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夏目漱石の「こころ」に出てきますよね。
それで乃木希典という人を知り、気になっていたので読んでみました。
自己演出の人なのですね。
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乃木希典の割腹自殺が
‘先生’が自殺に踏み切るきっかけとなっている。
一種のカリスマ性が
乃木には備わっていたのだと改めて思う。
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乃木さんについては愚将というより、自分の美意識にがんじがらめになって動きが取れなくなった人、といった解釈で描かれている。その「美しさ」が人気のもとなのだろうけれど、ずいぶんとはた迷惑でもあるのもわかる。
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これを読んで、乃木希典は形の美しさにこだわって賞賛されたけれど、軍人としては無能だったという「形だけの人」のイメージを持ったけど、実際はどうなんだろう。もっとドラマチックに書かれているのかと思ったら、すごい淡々としてた。
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<印象に残った点>
・歴史の出来事は、当時の価値基準で照らし合わせて考証すべきである。歴史の出来事を当時の価値ではなく、現代の価値基準によってはかることは、短慮としか言いようがない。
・陽明学とは→目的(本質)はその行動そのものにあり、目的達成の如何及び結果は問わない。行動のみが求められる。
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6/27:これは非常に悲しい話です。実力が伴っていないのに、時勢と血筋で祭り上げられ、御輿としてかつがれた乃木さん。もっとひっそりと暮らしたかっただろうに...
西南戦争の時から如何にして自分のポリシーに合った死に様に出会うかということばかりを考えていたのでしょう。寵愛されていた明治天皇と共に殉死するという事は明治天皇への想い、というより、自分にふさわしい場面だった、ということに他ならないと思う。
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6/24:乃木さんの話って事で読んでみる。小説という形式ではなく、司馬さんの考える乃木さん感のような感じです。前回この形式の「空海の風景」で挫折しただけに、すこし不安です...
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坂の上の雲を読んで、読んだ本。
乃木はある意味「ラストサムライ」だったんでしょう。
…でも兵隊さんとしてはちょっと困っちゃうなー(笑)
映画の二百三高地と合わせてみると、ますます胸に迫るものがありました。
…私は個人的に奥様がどう感じていらっしゃったのか知りたくもあり…(笑)
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土方や龍馬や秋山兄弟と明らかに扱いちがうよね、もうちょっと主人公に愛情注いであげていいと思いますよ?
乃木が愚将だったとか伊知地が使えなかったかとかは置いといて、私は乃木さんすきです。
はた迷惑過ぎるまでのストイックさは真似出来るものじゃない。不器用な生き方って美しいと思います。
児玉に静子夫人に、あとここに含めていいのか微妙ですが明治天皇と、なんだかんだでで乃木さん周りの人に恵まれてますね。
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司馬遼太郎さんの本を読むのはこれが初めて。
この文庫版では、最後のページに文中で紹介されている写真が掲載されていますが、内容をしっかり読んだ上でこの写真を見ると色々と考えさせられるものがありますね。
重たい内容ではありますが、読んで良かったと思える作品でした。
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軍人としては無能な、しかし詩の才能がある乃木希典。それは旅順要塞攻略に六万人の犠牲を出したこと、最終的に児玉源太郎の登場で奪取できたニ○三高地を爾霊山と表現したことに表れている。
一方で軍服を着たまま寝るという軍人として異常なストイックな面を見せる。その異常さは明治帝の崩御に対して殉死するという形で沸点へと導く。その際の理由は米国の陸軍士官学校の教科書にも採録されているとも。
「坂の上の雲」と読み比べるといいと思います。
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私的に納得できない部分が多々あったため途中で読むのをやめた。
司馬はこの作品を「思考材料」や「覚えがき」と表現しているが、一次史料からの引用箇所はほぼ見受けられず、創作の部分が目立つ。
評伝なのか小説なのかはっきりしてもらいたい。
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世の中、こんな人物がいてもいいんじゃないかな?
と思った。
ちょっと評価はしずらい。
哲学的分野に近い・・。
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乃木希典を中心に、静子夫人との殉死までを描いたもの。日露戦争の乃木将軍の立ち居振舞いは、坂の上の雲と同じ。戦後に、明治天皇の寵愛を受けてからの話は初めて知った。静子夫人は最後に何を思ったか。無念なのか、それも含めた自分の人生なのか。乃木家の話を六本木のスタバで読んでました。
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日露戦争の司令官を経たのち、明治天皇の崩御に際して妻と共に殉じた乃木希典。
無能と呼ばれた司令官時代、軍旗を守れなかったことに死ぬまで責任を感じ続けた男の生と死を鮮やかに紙上に蘇らせる。
良書。
終盤なんかは三島由紀夫の『憂国』を思い出すね。
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2011/12/9読了。どうも乃木は好きになれない。晩年の西郷と似た感じ。しかし六十有余歳で割腹自殺、しかも介錯なしとは恐れいる。作法通りの十字だったらしいし…凄い。