにこんな辛い過去と秘密があったとは・・・。そんなマメにつけこむ青目だけど、彼の黒さは、もうどうしょうもないのかなぁ。洗足を守るための暴力でもあった青目と自分を守るためにトウという存在を生み出したマメ、一人は暴走し続け、一人は救われて。同じように妖琦庵にやってきた二人なのにな・・・。対比的に書かれているからこそ、青目もどうにかならないのかと思ってしまう。トウのように・・・。洗足と青目の関係が明らかになってくるにつれ、いずれ来るだろう彼らの決着がどうなるのかも気になる。
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いつもニコニコ笑顔のマメの悲惨な過去
生まれてしまった2つ目の人格
トウはマメしか愛されていないと思っていたけれど伊織さんはちゃんとトウも愛していたんだね
話の間の真っ黒のページが少しずつ明るくなっていくのがまたなんとも言えない
青目さんもなんだか思惑がぐちゃぐちゃになっていて伊織さんをどうしたいのか分からなくなっているのが切ない
小説を読む前に読んでしまったショートコミックの意味がやっとわかった
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秘されてきたマメの過去と、アウトロー”だった”甲藤くんだから取れるアプローチ。
そして加害者が被害者になる恐怖と絶望
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登場人物ほとんどはワケアリなのだが、単純に子供(じゃないけど)だと思っていた彼が…。
実は、っていうあたりは、定番といえば定番だし、そのあともステレオだといえばステレオなのだけど、なんなんだろうな。ワケアリが、肩よせあってひっそりとがんばっていたのに、それを土足で踏み荒らすというか、用意周到に大雨で地盤を緩めておいてそれから重機もってきてぐちゃぐちゃにした、感じに怒った。
あら、すっかり妖琦庵サイドに入れあげているわね、と我ながらびっくり。
だからこそ、満を持してのマメくんの話だったか…。
やられた。
妖人の話は、ようするに<差別>と<区別>の問題になっていくのだろうな。
そもそも、他者を自分は違う。
それだけでいいのにね。そこに自分が入るカテゴリーを作り、他者を入れるカテゴリーを作るから、面倒になる。
秩序は必要だけど、並べなければならないそれは、本当の意味では間違っているのだろう。
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英国式アフタヌーンティーで華やかに始まり、今回は外の事件ではなくマメの生い立ちや秘密が語られる。伏線はなかったように思うから些か唐突にも感じられたけれど、暴力的なトウの孤独や寂しさへの強がりが切なくて終盤は胸を打った。マメに対しては勿論、幼少期の青目とのやり取りでも、母性的が過ぎる伊織に切なくなる。
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2019/10/28
まめくんの秘密が明らかに。
ウロさん。
ここぞの時に撃てる男、ウロさん。
かっこいい。
覚悟があるんやな。
どこからか情報も持ってくるし。
今回ウロさんの株が上がりまくった。もっと出して。
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第5作目
どんどん、この世界観に惹き込まれていく
やはり、伊織のキャラがポイントでしょうね
面白いです!
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封じられたはずの人格が今再び。
大切な者が自分と同じ場所まで堕ちる為に、ここまで残酷なシナリオを用意出来る者など彼以外に探してもいないだろうな。
手のひらの上で踊らせるだけで、自ら心を壊していく様子を見るだなんて悪趣味どころじゃないな。
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シリーズ五作目。今回はマメの話。
いつもと違うマメの様子に、気が付き始める洗足たち。そんな中、マメがいなくなり……。マメの暗い過去が明かされる。
やはり、人は辛い目に遭うと、純粋無垢なままではいられないのか。苦しみから逃れるために、そして自分自身の心を守るために。
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今回はマメの過去のお話。
何故二人があんなにマメに優しいのか。
マメはどうして純真無垢なままなのか。
イロイロ分かるお話。