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デビュー間もない頃の作品の文庫新装版だそうで。一人称が受けなのか、攻めなのか最初分からずモヤ。眼鏡くんが攻め?と思ったら三番手に出てきた喫茶店のマスターが攻めでしたか。
攻めが受けにめちゃめちゃほれてるとか、執着してるとかではないので、結構リアル寄りな人物でした。同級生の頃は意識してたけど、再会するまで思い続けていたというわけでもなかったり、恋人がいたり、そこんとこはドライなかんじ。
でも十分萌えさせていただきました!教師に性的イタズラされたトラウマで接触恐怖症になった受け。ブラック企業から辞めさせるためとはいえ、そのネタで脅迫するか!?と思わないでもないけど攻めも必死だったのだと解釈する。。
最終的には相思相愛ラブラブなので安心してください笑。
人工中絶で不妊となった女の子と幼馴染みのNL系も入ってました。これ、好きな感じだったけど、最後無理やりハッピーエンドにさせなくても良かったかなぁ…。
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97年に発行されたものを加筆修正、松尾マアタセンセのイラストと書き下ろしをつけての新装版です。
初読みだったのですが、ドストライクなテイストのお話で、こういう作品読みたかったんだな…とつくづく思ってしまいました。随分前の作品とは思えないくらい、全然色あせた感じもなく、センセの瑞々しい感性が際立つ良い再会愛でした。
過去のトラウマから潔癖症になっていて、軽いボディタッチにも嫌悪してしまう安西。すべて順風満帆に見える安西だけど、そのせいで仕事を失敗したりしてちょっとネガティブ系。
そんな安西に、過去の問題写真で強引に自分の喫茶店を手伝わせようとする奥村。彼はずっと安西の事を気にかけていて、強引だけどさりげなく自分のそばに呼び寄せ、少しづつ安西の魂を開放させていきます。
奥村が触れられるのもダメな相手とどうやってラブラブになっていくのか、大変気になるところでした。
安西が心の奥に隠していた真実をさらけ出すことができたのは、奥村の愛情があったからこそですね。
気持ちが呪縛から解き放されて、やっと安西は素直に奥村を好きになれたのだなと思いました。
「地球最後の日」は、森と喜多村のものすごく胸にくる話でした。喜多村もまた安西と同じように人に言えない苦悩があります。好きな人の幸せを考えると彼からの好意を受けることはできないと考えてしまうんですよね…
「地球最初の日」は、その森と喜多村の素敵な後日談も交えつつ、二ヶ月間我慢してきたw奥村の深い想いが成就するいい話でした!!よかった…!
…これで完全に喜多村が安西や奥村と切れたのも安心要素でした。
幼なじみの4人がこの先もずっと仲良く過ごす姿が目に浮かぶようでした。
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月村さんの一人称って、珍しいかも。旧作の修正版ですが、思ってたよりすんなり読めました。
一部、萎え要素と聞いてた女性キャラのSSも、覚悟はしていましたが、それほどウザくはなかったです。が、主人公カプよりそっちのエピの方が前に出てた感はあったので、割愛してくれてたら良かったのにーとは思います。その描写を主人公カプに回してたらもっと良かった。
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カバー絵が刺激的だが(笑)、お話は大好きな月村節!?って感じで、読んでいてほっこりした。
松尾マアタさんの挿絵も思ってた以上によかった!
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花丸からの出しなおし。書き下ろしがちょこっと。
旧版読んでたっけ?まったく記憶にない・・・。
かなりのトラウマ持ちの主人公、そのせいでうまくいってない社会人生活。さくっと救い出した攻めの奥村がめっちゃかっこよかった!松尾マアタさんのイラストもさわやかっこいい。BLで女ががつっと絡んでくる話はニガテなのですが・・・。まぁメインの二人には全く相手にされてないし(恋愛的な意味で)よしとする。
★地球最後の日
BLですらなかったよ!
★地球最初の日
かなり時間がたっての書き下ろしなんだね。トラウマを乗り越えたからか、受けがかなりさらっとした正確に変わってた。こんな喜怒哀楽激しい子だったとは。
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性別も性格も全く違うけれど、同じように過去にとらわれてちゃんとした恋愛が出来ない安西と喜多村。2人の不思議な友情が印象的だった。2人とも心から好きな人はいるのに勇気がなく素直になれない。そんなところはもどかしかったけれど、自分が好きになれない2人には、自分のことを好きになってくれる相手と幸せになって欲しい。と願わずにはいられなかった。奥村と一緒にいることで、少しずつ自分の気持ちを口にだせるようになっていく安西は見ていて嬉しくなった。