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★心に響いた言葉
教えすぎないことは、誰かに教えるときに1番大事なこと
自分で始めた集まりは、参加している集まりよりはリターンが圧倒的に多い
人脈は点から線、面、立体へと広がる
名刺をもらったらすぐに見るのではなく、まず相手の表情や物腰、持ち物を観察する
形式的な手紙で人間の浅さが露呈する
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●No.28
〜誰も知らない情報、新しい価値観を提供する人こそが現代の人脈であり、富をもたらす源泉となる! 「知人の束」を「人脈」に変えるポイントは「信頼」。確かな信用が人を呼び、人が情報と金を呼ぶ仕組みのつくり方を伝授する。
★「編集会議」2009.01月号 特集2.「『フツウ』の自分でもできる人脈の作り方 p.71で紹介
p.9『金になる人脈』Goodの人×6
1.初対面を大事にする人はGood
2.書籍やネットにおいてもよい話をする人はGood
3.人の噂話をしない人はGood
4.派閥に取り込まれない人はGood
5.笑顔の人はGood
6.BCCやCCでなく一人ひとりにメールを送る人はGood
『金になる人脈』NGの人×7
1.自分勝手さが見え透いている人はNG
2.気が利かない人はNG
3.インサイダーに引き込もうとする人はNG
4.妬む人はNG
5.場をわきまえない人はNG
6.身だしなみに気を使わない人はNG
7.金の話ばかりの人はNG
【奥付手前ページ】:著者 柴田 英寿主催の会×4
1.ビジネスIPR:(2000〜)知的財産権に関する研究会。知財ゲーム、韓国知財人との交流を展開中
http://www.business-ipr.net/
2.MBA友の会:(1997〜)日本最大のMBAネットワーク
http://www5a.biglobe.ne.jp/~mtomo/
3.赤坂ブレックファーストクラブ:(2001〜)毎週水曜の朝に開催される誰でも参加できる朝食会
http://www.breakfast-club-global.org/
4.アントレプレナーシップ論オープンスクール:(2006〜)理系大学院生向けの、技術を元に事業を立ち上げる為の公開講座
http://blog.openschooljapan.org/
【著者 柴田 英寿の他のHP】http://www.mediafrontier.com/
【他の著書】2008時点◎「オフ・バランス経営革命」◎「オフィスからパソコンがなくなる日」◎「「お先に失礼!」する技術」
◎「「いつもの朝」を変える技術」
★「金になる人脈」
p.51 「リベラル・アーツ」(一般教養)の重要性:
〜リーダーは競合し対立する様々な価値の重さを絶えずはかり、均衡をとる仕事をしなければならない。
文学、宗教、心理学、社会学、演劇等を学ぶ事おと押して、人々の希望、憧れ、恐怖、ジレンマ等を理解し、
初めて将来のリーダーたちはその任務を立派に果たす事ができる。
[「百冊の書を読むより、一人の人間に会いなさい」]〜慶応義塾大学塾長:小泉信三氏の言葉
p.67〜68 [仕事に合理的な意思決定など無い]
・合理的に話を進めるより、知っているもの同士で余計な費用を書けず、早く気分よく決めたい、
というのが現実の商売での決まり方。
・人脈のある側にだけ競合の価格や価値の情報を伝えるのは不公平な様にも思えるが、
そうしなければ買う側も売る側も無駄な競争をすることになる。
→周りからは「癒着」に見える。→反感を買い、関係を続ける事が難しくなるので『癒着』になら���い程度の付き合いが
現実の商売では求められる。
p.100〜 [人脈論の誕生と経緯]
p.100 1.1979以前:「現在こういう人脈がある」と紹介した人脈論の書↓
◎「ビジネス人脈の研究」(日本能率協会) ◎「ビジネス人脈のつくり方」(塩沢 茂/産業能率大学出版部)
◎「ミドル交際作戦 信用と人脈をつくる」(夏目通利/学習研究社)
p.102 2.1980〜 :【第一次人脈ブーム】:「こうすれば人脈が出来る」という自己啓発系人脈論。
下村 澄氏の著作(20冊超)など。
〜経済の成長とFAXの普及で会社以外の人脈を広げる関心が高まった。
3.1990〜 :【第二次人脈ブーム】:リストラの嵐により会社以外の人生を模索
4.2000〜 :【第三次人脈ブーム】:インターネットの爆発的普及
5.2010〜 :【第四次人脈ブーム】:(予想)付き合う人脈を選ぶ事、そしてその手段としての出会った人の見抜き方に注目した
人脈の捕らえ方が広まるのでは?
