投稿元:
レビューを見る
アリストテレスにソクラテス、釈迦に孔子に荀子。
アウグスティヌスにホッブズ、ルソーにカント。
アダムスミスにニーチェに森鴎外。
ソシュールにガンディー、カミュまで。
名前を聞いたことある哲学者から経済学者、作家まで、
彼らの思想を学びつつ、現代でも議論される哲学的な問いを考えられる1冊。
かなり、面白かった…!
哲学って馴染みがないとか小難しいと思いがちだと思うんだ。でも「人はなぜ生きるのか」とか、「殺人はなぜいけないのか」とか「死後の世界はあるのか」とか、誰もがお年頃に一度は真剣に思い悩む命題って、だいたいは歴代の哲学者たちがすでに研究してるものなのよね。
若者や人生に行き詰まった人こそ哲学を学ぶべき。
この本が面白いのは時代も国もバラバラの思想家たちをひとつのテーマに沿ってディスカッションさせること。
バトルさせることでそれぞれの考え方の傾向や違いが明確に出てわかりやすいし、面白い。
実存主義とか構造主義とか功利主義とかの思想用語も本著を読んでようやく噛み砕けた気がする。
てなわけで世界史のお勉強にもなるぞ。笑
個人的に読みながら笑ったのは「神は死んだ」を力いっぱい連呼するニーチェと、ひたすら世の中の不条理さを持ち出すカミュ。笑
投稿元:
レビューを見る
学生時代、倫理(現社だっけな?)の授業が嫌いで、「神の見えざる手、とかイミフすぎ!」と泣いていた私が、ン十年の時を経て、「そういう事か!」となんとなく理解できた本。
哲学にまつわる「人物」が、とても分かりやすかったです。
投稿元:
レビューを見る
哲学の知識がほぼゼロの自分でも大変楽しめる一冊でした!
特にベンサムさんとJSミルさんのやりとりが楽しかったです。
この本ちゃんと読んだら推し哲学者が出来る、!表記がいかついからハードル高いけど、中身は論理的だったり高度な思考が詰まっていてとても面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
過去の哲学者がいくつかのテーマごとに「この哲学者ならこう主張するだろう」と論戦する形式の本でした。
哲学は初心者中の初心者なのですが、この哲学者が気になる、この思想についてもっと知りたいと思える、入門書選びのための入門書みたいな感覚で読めました。