紙の本
人外憑依もの
2017/03/10 17:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
触手が出てくるので苦手な方は注意。受けは攻めに対してすごく一途でしたがこじらせてしまって意固地にさえ思えました。攻めもちょっと大人げないような。物語は動きがあってぐいぐい読めました。
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配对:海神凭依者(26岁)X岛民(19岁),青梅竹马
星:3.4
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昭和初期。島の海神信仰もの。突然身体に現れた痣「巫女のおしるし」。同じ痣が現れた「輝血様」は、かつて叶うことのない恋心に苦しんだ相手だった。もう、あらすじだけで面白そうじゃないですか。それでも、古本屋で買おうと定価購入は我慢してました。BL本に、お金をかけすぎなんですよね、私。
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美味しくてお腹一杯になりました。触手がとても良かったです。触手のイボが中で潰れて潤滑油に…というのが好みです。焼印のような「おしるし」にも萌えました。
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沙野センセの作品ではシリーズものが読み応えがあって好きなのですが、折々に読み返してしまうのがこれ。
舞台は昭和初期の離島。受け継がれる因習に翻弄される幼馴染み同士の話です。
ストーリーはかなりエロスなのに、美麗でストイックな高階絵師のイラストなのも心惹かれます。
そうなんです。かなりエロ要素が濃厚なのです。男巫女!それだけで広がる妄想…その期待を裏切らない品質プラス、辻褄の合う筋運びが満足感を高めてくれます。
まっさらDTの水哉は、「おしるし」の出現で巫女にまつりあげられてしまいます。それだけでも狼狽しているのに、海神が憑依して巫女と神事(H)を行う相手の「輝血」は、昔から大好きだった憧れの戎滋だということを知りさらに驚愕するのです。
何といっても神事である色事指南のくだりに萌え。王道調教テイストだそうで、それにレトロな味付けが加えられていてエロ。下帯、袴、ふたつ袋…赤面。調教と言っても、二人の間には口には出さなくても愛情がちゃんとあるのがまたいいのです。
女装に触手に憑依と、一筋縄ではいかないプレイがてんこ盛り。他の作品なら食傷気味になるところなのに、それがきちんとストーリーの納得いく箇所にはめ込まれているので、そういうエロがあることで、より話に迫力が出てるところにセンセのお手並みの素晴らしさを感じさせます。
鬼灯が、何だかすごく卑猥なものに感じられるようになってしまったのはこの作品のせいです。
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設定、ストーリー、H、どれもが読み手をしっかりと楽しませてくれる作品でした。あちこちに散りばめられてる謎が、終盤、次々と明かされていき、そのどれもが納得できるものなので見事でした。私、オヤジ萌えなので、何気に海神が気になります。
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☆4.5
沙野さん2冊目
読み応えあって面白かったし、設定・世界観がツボ!!
離島の神事ファンタジー
島の古い風習とか、こういう雰囲気だいすきです
続きがどうなるのか気になって、最後まで楽しく読めました
受けが純粋で一途な所とか、攻めが受けを好きだけどだからこそ憎いっていう葛藤が良かった
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姉の許婚・戎滋への想いを断つために水哉は故郷の島を飛び出した。水哉の下腹に、輝血様と海神に捧げる神事をおこなう巫女のおしるし・鬼灯型のあざが現れる。輝血様となったのは、なんと戎滋だった…!? 2008年7月刊。
(出版社より)