紙の本
魚料理がおいしそう
2017/10/19 21:07
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
導入がベタな気がしましたが、きらきらした海の青色と祖父が作る魚料理とても魅力的でした。東京へ帰っていくエミリは別人のようだった。
紙の本
都合いいね
2024/04/16 11:44
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひと夏だけ、じいちゃんのところに泊まって、家賃も食費も払わないけど
好みの男性のお店でお茶したり食事したりする。
知り合って間もない人の紹介で、会ったこともない人のお店を手伝うことにして。
じいちゃんも、1ヶ月くらい?食堂で働いて、
目当てのお金が溜まったら、ハイさよなら。
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料理の本・・・じゃなくって(笑)、最近の森沢さんの本の中では、一番宗教観が感じられるような気のする本でした。ちょうど山岳宗教に関する本を読んでいるせいもありますが、一つ一つのフレーズに、宗教的な感覚を持ちながら読むという、変わった感じのするひと時でした。といっても、かたっ苦しい本ではないので、気軽に読んでくださいね>みなさん。
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今日は風邪でお休み。
読みかけの「凍りのくじら」は重苦しいので、もっと軽く明るいのが良いなとこのKINDLE版を購入。
漁港で一人で暮らす祖父のところに逃げ込んだ都会で裏切られた娘の一夏の物語。
予想通り一気読みできる希望の物語。
そこかしこで引用される祖父の友人の作家のエッセイや、祖父の言葉が心地よく、その手料理もとても美味しそうです。
映像化に向いた作品ですね
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森沢明夫さんの新刊「エミリの小さな包丁」、2016.4発行です。読後心地よい余韻にひたれる作品です。都会生活で傷心のエミリ(25歳)がローカルな海辺の町に住んでるおじいちゃん(80歳)の大三の家で過ごす2ヶ月の物語です。毎朝玄関先をきれいに掃除する。心静かに墨を擦る。そして毎日こつこつ包丁を研ぐ。単調な動作を繰り返すことによって、ひとの心は段々と澄んでいくのでしょうか~。それにしても、おじいちゃんの繰り出す料理・・・、カサゴのお造り、あじのなめろう、サバの炊かず飯、黒鯛のごまだれ茶漬けetc、見事でしたw
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信じていた恋人に騙され、職業もお金も、居場所さえも失った25歳のエミリ。藁にもすがる思いで10年以上連絡を取っていなかった祖父の家へ転がり込む。心に傷を負ったエミリは、人からの親切を素直に受け入れられない。しかし、淡々と包丁を研ぎ、食事を仕度する祖父の姿を見ているうちに、小さな変化が起こり始める。食に対する姿勢、人との付き合い、もののとらえ方や考え方…。周囲の人たち、そして疎遠だった親との関係を一歩踏み出そうと思い始める―。「毎日をきちんと生きる」ことは、人生を大切に歩むこと。人間の限りない温かさと心の再生を描いた、癒やしの物語。
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傷心のエミリは、嫌っている母の父親で、千葉の漁師町・龍浦で、銅の風鈴を作りながらひとりで暮らしている祖父・大三の元に転がり込んだ。なにも訊かずにエミリを受け入れてくれた祖父は、自ら釣った魚やご近所さんからもらった野菜などで、毎日おいしいご飯を作ってくれる。出てくるお惣菜が、どれもこれもおいしそうで、下ごしらえの丁寧さや、素材を無駄にしないで、無駄なく使いまわす大三さんの姿勢が素敵すぎてしびれる。大三さんを通して龍浦で知り合った人たちの思いやりやあたたかさに触れ、しっかりと包丁を研ぎ、丁寧に料理をしておいしくいただく。そんな日々がエミリを少しずつ変えていく。男出入りが激しいと毛嫌いしていた母の実情は、読者にはわかったがエミリはまだ知らない。でも、大三さんが言うように、遠くない日にきっと知ることになるのだろうと思わせるラストで、希望が見えるのがいい。登場人物たちみんなのこれからをずっと見守っていたい心地にさせられる一冊である。
