紙の本
読みやすい仏教の本
2023/10/11 17:28
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投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんなことで悩んだ時に、一般向けの仏教の本を沢山読みました。一番良かったのが、若いお坊さん達によって書かれたこの本です。仏教の言葉を自分の体験も交えて優しく話してくださる感じです。視野を広げるのに役立つと思います。
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少しですが、『拝、ボーズ!!』パーソナリティの天野こうゆうが身近な仏像生活について執筆しています。宗派を超えた若き僧侶の法話集は珍しい。ターゲットも若者向けに定めているので明確な内容となっています。そのアプローチが逆に年配者にも新鮮な一冊となることでしょう。
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インターネットを使った新しい時代の僧侶からなる彼岸寺。若い数人の僧侶が書いた仏教の煩悩を軸にした啓発本
・不安は心の痛み
・過去や未来でなく、今をどう生きるか
・ごくわずかな可能性を気に病んで心配することで自分を傷つける。悩んでも意味がない
・今を真摯に生きていけば将来の備えに
・若さだけが可能性でない
・自分が恵まれていることに気づく
・嫉妬心にとらわれず、本当に自分が望むものを見つける(お寺の大きさ)
・自分で選べないことを人と比べない(容姿、性格、才能)
・人との違いより、自分自身を観察
・幸せは自分の中だけでない。周りの幸せに気づこう
(両親が健康、職場が仲良し)
・怒りの感情は時間の無駄
・いい言葉も悪い言葉も自分に反映する
・自慢話をする人も、出会う人全て師匠と思う
・相手を押しつけて変えようとしない。いずれ自ら変わる
・誰からも好かれることは、都合の日良い人ということ。都合のいい人を目指すのはむなしいこと
・本当にやりたいことをすることで評価される。無理してやっていることをやめてみる
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自分にとって
都合が悪ければ「悪い人」。
都合が良ければ「いい人」なのです。
そう考えると、
「好かれる人」=「都合のいい人」。
そんな人に本当になりたいですか?
(英月/大行寺副住職
『小さな心から抜け出す お坊さんの1日1分説法』より)
* * *
「人に好かれたい」
と思うのは 自然な感情
でも「誰からも好かれたい」と
考えるのは 不自然かも?
「いい人」というのは
自分にとって都合のいい人
自分にとって都合が悪くなると…
「いい人だと思っていたのに」
「あんな人とは思わなかった」
と感じてしまう 勝手な想い
人によって善悪の基準も
価値観も違うのだから……
他人の評価は気にしない
嫌われたって気にしない
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彼岸寺著「小さな心から抜け出すお坊さんの1日1分説法」永岡書店(2013)
* 「生活を整えて心に余裕を持つ」。仏教では、3つのことを学ぶように勧めています。ひとつは、生活習慣を整える事、次に心を育てる事。最後に智慧を高める事です。自分の心を押さえてしっかりコントロールする。これがすべてではありません。心に余裕が生まれて初めて心を成長させていく準備ができます。まずは自分の行動を振り返り、良くない所を直し、良い習慣を持つ所からはじめてみましょう。心を無理に押さえる事が成長ではありません。
* 「幸せは自分の中だけにあるのではない」。もし自分に良くない事が続いていたとしても、たくさんの亜幸せの中で自分が生きているという事は、自分もまたその幸せの一部だと言う事です。自分が不幸だと感じた時は、自分の周りにある幸せを探してみてください。
* 「自分だけが正しいにとらわれない」。人間の身体には、眼、耳、鼻、舌、身、意の六根という感覚器官が存在します。この六感に良い/悪い/どちらでもないの3つを掛け合わせると18になります。また、人間の身体に入ってきて本来きよらかであるはずの心をけがすものとして、色、声、香、味、触、法、の六塵がありますが、これに苦しい、楽しい、どちらでもないの3つを掛け合わせるとはやり18になります。この2つを足した36に過去、現在、未来の3つの世界を掛け合わせると108になります。
