紙の本
傑作近代建築
2020/10/21 21:23
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代建築の名作が迫力ある写真で紹介されてる。
「大丸心斎橋店」大好きだだったのになぁ。あの特別感、もう経験できないのか・・・残念。
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時間がたって老朽化していくと
文化財指定か、取り壊しか難しいところですよね
部品や材料の調達ができないこともあるだろうし
メンテナンスに相当の労力を要することを考えると
やっぱり消え去ってしまうしかないのでしょうね
幸い保存されている建物も沢山あるはずなので
自分の足で訪ねていけたらいいな、と思います
先日の綿業会館に行く機会があったのは、本当にラッキーでした
その時代の空気感は、訪れてみないとわからないですよね
この本にあるいくつかは、実際行ったことがあるところもあります
復元されているところもあるけれど、やっぱり心が痛みます
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細部まで見逃さない美しい写真集です。レトロ建築への偏愛に溢れています。美しい外観だけでなく、内部も美しく、写真に切り取られた様々な意匠までが美しい。記憶に残っている大丸百貨店や神戸の中山手教会をはじめ、ここにある全ての建物が存在しないと思うと見ていて切なくなりました。
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烏兎の庭 第六部 11.17.21
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto06/diary/d2111.html#1117
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フランスとかに行くと昔の建築が修復されながら大切に使われていることに感動する。
でも戦後の日本の感覚って
それが失われちゃってるのかも
スクラップ&ビルド
古いもの=カッコワルイ
って思ってるんだろか?
便利さに欠けるからか?
でもさ、イマドキのデザインの方が狙いすぎてカッコワルかったりしない?
初めて大阪に来た時に目にした
阪急百貨店の前にあったコンコース跡
心斎橋大丸のゴージャスな内装
孔雀のステンドグラス、エレベーター、天井の細工
ダイビルのモダンな内装
に感動したのを今でも覚えている
この写真集に収められている建物はもうないんだなあと思うと本当に残念でならない。
著者の伊藤隆之さんがこんなステキな写真で残してくれてよかった。
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すでに取り壊された近代建築の写真集。
自分が知っているのはダイビル、大丸心斎橋店、大阪中央郵便局、東京駅くらいだけれど、東京駅以外は取り壊しが決定した時に心が痛んだ記憶がある。特に大丸心斎橋店はあんなに素晴らしいヴォーリズ建築(内装もね!)なのにどうして……って思った。
日本は地震国で、基本木造建築だから、建物の取り壊しに対する躊躇がないのかな……。
あと、権威のない建築物に対してはひどく冷酷な国だと感じている。それがたとえ重文であっても。
現代の建築物で、後世まで残るものって日本においてはほとんどない気もするし、そういった価値のあるものはない気がする。丸の内や新宿の高層ビル群なんて残らないだろうし残っても別に嬉しくもないなぁ。機能性・経済的利潤・コストを追ってばかりで無機質で、全部同じにしか思えないんだもの。まぁ、別に残すの前提で建ててないのでいいのか。
この本の中で素晴らしい采配で再建された建物が東京駅と歌舞伎座、モダン寺くらいしかないのがぐさぐさくるなぁ。
だからこそ、こうした記録写真や取り壊し前の調査は貴重なのですよね。
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Unlimited
よく、外国は古い建築物が大切に使われながら残っていると言われるけれど、日本の古い建築物が残らないのはなぜだろう。古い寺社とかは残ってるのに。思いきり古いものは守らなければならないと思っているけど、近現代あたりのものは取り壊されて当然と思うのか。
でも、その建築物を管理していたり、所有していたりする人にしてみれば、古くてかなわないから新しくしたいのだろう。傍からわあわあ言ってるのは無責任。お金も手間も自分もちではないのだから。
古き美しき建築物が取り壊されて、どれも同じ表情の建物ばかりになると嘆く節もあるけれど、あと100年経てばその同じような建物が懐かしくレトロチックになるのでは。
写真はどれも美しい。確実にそのビルがあったことを認識している建築物がある反面、確かにそのあたりをウロウロしていた時期があったはずなのに建物の存在に気づいていなかったものも多く、そういう意味ではノスタルジーを感じる資格もない私が、しばし余韻に浸った本。
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取り壊されてしまった建物。丸の内ビルヂング、同潤会アパートなどはきっと風景の一部として目に入っていたのかもしれない。美智子様の実家「正田邸」も物納で今は公園に。
満鉄社員住宅(大連)は初めてみた。
表紙は朝鮮総督府。床は大理石のモザイク模様。
1926(大正15年)建築、1995(平成7年)解体。
建築期間15年。第二次世界大戦後ここで大韓民国の成立宣言が行われる。長く政府の中央庁舎として使用されていたが、1986年に国立中央博物館に転身。が、韓国にとって負の遺産だとして、時の大統領金泳三の命により解体。現在は残骸の一部が天安市にある独立記念館の野外に展示してある。
2016.3.10初版第1刷 図書館