p.110 [「スモールワールド理論」〜「私に近い6人の他人」→以下「?」]
「?」-1 〜ハンガリーのカリンティ・フリジェシュという国民的作家が1929年の「鎖」という小説の中で、
【「人は6人を介すれば、世界中の誰とでもつながる」】という考えを述べた。(「鎖」:国会図書館所蔵検索で見つからず)
「?」-2 〜1960年代末にスタンレー・ミルグラムという教授が「本当に6人か?」を300人で実験し証明
「?」-3 〜ジョン・グエアという劇作家が無産電信の発明者グリエルモ・マルコーニの言とされる
「世界に6つのラジオ放送局があれば世界中の人が同じ放送を聞ける」という試算(史実は不明)にひらめきを得て戯曲を
書き、
◎『私に近い6人の他人』(原題:Six Digrees of Separation)』というタイトルをつけた。
「?」-4 〜人とのつながりを「Degree(次)」という概念で捉える考え方はSNSの走りとなった『グリー(GREE)』の名前の由来とも
なっている。
「?」-5 〜コロンビア大学が形を変えて「?」の実験を継承。
「スモールワールド」のサイト(2009.04現在参加出来ず)http://smallworld.columbia.edu/watts.html
コロンビア大学のダンカン・ワッツ教授は160ヶ国、5万人で実験を行い、「?」を証明。
「?」-6 〜「?」-3を映画化。タイトル:◎『私に近い6人の他人』
「?」-7 〜p.113 「P2P [ ピア・ツー・ピア Peer to Peer ]」:
(ネットワーク上でコンピュータ同士を接続する際に、個々のコンピュータが対等な関係で接続しあう形態)
〜「ウィニー」などの技術。やはり「?」で世界中のパソコンを探し尽くせる。
p.113 [「コネクター理論」]
「コネクター」:「つなげる人」。能力が有り、顔も広い。「コア」(ハブ)になる人。
p.113 [「弱い絆理論」〜薄いつながりの強さ]
◎「ヒューマン2.0」p.97の『ネットワーク』(友達ほどではないがたまに顔を合わせる同・異業種の仕事関係の「ある程度「疎」で 交際範囲の違う人)〜外の世界の情報が入ってくる人間関係。頻繁に会う人とは
交際範囲が重なりすぎ、共有する情報も同じになってしまう。
p.121 [bee(働き蜂)]〜コアやハブとしてのコネクターではなく、自分の機能は弱いが良い人(自分より魅力のある人)を紹介したため、 自分の印象が弱くなり、消えていくという役割を持っているという人脈構造上の存在。
(働き蜂は女王蜂に奉仕し、自分自身は子孫を残さず消えていく事から著者が命名)
p.122〜123 【「小才は縁に会って縁に気付かず、中才は縁に気付いて縁を生かせず、大才は袖摺り合う縁をも生かす」】
〜「柳生家の『人との縁』について触れた家訓」:ただし、この家訓は作家の吉川栄治氏が創作したものと言われる。
p.123 [引用理論]〜誰が中心にいるのか(グーグルのリンク数によるランク付け等)
1.「エルデシュ数」:ポール・エルデシュ(1913から1996):数学者
〜世界各地を数学者を求めて旅をした人生を送り、スーツケース1つを引きずって突然やって来るエルデシュにドアを ノックされる事が数学者の何物にも代えがたい名誉だったという逸話から。
(例:「エルデシュ数1」:直接エルデシュと共著や共同論文のある人
「エルデシュ数2」:「エルデシュ数1」の人と共著や共同論文のある人
p.125
2.「ベーコン数」:ケビン・ベーコンとの共演者の関係を指数化。ハリウッド俳優人脈版。娯楽数学?
