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みすず書房 斉藤道雄 「悩む力」 べてるの家 の人びと
総合失調症患者の共同生活の場であり、仕事の場でもある「べてるの家」の活動記録。病気を折り込みながら 自立的な生活と仕事の日々を送っている
病気を折り込んだ自立支援の例
*不平等の貫徹〜できる人が仕事をし、できない人は仕事をしない
*三度の飯よりミーティング〜議論をしつくすことを目的とする
*自由と安心感が商売につながる〜病気が出れば サボってもいい
この本には書いてないが、治すことができない精神医療の限界と ここまで 寛容的にはなれない一般企業の障害者雇用の難しさを感じた
著者のメッセージ
*病気に悩み、苦しみながら、病気とともに生きることに 生の豊かさがある
*人はパンのために生きているのでなく、人間同士のつながりのために生きている
VEフランクル「人生の意味を考えてはいけない〜この人生から自分は何を問われているかを考えなければならない」