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ちょっと強烈な内容の部分もある本、という感じが私にはある。一般人にはなかなか知りえない内容、見られない写真が、盛り込まれている。死刑執行されてから、実際に息絶えるまでの事が書いてあるのだが、自分が今まで聞いていた状態とは違っていて、ちょっとショックだった。
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高校の時の現社の先生が盛んに冤罪事件、
死刑制度について授業で取り上げ、熱弁していたことを思い出し、
思わず懐かしさもありAmazonで購入。
ついでに『袴田事件』『免田事件』についての文庫本も買いました。
これも同じく授業でしつこいぐらいに聞いた事件。
こっちは未読です。
内容は…
当時の授業で教わったことそのままが書いてあった。
なので初めて知った、というものはあまりなく、
ちょっと物足りなかったかな。
先生はたぶんこの本を元に授業してたんだろうなぁ、
なんてやや授業の種もばれてしまった感じ。
当時無知だった私は、
何も知らず先生の授業に食いついていました。
私だけではない、クラスの多くの生徒がそうでした。
何も知らない15,16歳の子ども相手に、
ある意味一歩間違えれば恐ろしい授業だったのでは、とも思う。
今も先生はこういう授業してるんでしょうか。
死刑制度については、
私の意見はわりと著者の人と近いと思う。
これもたぶん先生の授業の影響が大きいでしょう。
あんまりレビューになってないけど。
死刑制度についてはいろいろと考えさせられます。
やっぱり人が人の命を裁くのはどんなことであれ、
よろしくないんじゃないかな、と思う一方で、
でもそれだけのことを容疑者はしてきたんだ、
人を殺すということはそれだけ重いことなんだ、
と戒めるべきなのか、とも思う。
難しいです。
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日本の死刑制度について簡潔に教へてくれます。
普通なら一般人が見聞できないことでありますので、これは必見であります。
四部構成で、第一章が「ニッポンの死刑」と題されてゐます。本書全体の概要なのですが、なぜ「日本」ではなく「ニッポン」なのか。
私の見るところ、カタカナで「ニッポン」と書く場合、その対象を揶揄したりおちよくつたりする時が考へられます。著者としては、先進国の中で、未だに死刑制度を継続してゐる日本といふ国をちよつと突き放した感じで見てゐるのではないでせうか。
第二章は「「被告」が「死刑囚」になるとき」。死刑判決が地方によつて偏りがあつたり、その時の世論のに流されたり、まあ恣意的であると言つてゐます。
第三章「獄中の日々」では、まさに関係者以外は知り得ない死刑囚の生活ぶりがルポされてゐます。
第四章ではいよいよ「死刑執行」で、執行までの手続きや執行そのものの解説、死体の後始末(!)となかなか辛い内容です。いかに極悪犯人でも、死刑はやはり殺人に変りはないので、執行人とはやるせない仕事であることだなあ。ちなみに「絞首刑」とよく言はれますが、正確には「縊死」ださうです。即ち首吊り自殺の手伝いをすると申せませうか。
ここまでの書きつぷりで分かるやうに、著者は死刑廃止論者ですね。いかなる立場であれ、事実を元に語るならばそれは参考になり教へられるものです。その意味では本書は「読んだ方が良い本」だと思ひます。
気になるのは、制度が形骸化してゐる部分と制度自体に不備がある部分の指摘が「なひ交ぜ」になつてしまひ、更に「先進国では数少ない」とか「冤罪の可能性」の話とかが出てきて、本質からずれた論議にならないか、といふ点であります。(それはそれで大事な要素ですが)。
ま、読む人にとつては余計なお世話ですかな。
http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-190.html
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書いた人は、死刑否定派さんです。
ので、なかなか詳しく調べられていて……こう書くとなんか悪いみたいですけど……面白い…うーん、興味深い、かな。
どんな手順で、次はこいつだ、と決められたりするのか、とか。
執行される可能性が高いのはこういう日時、だとか。
なるほどなあ。
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高校の時の現社の先生が盛んに冤罪事件、
死刑制度について授業で取り上げ、熱弁していたことを思い出し、
思わず懐かしさもありAmazonで購入。
ついでに『袴田事件』『免田事件』についての文庫本も買いました。
これも同じく授業でしつこいぐらいに聞いた事件。
こっちは未読です。
内容は…
当時の授業で教わったことそのままが書いてあった。
なので初めて知った、というものはあまりなく、
ちょっと物足りなかったかな。
先生はたぶんこの本を元に授業してたんだろうなぁ、
なんてやや授業の種もばれてしまった感じ。
当時無知だった私は、
何も知らず先生の授業に食いついていました。
私だけではない、クラスの多くの生徒がそうでした。
何も知らない15,16歳の子ども相手に、
ある意味一歩間違えれば恐ろしい授業だったのでは、とも思う。
今も先生はこういう授業してるんでしょうか。
死刑制度については、
私の意見はわりと著者の人と近いと思う。
これもたぶん先生の授業の影響が大きいでしょう。
あんまりレビューになってないけど。
死刑制度についてはいろいろと考えさせられます。
やっぱり人が人の命を裁くのはどんなことであれ、
よろしくないんじゃないかな、と思う一方で、
でもそれだけのことを容疑者はしてきたんだ、
人を殺すということはそれだけ重いことなんだ、
と戒めるべきなのか、とも思う。
難しいです。
20071026
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一方的な死刑廃止論。
結論ありきで論理が重視されない。
ステレオタイプの政府官僚批判。
加害者側に偏った狭小的な視点。
憶測を平気で書く。
タイトルから中立的な内容を想像したのだが、違ったので残念。