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本当に久々にときめいた恋愛小説集。
3編全てが素晴らしい。切なく暖かく心に染み渡った。
汚れた心が洗われるような読後感。
一編がたった70ページかそこらなのに、こんなに奥行きのある物語が作れるんですね。最近の小説ってやたら長いだけのものが多くて辟易します。見習って欲しい。というよりも作者の力量がなければ、ここまでシンプルなのに胸を打つ物語はきっと作れないのかも。
中でもオイラのお気に入りは、仲良くなる人々全てが死んでしまうという呪われた男の子の物語。友達になれば死んでしまうことがわかっているから、ずっと孤独に生きてきた大学生が、生まれて初めて女の子に思いを寄せるという、切なさ純度100%のラブストーリー。
…恋愛がしたい。
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好きです、この本。
登場人物はなんら特別でない普通の人なんだけど、なんかあったかくて、それでも少しほろ苦い。
最初の話はちょっとリアリティーがないように感じたけど、最後の話はじーんときました。素敵。
それにしても、今までspeedとかそういう駆け抜ける系ばっかり読んでいたので、こんなのも書けるのか!というのが第一印象。
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中編集。「恋愛小説」と「花」がよかったです。前者はさらっとした言葉遣いが気に入りました。あと、主人公の性格がタイプでした。後者は、いわゆる泣かせる系。作りすぎだろーありきたりだろーと思いながら、普通に泣きました!
読みやすかったし爽やかでよかったです。素敵な恋愛小説でした。というわけで星三つ。
本当に愛する人ができたら、絶対に手を離してはいけない。離した途端に誰よりも遠くに行ってしまうから(本編引用)。
ハンソンの歌詞みたい!
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購入
パッケージデザインとコピーの
「本当に愛する人ができたら、絶対にその人の手を離してはいけない――。」
に動かされて買った。
3篇の恋愛小説。
どれにも、生死のエピソードが含まれる。
永遠の円環、が好きです。
花、はありそうでない話。こんなエピソードに出会えたら一生わすれないと思う。
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レビューはブログにて。
http://tempo.seesaa.net/article/113271302.html
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3回目。
ここまで優しくて温かい恋愛小説はない。
恋は一人じゃ出来ない。
恋は綺麗ごとじゃない。
それをちゃんと書いてる。
そこから生まれる話は、とても素敵だ。
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【けっこう大変だと思うわよ。いつでも手を繋いでるのって】
【本当に愛する人ができたら、絶対にその人の手を離しては駄目だ。】---花
【会いにきて。お願い。手を握ってて】---恋愛小説
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真実の愛を語る中篇集です。最後の作品【 花 】が一番好きです。「外へ出歩くときは私の手を繋いでいて...」本当に愛する人が出来たら、絶対にその人の手を離してはいけない。切なくもあり、でも心温まる物語です。
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―ほんとうに愛するひとができたら、絶対にその手をはなしてはいけない。なぜなら。離した途端にだれよりも遠くにいってしまうから。
愛する人を失ってしまった3人の物語
100歳まで生きたとして、心からいとおしいと思えるような記憶をどれだけもてるだろう?
出会えてよかったと心から思えた本
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最近ハマって読んでいる金城作品。
まず装丁がいいよね〜。
で、中身のほうはというと、最後の話が一番良かったな。
あとの二つはまあまあ・・・
でもゾンビーズシリーズとのつながりもあって、そこは楽しめた。
やっぱり金城作品にはスピード感を求めてしまう。。。
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人の死がテーマの3篇。金城氏のストレートな文章は、これらの死を強いものにしている。
特に「花」の弁護士が印象的で、ラストはカフェで読んでて失敗した。ボロッときた。
映画篇も読まなくては。
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誰かしら死んでいる
悲恋というかなんというか……面白いけどどれも印象に欠ける気がしました。
でも外装が凄く好きな一冊。
よし。次は「映画編」読むぞー
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「永遠の円環」が好き。Kの、機知に富んだ語り口に痺れた。主人公死にそうだし、登場人物が殺したり殺されたりしてるのにどうしてこうも透明感のある清々しいラストを描けるのだろう。自分は金城一紀の小説が好きなんだなと改めて思わされた小説です。
登場人物に「K」という人物がいたことから、やはり夏目漱石の「こころ」の「K」を思い出してしまった。自ら死を選んだ、夏目漱石の高潔な「K」。そして、「死ぬもんか。あしたもあさっても生き延びる」と不敵に笑ってみせる、金城一紀の「K」。この「K」の描写で、金城一紀はこれからも「生」に対して前向きな作品を生み続けてくれるのだろうという予感を感じた。
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高校の最後の現代文の授業で先生が紹介してくれた本です。
すべて好きですが、「花」はやばいくらい泣きました。
すごく透明できれいな話。
金城一紀さんの話をもっと読みたくなりました。
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3っつお話があって、どれも良いんだけど
やっぱり「花」が好きかなぁ。
不器用で、でも、まっすぐな愛。