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紙の本
コージ苑再び?
2016/08/29 14:50
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投稿者:テトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生の時だったと思うが、当時書店でコージ苑なる奇妙な箱入りの漫画が気になりジャケ買いした。1ページに4コマ漫画1つという実に贅沢な作りで当時1冊1,000円ぐらいしたと思うが、高校生の私にとって非常に高価であった。しかしその内容は今まで読んだ4コマ漫画のそれとは全く違い、ナンセンスギャグの走りだったと思う。それが私と相原作品との最初の出逢いだった。
特に斬新だと思ったのは4コマ漫画でありながらストーリーが続くこと。4コマでオチをつけながら、その後も同じ登場人物のその後が描かれ、一連のストーリーとなって連続しているところに驚いた。今となっては全く珍しくもない手法だが、初めてこのような4コマ漫画に出会った当時は新しいマンガ形式だとビックリしたものだった。
その後コージ苑は3巻(正式な呼び方は3版)まで刊行され、完結したのだが、このたびコージジ苑と名を変え、新たに蘇った。
原典と違い、コージ苑ではなくコージ“ジ”苑であるのがポイント。全シリーズではまさしく辞書のとおり、単語の意味に即した4コマ漫画が付せられていたが、本書では時事にまつわる4コマ漫画が付せられている。従って政治家にまつわるエピソードが多く、現首相をとことん揶揄した作品多かった。
大人になった今では高校生の時のように無邪気にギャグにのめり込んでゲラゲラ笑うことは無くなり、作者のギャグセンスもかつてほどの勢いは感じられないものの、痛烈に社会を批判する不条理4コマ漫画としてこのまま巻を重ねることを期待したい。
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