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幸せになることより、満足することの方が大事
丁寧に 心をきれいにして、自分の存在価値と 人生価値は、他人に判断させない。
心あたたまる物語
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図書館で借りたもの。
とある事情から、海辺で暮らす祖父・大三の元に転がり込んだ孫娘のエミリ。
釣りをしたり、丁寧にごはんを作ったり、コロの散歩をしたり。
メインとも言える料理の描写がおいしそうでおいしそうで、読むたびにお腹がすいてくる。
魚はあまり自分では調理しないからなおさら。
エミリが東京に戻るシーンは泣けた。
森沢明夫さんの本は初めて読んだけど、好きな作家さんの一人になった!他の著作も読んでみたい!(特に「ミーコの宝箱」と「ヒカルの卵」)
もし実写化するなら、エミリは木村文乃ちゃんだな~と思いながら読んでました。
文乃ちゃんも料理上手だし。
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後味のいい一冊でした
「虹の岬の喫茶店」
「夏美のホタル」
も好きだ
このおじいさん、いいなあ
こんなにもまっすぐ生きられるのか
すごい
読み終わって表紙をながめるとよけい愛しいです
≪ 軒下の その音響いて 心 凜 ≫
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心が浄化されるような物語。「凛。」。おじいちゃんの作った風鈴が鳴って、エミリとおじいちゃんの夏が始まる。エミリにおじいちゃんから渡された小さな包丁。これは言葉の少ないおじいちゃんからエミリへの最大限の愛情の表現だった。肩を並べて料理を作る二人。魚釣りをする二人。犬の散歩をする二人。どんどん近くなる二人の心。おじいちゃんは何も強要しない。ただ、ふとエミリを諭してくれる言葉をぽつりと言うだけだ。永遠に続いて欲しいような柔らかい二人の毎日。新しい挑戦を始めたエミリに「凛。」という風鈴の音は聞こえているだろう
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おじいちゃんちの近くにも海がありました。
残念ながら、毎日釣りをして料理する…というわけにはいかなかったけど。
今だったらもっと違った思いで行けたかな?
登場する料理が美味しそうで、新鮮な魚を食べたくなりました。
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久しぶりにこういう本を選んだ。図書館でジャケ借り。
私には合わなかった。
お料理や海の町の描写は素敵だったけど、
読んだあとに何も自分のなかに新しさが感じられなかった。
映画にしやすそうな世界観だなあ。
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「海のおじいちゃん」のところに
身を寄せることになった孫娘。
おじいちゃんの家で、
エミリは自分の生まれる前、
幼い頃のこと、
大嫌いな母親のことをゆっくり知る。
作中に出てくる
「やさしさに包まれたなら」の歌詞が
作品によく合っていて泣かされた。
母親ももっとわかる方法で
愛を伝えればよかったのにね、
と思ったけど、
エミリが愛されてることを知れて
ほんと嬉しかった。
森沢さん、やっぱり優しいです。
心がとげとげしたときに読みたいなぁ。
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夢、記憶喪失になること。なんかわかる。自分の存在価値と人生の価値を他人に判断させちゃだめだだよ。世界は変えられなくても気分は変えられる。神様は自分自身のこと。こころほっこりするいい物語。泣かせるね。
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祖父が住み龍浦に逃げてきたエミリがもう一度歩き出すまでのひと夏の物語。「自分の存在価値と自分の人生の価値は他人に判断させちゃだめ、判断は自分で下して他人の意見は参考程度」と八十年積み重ねてきた「経験」と言う武器を持ったおじいちゃんに教えられ、そこそこ気分よく生きるコツをつかむ。たくさんの思いがつまった包丁にレシピという武器を持ってエミリは旅立っていく。見送る祖父に「毎日ごちそうさまでした!」と叫んだところは泣きそうになった。風鈴の凜、凜、って音と孫との写真を眺めながら食事するおじいちゃんを思うとせつなくなる。