紙の本
面白い!
2019/01/08 15:20
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
神聖でもローマでも帝国でもない実態、それをなんとかつなぎ止めようとした延命策としてドイツの分断があった、というのが実に興味深い。
カソリックの総本山がローマからアビニョンへ実質的には移動してフランスに囲い込まれていたのがコーヒーの伝来やドイツ王国のあり方にまで関わっていたのかと、世界史の教科書ではセンテンス単位の物事の背景に踏み込むのが面白くなる。
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読みやすい、一気に読めた。ややこしい神聖ローマの歴史を簡潔にそれもエピソードを交えて書かれている。良い。
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著者も「皇帝列伝形式」で書いたと述べているとおり、神聖ローマ帝国成立前史の位置にあるカール大帝の西ローマ帝国から、ナポレオン戦争における神聖ローマ帝国崩壊までを、「皇帝」の事績を中心に語られています。近年(門外漢の偏見かもしれませんが)中世ヨーロッパに関する本はいわゆる社会史的な観点から書かれている本が多いような気がしますので、制度史が専門だった私には、こういった「古い」視点が逆におもしろさを感じさせてくれます。中世ヨーロッパは、この神聖ローマ皇帝とローマ教皇を縦軸に織りなされてきました。近世・近代と違い「地方」の力が「中央」をしのぐほどに強く非常に分かりづらい時代ではありますが、一つの軸をもってまとめてくれたこの本は、中世ヨーロッパ理解のための基本文献であることは間違いないのではないでしょうか。
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その名のとおり神聖ローマ帝国の本です。
歴史書としては比較的分かりやすく書かれていると思います。
特に「カノッサの屈辱」のあたりが面白かった…!
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時系列で歴史が書いてあるんだが、、、分かりやすいような分かり難いような。
神聖ローマ帝国は専門じゃない上に流し読んじゃったんで、サーセンwww
最初から最後までgdgdだったってのはわかったwww
大学の図書館からの借り物。
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面白かったー。
神聖ローマ帝国は複雑怪奇すぎて私には全く理解不能だったんですが、この本読んで謎な部分は大分解明できたかなあ。
あんまり関係ないところですが、何故世界帝国だった大英帝国元首が、ヨーロッパでは皇帝(もしくは女帝)と名乗らず、王(もしくは女王)と名乗り続けたかがこれを読んでわかりました。
初期ハプスブルク家に一番に忠誠を誓ったのが後のプロイセン王家・ホーエンツォレルン家だったりとか、あーもう、歴史は浪漫だなあ!!
さあ次は「戦うハプスブルク家」読むぞー。
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そもそも神聖ローマ帝国って何だ?の疑問を解きほぐしてくれる。
また今のEUやドイツ・東欧の問題の根源なども垣間見えたりして、
中欧史奥深い。
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この本は、神聖ローマ帝国に関することが書いてある本で比較的に文章は読みやすく、なかなか楽しめると思うのでぜひ読んでください
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文章が読みやすいというより読んでいて愉快になる。楽しい歴史書。といっても中身が軽いわけでもなく。
二回は読んでいるはずだけど欧州情勢は昔っから複雑怪奇なので、もう手元に欲しい。
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高校時代の世界史を思い出しながら楽しく読んだ。
自分の中でヨーロッパの歴史に対する一本の筋ができてないので、正直完全には覚えきれず、消化不良。
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評判がいいようなので読んでみた。
おもしろおかしく書かれているので(悪役を作って単純化するにしてもやりすぎな気がするが)さっくり読めて、つかめた気になる。
入門・まとめによい感じ。
文章がやや気になる。(わかりやすくはあるけれど)言葉選びがこなれていない。
がんばって難しい言葉を使っている感じが気恥ずかしい。
ていうか画像…私が読んだのと表紙が違うのはともかくなにこの帯。このコピーはひどい。
単純化した内容ともども安っぽいな。
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[ 内容 ]
見果てぬ夢「古代ローマ帝国の復興」を求め、抗争を繰り返しながらも、八百五十年間にわたり中近世ヨーロッパの中心に存在し続けた「帝国」の実像に迫る。
[ 目次 ]
序章 神聖ローマ帝国とは何か
第1章 西ローマ帝国の復活
第2章 オットー大帝の即位
第3章 カノッサの屈辱
第4章 バルバロッサ―真の世界帝国を夢見て
第5章 フリードリッヒ二世―「諸侯の利益のための協定」
第6章 「大空位時代」と天下は回り持ち
第7章 金印勅書
第8章 カール五世と幻のハプスブルク世界帝国
第9章 神聖ローマ帝国の死亡診断書
終章 埋葬許可証が出されるまでの百五十年間
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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現在のドイツやフランスを中心とした西ヨーロッパ諸国の歴史を知る上で避けて通ることのできない神聖ローマ帝国だが、あまりにも沢山のキーパーソンがいるせいで、なかなか理解しにくいのも事実。長年に渡って存続したにも関わらず、ついに中央集権体制が確立されなかったのが、その所以。「ハプスブルク家」というキーワードこそあるものの,最終的に「○○家が絶対王政を築いた」とか、「○○家の世襲王朝が長年にわたって存続した」とか、そういった一定の切り口を与えにくいため、色んな角度から何度も復習しないと、複雑な歴史的経緯が全く見えて来ない。このあたりが、日本史や中国史との大きな違いかもしれない。
本書は、これ一冊で神聖ローマ帝国の歴史が概観できる作りになっており、入門編としても丁度良いボリュームだと思う。ただ、前述の通り、本書で概観しただけでは、おそらく神聖ローマ帝国の歴史はさっぱり頭に入ってこないだろうけれども。
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■何故に『神聖ローマ帝国』なのか?何が『神聖』なのか?
■何が『ローマ的』なのか?ドイツはこの称号を名乗ることでいかなる歴史を背負わされたのか?
■その称号の祖形である古代『ローマ帝国』という名は中世以来のヨーロッパ人全体の心性にいかなる決定的影響を与え続けたのか?
同じ菊池良生著の『図説神聖ローマ帝国』と平行して読むと面白いです。個人的にはルドルフ4世に惚れました。彼についてもっと知りたいかも。
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まさに「欧州情勢は複雑怪奇」ですね…皇帝や王の名前がナントカ1世だの似たような名前だらけで途中から誰が誰だかよく分からなくなってきた