ヴァージニア大学のHPに詳しく紹介。http://www.cs.virginia.edu/oracle
3.「たけし数」:ビートたけしとの共演数
4.「笠原数」:mixi創業者 笠原建治氏とのmixi上の
p.127〜128 [「クラスター理論」]:「クラスター」:「集団・群れ・房」。ここでの「クラスター」は「創造性を発揮する集団」。
〜*ある地域に特定の産業が集中して発展する事について言及。(産業クラスター・地域クラスター)
ある産業が発展するには、必要な知識や技術を持っている人が行き来できる範囲(車や電車で1時間以内位)に
集まっていると便利。(例:シリコンバレー、ハリウッド、日本では大田区(町工場)、東大阪市(金型))
*マイケル・ポーター教授(ハーバード大学:経営学)が提唱。
「ある地域の経済発展を考える時、沢山の産業を誘致するよりも、特定の関連する産業を集中して誘致した方が効率が良い」
p.131〜132 [人脈理論のまとめ]×6
1.世界は小さい(会いたい人には会える)「?」:「私に近い6人の他人」
2.人脈には中心になる人がいる:「コネクター」
3.自分から遠くにいる人にも働きがある(遠い世界の情報をもたらす)p.120「弱い絆理論」◎「ヒューマン2.0」p.97の「ネットワーク」)
4.中心になれな���人にも働きがある(p.121 bee:働き蜂〜良い人を紹介してくれる)
5.中心を知る方法がある(メーリングリスト・リンク等で「多く『呼びかけられている』人」)
6.顔を合わせる機会は大事(反面、ネットで代用できる事も多い)
p.134〜136 [身だしなみ〜信用を生む最強の信号]
p.150 [メーリングリスト〜・1日分のメールを1つのメールにまとめて1日1回配信してくれる設定を利用すると便利]
・翌年の同じようなイベント(メンバーがほぼ同じ事が多い)にも使えるので、メーリングリストのタイトルに
「○○2009」など、年を入れると良い。
p.171 [「思いを言葉に、言葉を形に」]〜ナレッジマネジメントで有名な野中郁次郎教授(知識経営論の生みの親)の言葉。
p.174〜175 [教える事が出来る人は人脈価値が高い]
著者主催の会4.アントレプレナーシップ論オープンスクール:(2006〜)理系大学院生向けの、技術を元に事業を立ち上げる 為の公開講座 http://blog.openschooljapan.org/ でのノウハウ
【講座に呼んではいけない人の基準】×3
1.肩書きは凄いが人間的な基本が出来ていない人
(悪い意味で「プライドのかたまり」/主催者に相談せずに、自分が講師にしたいと思う人を連れて来てしまう/
アンダーグラウンドな人を連れて来る)
2.教えすぎる〜相手の自主的に学ぼうという気持ちを起こさせない
3.自分の寂しさを紛らわしたい
p.185〜187 [人脈組織は簡素に運営し続ける仕組みを作る事が秘訣]
〜同窓会の運営は人脈組織運営の勉強の良い機会だが、一流大学などの一部の例外を除き、お金(→運営費)を集めにくい。
→コスト(固定費)や手間が掛からず長続きする方法を(無料のHP,メーリングリスト等のサービスの利用を)
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|第1章 金になる人脈の基本
| (なぜ人脈が必要なのか?
