紙の本
なんだなんだ?
2018/06/02 16:07
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投稿者:naoami - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんかの続編かっていう位、ハッカーの小夜子と、そこへ仕事(?)を運ぶ誠の構図が既にできている。二人は幼馴染っちゅうことだけど、そこに高校生らしい恋愛とか紆余曲折が絡むのだが。軸となる話が三層・四層とあるにはあるが、どれも併行せず、単線で互い違いにそれぞれ進行していく感じ。ひとつの長編なのに連鎖しない短編のよう。最後に黒幕共々収れんするか?!と思いきや、初出のオジサンオバサンの登場で拍子抜けだなぁ。達也や妹の存在が事件や解決に関係もせず、パソコン部の部長さんも、ただ単に出てきて舞台設定をお膳立てしただけ。
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思っていたより中身が濃かった。サヨコもマコトを通して警鐘を鳴らしてるんだろうなぁ。善悪の区別と、ひとりになるなって。
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途中までは面白そうだったが、技術的な裏打ちがないためか、世間のニュースをただ摘んで繋いだだけになって残念。
知識がないのに無理やり話を作ってる感が半端ない。
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幼馴染みの男女のあれこれでさらっと読めるけど、結構な犯罪をちょっとした人助けみたいに軽く書いてるのは気になるかな…。もっと痛い目をみてもよかったのでは。
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今風なストーリー。
ネット関連の問題を解決する、高校生。
まあまあ面白かった。
けど、ネットに詳しい人は厳しい評価だろうな…と、想像する。
'16.09.07読書完了
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題名買いで大失敗。小説にリアリティを求めているわけではないが、パソコンのことパチパチやってりゃ何でも解決できちゃう魔法の道具だと思ってるだろ!よくハリウッド映画で主人公が3枚目技術屋に「このパスワード5分で解読しろ」「無茶言うなよ」「お前パソコン得意なんだろ?」とか無茶ブリしますよね。甘えんじゃねぇ!「フォトショ使ってちょちょっと直してよ~」とか言う上司並に甘い。
ラノベ風の青春活劇として読もうにも、風呂敷広げた割にむにゃむにゃ終わるし、きちんとプロットあるのか疑問。
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彼女はパソコンでなんでもできる。人助けも、犯罪も?
甘酸っぱい。主人公の誠がまた、なんともいい「主人公」である。同じ名字の友人・山田達也の評価と付き合い方、幼馴染である陣野小夜子に対する理解と不安。読者は上手いこと自分を誠にトレースして、ハラハラしながら読んで行くことになる。すなわち、小夜子が自分の力を使って、罪を犯す、もしくは、犯したのでは、と。最後の怒涛の展開がちょっとご都合主義なのさえ、なんだか甘酸っぱい感じで、楽しく読めた。
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女子高生やOLが主人公の『うさぎパン』や『株式会社ネバーラ北関東支社』がよかった著者。本作の主人公・誠は、PCオタクの小夜子と幼なじみ。同校生のPC関係のお悩みを誠が受けて小夜子が解決するということを密かにおこなっていたが、何か大きなトラブルが起きそうだからと廃業。美人上級生の頼みを断れずに再開したところ、やはりその先にトラブルが。
男子を主人公に据えると悲しいかな駄目みたい。テンポ悪くてテンション上がらず。タイトルにまつわる話だけはちょっと感動的。うっかり送信しちゃったメールを止めてくれる友人はほしい(笑)。
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「僕たちには彼女たちを止められません。でも、そばにいて守ることは、守ろうとすることは、できるんじゃないでしょうか」
(P.283)
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高校一年生の誠が抱える秘密、それは幼馴染の小夜子と二人でネットにまつわる事件を解決していること。誠が依頼を受け、小夜子が実作業を担当ズルい。当初は厄介ごとが彼女に降りかからないように選んだ手段だったが、誠は次第に罪悪感を覚え始める。自分たちがしているのは人助けか、はたまた犯罪か。思い悩む彼を待ち受けていたのは予想もつかない事件だった。
