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愛犬の一生というより、一匹の子犬が成長し、老いて死ぬまでの間に、人間の女の子がどれだけ成長し、歩を進めるかを描いた作品。
中学に行ったら新体操部に入ろうと、畳の上でリボン演技に励む小6女子。中学に入学したら新体操部はなかった・・・って、遠い私立中学に行ったんじゃなくお姉ちゃんが行った地元中学に行ったのに、そのくらいのリサーチもしなかったんかい(笑)
卒業文集にみんなが「将来の夢」として看護師、プロスポーツ選手などの職業を書いているところに一人「ハワイ旅行」を書くお気楽者。
その子が一人上京して、絵を描く仕事という夢に向かい合うようになって行く。
成長っていいなあ。成長の余地がいっぱいある、子どもっていいなあ。若さっていいなあ。老いて世を去る時のムクの姿がいっそうその思いを深めます。
著者とムクは、きっと、共に成長した同志のようなものなのでしょう。この本を読んで、自分にとってのムクを思い出せた人は幸せだなと思います。
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今、我が家にいる愛犬は、家族になって11年目を向かえました。
ムクとは似ているところがたくさんあり、まるで自分のことのように読めました。
ムクは、たかぎさんの家族にもらわれて、たくさん愛してもらえて、きっと幸せだったと思います。
読み終えた後は温かい涙が流れますが、心温まるストーリーです。
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ムクの人相が悪いのがまた可愛いというか何と言うか。
たかぎなおこさんがイラストレーターになるまでの人生に、この子がこんな風に関わっていたんだなと時々切なくなりながら読んだ。
弱っていくのを見るのが一番つらいんだよなぁ。
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たかぎなおこさんと愛犬ムクのお話。
ムクにじ〜っと見つめられた(睨まれた?)10歳のたかぎさん。
まさに運命の出会い。
ゴミをあさるし、脱走するし、何回も遊びに来ている友達にも吠えまくるムク。
お父さんの帰宅は熱烈大歓迎なのにたかぎさんには素っ気なかったり‥。
でも慣れない東京での一人暮らしで恋しく思うのはいつもムクのこと。
可愛いなぁ‥。
切ないなぁ…。
こんな本を読んでしまったら犬を飼えなくなるよ。
ムクと過ごした16年間は、小学生からイラストレーターとして仕事をするまでのたかぎさんの基礎を作った日々だったはず。
今まで読んだ作品もムクがいなければ生まれなかったのかもしれないな‥なんて考えると不思議な気持ちになる。
たかぎさんの本から元気をもらってる読者の1人として、ムクにありがとうと伝えたい。
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去年この主人公の犬と同じ年で亡くなった愛犬のことを思い出しながら読んだ。雑種犬を飼う普通の昭和の家族がほのぼのと描かれていて暖かい気持ちになりました。
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ムクとの出会いから別れまで
人相が悪くて(犬相)ガッツキ系 家族以外には全く慣れない(笑)
お父さんの力強いお散歩\(^o^)/
やっぱりお父さん子になっちゃうの わかる気がするよ
中学2年から高校3年までの「おこうかんノート」のお蔭で今の作風があるんですね
今回も何回も読み返しちゃったよ
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たかぎなおこさんが小学5年生の時に、いじめられていた野良イヌを保護し両親の反対をなだめ?飼い始める。犬は♀で名前をムクと名付けられた。ムクの目はやぶにらみで食い意地が張っていて無駄吠えの多い、飼い犬としての評価は低いが、家族に可愛がられる。唯一の芸は餌のダイビングキャッチ。
たかぎなおこさんが24歳の時ムクと離れるのは寂しいが、後ろ髪を引かれる思いで上京する。(そのときムクには娘チキと孫♀チビリがいて女三代の犬がたかぎ家で飼われていた)
それからたびたび実家に帰りムクと遊ぶが3年めの夏にムクが倒れる。なんとか持ち直したが翌年の夏とうとう亡くなる。
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わかっていてもついホロッとする愛犬物語。過剰な擬人化や美化がなく、ほどよく抑えた描き方になっているのがいいなあ。
たかぎなおこさん自身の小学生時代から、東京でイラストレイターとして食べていこうと苦闘していた時期までが重ね合わされていて、そこも共感を誘う。
たかぎさんの描かれるものはいつもそうだが、家族や周囲の方たち、つかの間知り合う人たちへの視線が優しい。ムクの亡骸を引き取りに来たペット寺の住職さんの 「ああムクちゃんよかったねえ~ いっぱいいっぱいかわいがってもらったねえ~」 という言葉にはジーンとくるし、そういうエピソードをさりげなく織りまぜていくところが良さだと思う。
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この人の本のなかでけっこう「ムク」がでてくるから
かわいい犬を想像してたんだけど 全然ちがう他人にほえまくる犬って読んで知ってびっくりでした。
犬を飼ったことがないけど 犬がいる生活って幸せですね。
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ひとつ屋根の下に暮らす家族が、ひとり増えただけで、
生活と言うものは、劇的に変化するものなんだなぁ~と、改めて思った。
例えば、その増えた家族の為に自分の時間は削られ、世話を焼かなければならない羽目になったとしても、
その苦労以上の幸せが何倍も訪れる。
自分以外の誰かを思って、
嬉しくなったり
泣いたりできる日々に感謝したくなった。
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著者が小学生の頃から飼っていた犬とのエピソードが、いつもの脱力系の柔らかいタッチの絵で描かれている。
たかぎなおこさんの本は、母と妹が好きで買ってくるために殆ど読んでいるが、読み終わってほんわかできるのが良いのかなと思う。(私個人的には少しゆるすぎ・甘すぎて、正直イマイチ好きにはなれないのだが…)
でも私にも小学生の頃から飼っていた愛犬がいたので、この本を読んで、愛犬を思い出してたまらなく懐かしくなった。
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漫画家 たかぎなおこさんが
小学生の時に 保護した野良犬ムクとの日常を
ゆる~いタッチで描いたコミック。
やはり こういう愛犬物語は 心がほっこりします。
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同じような年に同じような犬を飼っている……うちの犬はまだまだ元気ですが、すごく共感できました。今からうちの犬がなくなることを想像して切なくなってしまいました……笑 たかぎさんののほほんさにいつもクスッとさせられる。
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2014/10/24
私もムクと言う名の犬を飼っていた。
この本を読んで私もムクを思い出す。
どこにでもある日常なんだが、たかぎマジックでおもしろくなる。
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家で突如飼い始めた犬は、学校に紛れ込んでいた犬。
運命を感じて、探して連れ帰ってなし崩しに飼い犬に。
絶対に駄目! という親は、連れもどった(?)時点で
次は自分で捨ててくる、と考えれば…作戦勝ち?w
そしてやはり子供。
世話はほぼ親任せ(笑)
そんな犬と出会って、過ごして、上京して。
当然年になってくるので、犬は弱ってくるわけで…。
そんな偶の休みの度に、グレードアップしていく
犬の生活w
結局、愛着も愛情もわいてしまうものです。
そうしてお別れする時、お別れした後。
彼らは、幸せだったのか、とふと思います。