| 自分に合うスタイルを探す ほか)
|第2章 人脈で稼ぐ人の組織学
| (陰口と嫉妬が充満する組織の人間関係
| 仕事に合理的な意思決定などない ほか)
|第3章 他人との距離を知る人脈の理論
| (歴史的に見た人脈の定義 1970年代に生まれた人脈論 ほか)
|第4章 金をつくる人脈ツール
| (表情 身だしなみ ほか)
タイトルをみて、うぇーと思いました(笑)
異業種懇親会でギラギラしている人みたいじゃないですか(^^;
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ノウハウやハウツーの紹介が多い人脈本の中で、歴史や社会実験にも詳しく踏み込んでいる点が評価できる。
著者の経験が多く書かれているのですが、肝心な内容は言わないのが少し物足りなさを感じる。
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[ 内容 ]
かつて財界や政界における強固で閉鎖的な金と人のつながりを人脈と呼んだ。
だが、ウェブ化、グローバル化により人、モノ、金の動きが激変。
その意味は大きく変わった。
誰も知らない情報、新しい価値観を提供する人こそが現代の人脈であり、地位や肩書きのないあなたにも富をもたらす源泉となるのだ。
単なる「知人の束」を「人脈」に変えるポイントは「信頼」。
確かな信用が人を呼び、人が情報と金を呼ぶ仕組みのつくり方を伝授する。
[ 目次 ]
第1章 金になる人脈の基本(なぜ人脈が必要なのか? 自分に合うスタイルを探す ほか)
第2章 人脈で稼ぐ人の組織学(陰口と嫉妬が充満する組織の人間関係 仕事に合理的な意思決定などない ほか)
第3章 他人との距離を知る人脈の理論(歴史的に見た人脈の定義 1970年代に生まれた人脈論 ほか)
第4章 金をつくる人脈ツール(表情 身だしなみ ほか)
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共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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柴田英寿さんとは『「お先に失礼!」する技術』という著書で出逢った。私より9歳も若いのに、なんて凄い人だろうと思った。柴田さんは、ホットな速球投手ではなく、経験に裏付けられたクールな技巧派だと思う。しかし、そのテクニックは、決して合理的な計算だけに支えられているものではなく、むしろ人へ愛情から生まれたもののような気がする。
この本のタイトルは「金のなる人脈」などと『「お先に失礼!」する技術』を知らなければ(よっぽど欲深い人でもないかぎり)、手に取るもの嫌になってしまうようなものだが、柴田さんを知っている私は、迷わずレジに向かった。予想通り内容は期待を裏切らないもので、爽やかであるが、コクがあった。
間口は狭くないが、柴田さんの仰りたいことを本当に堪能できるのは(生意気な言い方で申し訳ないが)仕事にも、読書にも、それなりに問題意識を持っている、違いが分かる男(上級者向け)だけだと思う。
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人脈作りのノウハウというよりは付き合うと得になる人とその見分け方的な本。メールの書き方、初対面での印象で人を見抜くなど、若干著者の好き嫌いを押し付けられている感が。とりあえず、清潔感があり、当たり障りなく振舞って良い人と認知されると得らしい…
著作中の「自分の仕事をきっちりこなしてから人脈作りしないと逆に繋がりをなくす」、「人脈の中心となるコネクターがいてその人は総じて仕事ができる」という記述には思い当たるところはあるなぁ。
最初の方の断定的な言い方に違和感を覚えたせいか素直に入ってこなかった…
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つきあいを絞る。
人間関係を1つでも確実に築いていく
自分が仕事をする能力を高める
リベラルアーツの重要性
自分中心に考えてしまう人には注意、人間関係を崩すから。
1回で終わらせてしまうのは人脈ではない。
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随分と扇情的なタイトルではあるが、内容としては技術論で述べられ至極真っ当な一冊。
つまるところ、日々の自分の振る舞いや行いがより良い関係の人々を呼び、それが仕事やその他の収入へ繋がる。類は友を呼ぶ。
言うは易しだが、中々常に意識して継続するのは難しい。
改めて自分の日々の在り方を鑑みるのに良い内容でした。
人脈という言葉が使われ出したのはそんなに昔ではなかったんですね。70年代に、人とのつながりを「人脈」と呼び出したのは日本人だそうです。