紙の本
他人事ではないです!
2015/12/21 11:32
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投稿者:みわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もし自分だったらどうするか、シュミレーションしながら読むと、効果的です。
紙の本
参考になることも・・・
2015/12/21 08:01
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投稿者:ピーチオレンジ - この投稿者のレビュー一覧を見る
がんになり、自分で医者を探し病気と付き合っていく一生懸命な姿が書かれています。ところどころに参考になる文面も・・・
鎧塚さんの文は、以前テレビでお話ししていたようなことが書かれていました。
何事にも一生懸命だった川島さんの姿が伺えます。
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五時に夢中で親方がプッシュされていた。
女優として熱い思いで生き抜いた川島さん。
亡くなる直前まで舞台に立っていたプロ根性には
脱帽。
ガンがみつかってからも、医者や周囲の意見を
丸のみするのではなく
勉強して、足を使って
ガンと向き合い、どう対峙するかを突き詰めていたことがわかる。
真剣に。
自分の命、健康、仕事に真正面から真剣に向き合い、
夫である鎧塚さんにはできすぎた女房といわしめる
深い愛情を注いでいた。
女の生き方の中で最高のものだと思う。
ワンちゃんがなくなる時の描写は、母の目線。
すべてを自分のものにして、残された人々に
最大のインパクトを与えて去っていった。
まさに女優として生きたのだなあと思った。
闘病の記録として残る記述が多いけれど、
著者の熱い気持ちと夫婦愛が胸にガンガンせまる、
期待以上の一冊だった。
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川島なお美さんの肝内胆管がん闘病記。
がん再発がわかってから書かれたものだが、必ずや自身は芸能界に復帰すると疑わず、後日談として徹子の部屋か何かで「あのときは大変だったんですよ~」とにこやかに話すシナリオを思い描いていたことが綴られている。
最後の最後まで舞台に立つも、いよいよ容態が悪化してしまい、その願いは果たされず2015年9月24日に54歳で他界。手記は、夫の鎧塚俊彦さんが川島さんの文章にまえがき・追記・終章・あとがきを加えるかたちで上梓された。
鎧塚さんが「闘病記ではなく、同じくがんを患った方々への応援歌」と書いているが、がん患者の方々のみならず、今を生きるわたしたちに向けられた応援歌でもあり、川島さん自身が自身を女優たらしめんとする自己暗示であるようにも読める。
鎧塚さんが告別式の喪主あいさつで「女優として貫き通してきた人生の緞帳が下りようとしています。女房は拍手をいただくことが生きがいといっても過言ではありません。割れんばかりの大きな拍手で送ってください。アンコールはありません」と述べたのが話題となったが、手記を読むにつけ、川島さんは自分の人生をひとつの舞台であり、女優として演じ続けなくてはいけないのだという気持ちを強くもっていたことがわかる。ここまで意志が強いからこそ女優でい続けたのだと唸るばかりだ。
また、自らのがん腫瘍を「いましめクン」と呼び、がんを患ったのは自分の生活を見直すよき思し召しととらえ、どこまでもポジティブに生きる川島さんの姿勢に胸を打たずにはいられない。
がん報道の前に、鎧塚さんが片目を失明寸前だということで献身的につくす川島さん像を素晴らしいと評価する声が高まったが、手記から、人情に厚く、「ありがとう」の気持ちを忘れない、チャーミングな人柄だと改めてわかり、さらに魅了された。
これは、応援歌であり、わたしたちへの「いましめクン」でもあると思う。
自分や他人と向き合うこと。
日々を輝かしいものにする努力を惜しまないこと。
どれだけ長く生きるかではなく、どのように生きるかが大切であること。
2015年最後に読めてよかった。
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読み始めたら止まらくなった。生きるってこういうことなんだって思った。自分らしい生き方を最後まで貫き通した川島さんと、それを支えた鎧塚さんは本当にすごいと尊敬した。わたしはがんではない。精神障害を抱えているけれど、同じことが言える部分がいくつかあった。比べる対象になんてならないけれど、でも生きることがどれだけ大変で、どれだけ素晴らしいことなのかを、知ることができた。とても素敵な本に出会えてよかったと思う。
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読んでいて、切なくなった・・・
医者はピンキリだということと、
命を預ける以上、悔いのないよう調べてゆく姿勢、
とても前向きな人なんだということはよくわかった。
それだけに、この本が生前の刊行とならなかったことが、
なんとも残念でならない。合掌。
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癌に対する向き合い方は人それぞれ。
実際に自分だったらどうするんだろう〜?と。
余命わかったら抗ガン剤はしないだろうなぁ…とか。やはり考えておくことは大切。だからそういう本はたくさん読んでおく。そこは川島なお美と同じ。
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癌に対して最期まで何らかの可能性を信じて立ち向かった女優。これを読んで彼女への見方がこう変わりました。正直、テレビで見かける彼女はワインや失楽園のイメージが強く、いい役というより脇で悪女を演じる女優認識でした。癌公表後映像で見た彼女のあまりの痩せように驚いたのを思い出します。とりシャン(鎧塚氏とのとりあえずシャンパンの略語)して待ってます、の彼女の声が聞こえてきそうだという鎧塚氏。まだこれから先、ご主人の人生は続いていくわけですが、最期の旅路の先でなお美さんととりシャンしていただきたいものです。
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以前は偏見を持ってこの人のことを見ていたけれど、見方が変わった。
とても前向きで諦めない姿勢は尊敬に値する。