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階段島ではなく今度は現実世界からの話。
いらない部分を魔女に抜いてもらった七草が、魔女を捜す安達と出会い、転校してきた真辺と再会して、大地の手助けをしようと奮闘する。
階段島の時よりも何かが足りない登場人物たち。自分の中から引き抜いてもらったものがあるからか。
階段島では誰が魔女なのかすでに知っている七草ですが、現実世界では知らないし、安達の動きが怪しすぎると思えば衝撃の告白が。
とりあえず次巻も読むことにします。
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階段島第三弾だけれども、
今回は現実の世界の話。
七草と真辺の恋愛話はまぁ楽しめたけど、
前作に比べるとインパクトが少ないのと、
登場人物のリンクが少なくて残念。
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現実色が出てこれまでの二冊とは若干毛色が違う感じ。
三部作連ねての伏線の張り方は見事。終わりが始まりな感じがあって好き。
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「きっと彼女には、世界が現実よりもずっと綺麗にみえている」。
真辺由宇の変化を受け入れられない七草と、受け入れるための変化を始めた七草。
階段島の外で起こっていたこと。
単発としてもシリーズとしても丁寧な展開で描かれる物語はこの先...。
守りたいから諦めた。
手離した。
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09/07/2016 読了。
図書館から。
階段島でなくて、現在の七草達の現実に。
前の巻、読んでから間が空いてしまっていて、
うろ覚えなんだが…。
真辺と七草の関係性や感情がよくわかる話だったなぁ…と。
恋にならないけど、信頼性のある関係本当に好き。
恋なのかもしれないけど…。
物語は安達さんの登場で、次の段階になったような気がする。
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「これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。」
わ―もう凄いなー、最初「いなくなれ、群青」を読んだ時、謎の殆どが1作目で解き明かされちゃってシリーズとして成り立つの?とか思っていたけど、こういう構成…凄いな…。
今作は、「捨てた側」の、階段島の外にいる「彼ら」の物語。こっちサイドのお話もかー?!それアリなのかー!とほんとびっくりした。
いや普通に考えたら全然アリなんだけど、何て言うかこのお話は「階段島」というあの島で、捨てられた側の彼らだからこそ成り立つ、という勝手な思い込みがあって。
あやふやな感情や、あやふやな「彼ら」を、あやふやなままどこまでも丁寧に美しく描いていくお話だと思っていたら、三作目でこれだよ…。
「欠点を手放した側」が、どのような変化を得ていったのか。また、なぜ彼らは欠点を「捨てた」のか。前二作の裏側の補完をする物語が今作にあたるのだけれど、それを丸々一冊使ってシリーズものとしてやるのが凄い。
自分の欠点を捨てたって、それでその人の本質がまるきり変わってしまうわけじゃないんだって事。たとえそれが成長という「自然な形」で手放すことになっていたとしても、どうしたって、元の部分は色濃く残る。
捨ててしまっても、結局は、七草は七草だし真辺は真辺だ。喪失したことで得たものがあるのなら、それくらいで変わらないものだって、確かにある。
あーはよ完結して…。心臓に悪い終わり方したからはよ完結して…。そんでみんなハッピーになってください…。
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シリーズ三作目、書き手には相当な筆力が必要な内容。
というのも、階段島のシリーズは捨てられた感情が人格を持って暮らす島であり、島の外では捨てた側の人間がいる。
今作では、悲観的な性格を捨てた側の七草の視点で、島の外側(現実)が語られている。
群青、白と同じ人物であるはずの七草だが、その特徴である悲観を無くした七草を描くのは、同一人物であるが感情が違う人物の書き分けというのは、非っ常に難しいと思うのだ。
現実の七草は希望をもって行動するが、島での七草は悲観的に行動する。
一作目で、島の七草が階段の下で現実の七草と会い、大地をどうにかしろ、と伝えたシーンが現実の七草側の視点で描かれる。
魔女から悲観を抜き取られた後に見たその夢で、現実側の七草も行動を始める。
それと同時に、真辺も魔女と会おうとしている。そして、真辺が捨てた感情はなんだったのか。
相原大地を救おうと、現実と島と両方の真辺と七草が行動する。
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【あらすじ】
これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。
七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。
【感想】
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舞台を捨てた方の世界に移して,魔女に関する噂と真実を背景に,大地を守ることを願う七草と真辺由宇のあれこれ.そして最後にまた階段島へ.どこへ行き着くのか,まだまだ先が読めない.
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傷つき、泣いて、僕たちは恋をする。
七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。
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階段島ではなく、人格を捨てた現実側の物語。1巻と同じ時期で、1巻の「僕」との接触もある。ただ1巻の内容を覚えてなくて僕と僕の会話がよくわからなかった。登場人物たちの理屈っぽい、嘘っぽい会話はいまだに慣れない。(七草が捨てたもの:真辺への信仰。真辺の変化を恐れる自分。真辺が捨てたもの:七草に頼る自分。大地が捨てたもの:母を嫌いになれない自分。安達が捨てたもの:魔女。 僕は過去に小学校の校庭で引き算の魔女に会っていた)
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1巻、2巻と読んだがこれまでの中で印相が薄い感じがした。せっかくの世界感の中で起こる謎が解決に進むわけでもなくさらに壮大になるわけでもなくただ広くなるだけで少し興味が失せていっているように感じた。
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階段島の現実サイドの物語。
表の世界では七草、真辺、大地の正しさと純粋な優しさが一層鋭利で心が苦しくなりそう。
表裏を両方描くであろうことは想像できたのに、両者の関連性を正しく把握するために前作までをもう少しキチンと読んでおくべきだった。
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今までの階段島シリーズとは異なり、現実世界でのお話になります。なぜ七草や真辺が階段島に捨てられたのか・・・?
そして最後に明らかになった、2人の想い。甘えや憧れを捨て、一緒に寄り添えるように願った想い=「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」のセンスには感服しました!
暗躍する人間も登場し、現実サイドと階段島サイドの差も感じられたので、ますます次巻が気になるところ。
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記録
七草が真辺に胸を貸すところなんか良かった。
でもそもそも魔女ってなにか分からず
文章自体も私にはなかなか難しくって
最後まで理解できなかった。
安達は結局何がしたかったのかな。
みんなそれぞれ魔女に会って
願っていたことは叶ったのかさえ
読み解けなかったなぁ。