紙の本
オフシーズンシリーズ中の良作。
2016/11/13 09:57
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
次巻も予定されているので、最良作とはあえていわないが、既読のオフシーズンシリーズの中では一番いい。成長物語だからだろう。
こじらせ系といえば今回もちょこっと出ている老倉育もそうだが、千石撫子の方がこじらせながらも成長しているよなぁと思う。
オフシーズンは「かつての主人公の不在」という空白を中心にぐるぐる回っている感があるが、今作は円環というより上昇する螺旋もしくはとぐろといったところだろうか。蛇だけに。
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撫子って一番いまいちと思ってたキャラで、公正?してもあざとさ満開でうわ~って思ったのに・・・一気読みしちゃった、アリ~??
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かつて神様だった少女・千石撫子。夢を追い、現実に追いつめられる彼女は、式神童女・斧乃木余接の力を借りて、分身をつくることに成功する。
しかし4人の「撫子」達は、ばらばらに逃げ出してしまい……?
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
自分さえ、手に負えないのが青春だ。
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『物語』シリーズ最新作。
今回は最初から最後まで撫子の話で、確かに『1000パーセント千石で書かれた小説です』w 最初に登場したときは、こういうキャラクターになるとは全く思ってなかったな~(それ以前にこのシリーズがここまで続くとも思っていなかった……)。
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撫子のモノローグ再び。物語シリーズ、ファイナルシーズンで過去の自分と決別して新しいスタートを切った撫子だったが、今回余接の提案によって昔の自分ともう一度向き合いことになる。
物語シリーズのキャラクターはどんどん性格や立場が変化しているけど、撫子はその中で最も変化が激しいキャラクターだろう。今作のなかで過去の自分と合わせて五人+αの撫子が登場する。それぞれ性格が異なり、紆余曲折の末に今の撫子があるのだと思うと感慨深くなる。あの恋について今の撫子が語った言葉がたまらない。神にまでなった彼女だけれど、どこまでも弱くて迷って流される。だけど、そこに強さも確かにあって、特別じゃないありふれた女子中学生の彼女を応援してしまう。
ちょっとだけ出てきた老倉が撫子にかけた励ましも深い。
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「なでこドロー」
今までの自分と向き合い踏み出す一歩。
当初からは考えられないぐらい成長した彼女の物語。
そんな彼女はこのシリーズの中で一番キャラが豊かだったな。
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「発展途上で、成長中で迷走中」な干石撫子の物語でした。15才になった彼女の物語です。今後の彼女の物語も気になります
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夢に向かって歩み始めた千石撫子の前に立ち塞がるのは、向き合わなければならない現実と過去の自分。あやふやに終わらせないという点から見ても、オフシーズンの意義があったと思える。
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ファイナルシーズン・オフシーズン前巻までは蛇足感が否めなかったけれど、本巻はセカンドシーズンに匹敵する面白さがあった。
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泣いちゃったよー
撫子ちゃん頑張ったね
頑張ったよ
物語シリーズのヒロインの中で一番辛かったのは撫子ちゃんなんだろうな
成長することは過去の自分を殺すことだから
キチンと過去の自分に向き合えるまで成長した撫子ちゃんが幸せになればいいな
『もう好きじゃないの?』には泣いたよ
そうだよね、昔の僕もきっと同じことを思ってたよ
あの人を好きじゃない未来なんていらないって思ったよ
でも変われるんだよ
もっと良い人を好きになれるんだよ
辛いけどそれは希望なんだよ
久しぶりに響く作品だった
猫物語【白】以来じゃないのかな
この作品といい猫物語【白】といい、自分と向き合う話に弱いんだろうなぁ
変わっていく未来は怖いけど希望なんだよ
昔の僕は怖くて前を見れなかった
今の僕は怖いけど前を見て歩けるよ
撫子ちゃんと同じだね
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「阿良々木ハーレム」を卒業した数少ないキャラクターの一人にして「幼さ」の象徴、と認識していた撫子さんが、かつての自分たちと向き合い、諭し、戦い、抱きしめ、少しだけお姉さんになって、就職口を見つけた( ´∀` )話。
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撫子ちゃんのキャラ設定はブレブレ。
でも、こんなんじゃだーめ♪という頃の撫子はすでに過去の話。
そのあとで媚び→キレ→神ときて今の漫画家を目指す撫子がある。
そんな撫子の現在の唯一の話し相手は死体人形の斧乃木ちゃんだ。
斧乃木ちゃん的には月火の監視業務の愚痴を言いに来るのにちょうどいいらしい。
そんな撫子の日常は、親の一言で壊された。中学を卒業したら働きなさい。
さて、困った。漫画家を目指す撫子ちゃん万事休す。そこで斧乃木ちゃんがアドバイス。
「式神を作って複数人の撫子で努力を分担すればいいよ」
紙に描いて具現化した四人の撫子は一斉に逃亡した。
かわいいだけの娘だった撫子が、過去の自分と向き合う話。
今回の話はほとんどのメンバーが出てきて楽しかった。
相変わらず扇ちゃん(くん?)の暗躍っぷりが怪しい。
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今作はドタバタ喜劇っぽい展開で楽しく読めましたね。もちろんそれだけでなく、本筋に無関係なコントが少なくテンポよく話が進み、対決シーンでは相手の有利をどう逆手に取るかという駆け引きも楽しめました。
しかし過去の自分と対峙するというのは自分のトラウマというか黒歴史を無理やり見せつけられるという感じで、自分に置き換えればかなりの精神的ダメージがあります。でも、それもまた自分であり、自分だったわけで。なかったことにはできないし、してはいけないんでしょうね。
……でもできればなかったことにしたい!
しかしこの内容。アニメ化したら花澤香菜さん、一人で五役かー。
っていうかアニメ化できるのか? 百人の裸ブルマ女子中学生ww
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内容紹介
かつて神様だった少女・千石撫子。夢を追い、現実に追いつめられる彼女は、式神童女・斧乃木余接の力を借りて、分身をつくることに成功する。
しかし4人の「撫子」達は、ばらばらに逃げ出してしまい……?
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
自分さえ、手に負えないのが青春だ。
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8/20読了。
久しぶりの物語シリーズ、読み終わってから過去の作品を読み返し始めている。
千石撫子の成長の物語。
ラストシーン、今撫子からおと撫子への恋に関する語りかけがとても印象深く、何度も読み返した。
お盆前の飲み会から溜まったもやもやに、『ニセコイ』『撫物語』が綺麗に嵌ってくれたように思う。