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タイトルの「陽だまりの偽り」が個人的に一番好き。
毎回思うけど、短い話なのにミステリ的要素もさることながら人間ドラマが描かれていて面白い。
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巻末の解説にもあるように各話どれも完成度が高くてよかったが、
私は傍聞きを先に読んでからこちらを読んだので、どうしてもこの本の話のどれも傍聞きよりも劣ってしまうなと思ってしまい評価を☆3にしました。
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『教場』で話題の著者だけれど以前に短編を読んで面白かった記憶があったから安心して読めた。ハズレがなくどれも面白かった。相性がいいようだから他の作品も読んでみたい。『教場』は映像を先に見てしまっているからほとぼりが冷めた頃に読んでみたい。
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短編集
生活してれば大なり小なりの窮地に追い込まれることは普通にある。
なんとか誤魔化せないか?責任転嫁出来ないか?主人公たちも窮地に立たされて心が乱れ、なんとか凌ごうとアタフタする。
けれど冷静になって考え直した時に、自分がとるべき道だったり、今まで気付けなかった事が見えてくる。各短編のラスト…主人公たちの行動や考えに ほっとした気持ちにさせてもらえた。
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デビュー作ということを知らずに読み進めたが、表題がテーマの短編集で日の当たるところから足を踏み外す人の心理に迫る描写はさすが。短編なので、いいところで終ってしまい、もっと内容を掘り下げて色々と知りたくなってしまった。写心が好きな作品かな。
傍聞きも是非とも読みたい。
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陽だまりの偽り…‥ 記憶が曖昧になりつつある老人と嫁の話。痴呆を隠そうとして、本当に引ったくりにあい、その事で、嫁と心の交流が始まる。
淡い青のなかに……シングルマザーの葉子は素行の悪さが目立つ息子修児に手を焼いている。万引きで補導された修児を迎えに行った帰り道に人をひいてしまう。母をかばい、無免許の罪を被ろうとする修児と一旦はそれを受け入れながらも、母として思いとどまる。怪我人は実は泥棒だったが、事故を通じて、親子が立ち直る。
プレイヤー……自殺か事故かで その後の役所内での立場が変わった。その真相は。
写心……借金苦で、誘拐した子供の母親に、お金を渡すから、子供をそのまま育てて欲しいと頼まれる写真家。難病で、弱っていく子供を見るのが辛いと訴えられ、隠し撮りした心からの笑顔の写真を渡す。
重い扉が……目が見えなくなっているのに気がつかない父とその事で様々なことが起こり、距離を置いてしまった息子の話。
短編で読みやすい。
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人の行動には何か理由がある。何も分からなければ「なんでこんなことをするのだろう?」と思ったり、「この発言はなんだ?」と思ったりもする。しかし、そこには何かしらの意味が含まれている。本書はそうした日常生活の一部を切り取り、ミステリーに仕立て上げた表題作含む5編収録の短編集。
全て登場人物の職業や置かれた立場も異なり、一編ずつ新たな気持ちで読むことができる。伏線はあるが、長編のように複雑に絡み合わずにサクサクと読み進めることができる短編ミステリーならではの醍醐味を味わうことができる。
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短編5作品収録
いずれの作品も楽しめました
考えられたストーリー、奥が深いというか
短編作品の評価は高いらしく、他の作品も
気になるところです
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「自薦Theどんでん返し3」を読んで長岡弘樹さんを知り、第一作目のこの短編集を手にしました。
5編の短編集です。どれも評判通り構成がしっかりしてて内容が素晴らしく面白かった。
「陽だまりの偽り」を手にして正解でした。
「傍聞き」も是非読んでみます。