全体的にとっちらかっているというか、どのキャラクターの感情を楽しめばいいのか全然わからなかった。ネットにまつわる事件を解決っていうけどアクセスログ探ったりしてるくらいで推理するわけでもなく、最後の事件も危機は危機だけど別に謎があるわけでもなく、そもそもレイジも全く好きになれず。というかキャラクターが何を考えているのかの描写が足らなすぎるのでは……。ここからさらに続編とかで掘り下げてもらえたら楽しく読めるかも。
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恋多き美少女な先輩や親友兄妹等から依頼を受ける誠とPCを駆使して解決に導く小夜子の幼馴染の高一コンビと裏サイトの悪口や小夜子のPC越の謎の友人や遊園地、文化祭他。内弁慶な小夜子の学校でのギャップが愛おしい。セキュリティ会社の犯罪に巻き込まれても変わらない軽快さ。甘酸っぱくてちんまりして可愛い。
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いつもの瀧羽麻子と違うテイスト。
こういうのを読みたいかと言われれば、違う。
ミステリにもエンタメにもなりきれていない中途半端な作品。
著者はやはり盛り上げるのが苦手なようだ。
カンニングにはもっと衝撃を受けて対立があっていいし、自分たちがしでかしたことの大きさに愕然とする描写があっていい。
持ち前の文章が淡々としているせいで、主人公が無感動に見えることがある。
専門知識のない分野で小説を書くのは大変なのだろうけど、パソコンにかかわる描写は抽象的過ぎて、底の浅い作品になっている。
「左京区」の理系男子たちは著者の身の回りにいたというだけあって割とリアルだった。
若者向けを狙ったのだろが、タイトルが作品に合っていない。
物語の柱は誠と小夜子の関係性にあるのに、このセリフは二人に何の関係もない。
いずみ先輩と達也の関係はなんだか消化不良だった。
続編を書くつもりなのだろうか?
登場人物はみんな好きだし、その関係性も面白い。
でもまだ高校生なのだから、もっと感情豊かでいいと思う。
物語にはもう少し抑揚が欲しい。
新しいジャンルに挑戦するのはいいと思うが、私としては何気ない日常を温かく描いていて欲しい。
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読みやすさで言えば読みやすい
ストーリーはなんだか、学生らしい取り留めのなさもあるし、でも小夜子の技術力の凄さもあり
世界観が面白かったです
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続編が読みたい!そう思わせる青春小説。
ひと目会ったその日から恋の花咲くこともある!
運命の人との出会いは特別で、最初から何もかも違う。
そして命尽きるその日まで、
恋の炎は消えることなく燃え続ける。
そうであって欲しいとも思うけど、
そうでないのかもしれない。
どんな熱い想いも、深い思慕も、溢れる愛情も、
太く長くというわけにはいかないようだ。
むしろ細く長く、時を経て日々鍛えられ、
様々な試練を乗り越えた記憶が、
愛を深くしていくのかもしれない。
刹那に燃え上がる恋は、
実は冷めやすいのかもしれない。
スクールカーストでいえば、
下位に所属する二人。
上位に属する華やかなメンバーとの交流の中で、
振り回される翻弄される。
でもこの二人には秘密がある。
ちょっとした技術を持っていて、
その世界では名うての腕自慢だ。
タイトルはそんな仲間が二人に贈る言葉。
表世界では決して目立たないけれど、
その世界では一角の人物。
これからは、そうした人が増えるかもしれない。
多様なコミュニティが広がるのはいい。
スクールカーストも崩れるかもしれない。
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主人公で高校一年生の誠は、幼なじみの小夜子と二人で個人的なネット関連の問題を解決しています。誠が依頼を受け、小夜子がパソコンの能力を駆使して実作業を行っています。学校の裏サイトへの悪意ある書き込みを誰が書いたか突きとめたり、誤って送信したみられたくないメールを削除したりしています。ただ、誠は次第に自分たちがしていることが正しいことなのか思い悩みはじめます。そんなある日、ネット上のサーバに侵入するというコンクールに参加することになります。
青春学園小説と思いきや、企業も巻き込んだ事件に発展し、ドキドキハラハラのハッキング小説でした!