* 怒りを他人事のように観察してみる、つまり、怒りとどう向きあうかというのは大事です。「貪(どん)、贐(じん)、癡(ち)」という3つの煩悩があります。いずれも苦しみに原因となる悪玉で、三毒煩悩と呼ばれています。貪とはむさぼりのこころ。なんでもかんでも自分の物にしたいと思う欲求です。贐とは、怒りのこころ。自分の嫌なる物はなるべく遠ざけておきたいとの心です.癡は無知の上代。苦しみの原因がもの物事への執着であることを知らず、際限なくむさぼったり、怒りの感情を表したりする状態そのものなのです。
* 苦手という色眼鏡ははずしましょう。仏教を歩むものにとっては「出会う人全てが師匠」なのです。
* 嫌いな事には心よりも身体でむきあうのです。お経や書物を通じて仏教能勢かいに接する事も大切ですが、仏教は体験の世界です。早起きして掃除をしたり、読経をしたり、座禅をしたりという事です。
* 人はいずれ自分から変わって行きます。仏教では我々が生きている世界を諸行無常という言葉でとらえます。あえて、変えようとしなくても、自分も含めてすべての物事は必ず変わって行く存在なのです。相手のことを思って良い方向へ変わってほしいという気持ちは大切にしたいものです。しかしながら、これはこうしなさいと押し付けてはいけません。変わってくれない事をおこるのではなく、なぜかわってほしいのか、という気持ちを伝えて、相手が自分の中で考えるきっかけをつくってあげる事が大事です。
* 「小欲知足」という言葉があります、欲を少なくして足るを知る。どれだけ収入があっても使ってしまえば同じ事です。
* 愚痴をいう苦し���に気づこう。「業」とは行いの事で身体を動かして行う事(身業)のみならず、口に出す事(口業)、心で思う事(意業)も行いであると考えています。この3つをまとめて3業です。言葉とは恐ろしい物で、そのとき現れる言葉が自分に自己暗示をかけてしまいます。そんなときは呼吸を整えます。背中や首の力を抜き、ゆっくり呼吸を続けながら心の動きを観察してみてください。
* 自分が受けた恩を見つめ直す事は大事です。仏教には「縁起」という考えがあります、これはすべての事柄はいろいろな条件がおたがいに縁り会っておこっているということです。親も子も一人では成り立ちません。仏教での恩は、「返す」よりもまずは「知る」ものです。そもそも人は完全な恩返しをする事はできません。これまでかけてもらった愛情も時間もお金もそのまま帰る事はできません。それに両親もそれをのぞんでいません。何をしてもらったのか知ることが大事です。
* 自分の想いを超えた生と向き合いましょう。たまたまいただいてしまった、この命。いつの間にか、生きている事があたりまえになってしまっています。あたりまえではないのに当たり前になっていることに疑問を持って、なぜ?と立ち止まれた事はとても幸せな事です。人生は旅とおなじです。旅が心から楽しめるのは、帰る場所があるという安心感があるから。帰る場所がない旅は旅でなく失踪です。人生もそう。還る場所、つまり死が定まると、生きるという事が定まりそして生が輝きます。
* 所有は苦しみの始まりです。失う恐怖が常につきまといます。そもそも他者を所有する事はできません。肉体的にも精神的にも。人との出会いそのものに感謝しましょう。
* 本当にやりたい事をやれば評価はついてきます、本当にやりたい事がやっているときが一番評価されると気づいた瞬間から、人がどう感じるかよりも、自分がどう感じるかを問いかける事を大切にしていってください。
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所在:展示架
所在ID:11301790
請求記号:184 || H55
webサイト「彼岸寺」の、お坊さんたちが説く説法集です。
選書担当:鈴木
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お坊さんにも煩悩みたいなのがあるんだなあと親近感が沸く。
五観の偈、唱えてからご飯食べてます。何か変化を感じるのでもーちょい続けます。
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見開きページに1つの話題が収録されているので、
とても読みやすいです。
堅苦しくなく、すーっとはいってくる感じでした。
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最近の若い(頭の柔らかい)お坊さんのご意見と思って読むといいかな。結局自分の中の葛藤は自分しか戦うことができないんだなぁと思いました。どこか静かな所へ行って座禅でもやってた方が気が鎮まると思いました