紙の本
著者に敬意を持つことが最高の読書法
2008/10/27 00:21
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブライアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
速読法やフォトリーディングなど、本を早く読む方法は数多ありますが、そのインプットを的確にアウトプットに繋げるところまでフォローした本は残念ながらありませんでした。「スピード読書術」はフォトリーディングをはじめとした速読法の類いというよりも、読書に対する心がけといった部分から、なるべく“身に付く”読書をする方法について書かれた本です。
01 本をツール化する習慣を身につける
02 情報感度が10倍高まるスピード読書術
03 読みたい本がすぐに見つかる選書術
04 対話力を高めるコミュニケーション読書術
05 論理的思考力が身につくロジカル読書術
06 発想が豊かに広がるアイデア読書術
07 どんどん自分を表現できるアウトプット読書術
本というのは目的に応じて読み方を変えて然るべきであり、恐らく購入に至る理由というのも何かしらの知識やメリットを得たいからこそ、読むという行動へのモチベーションが生まれます。
今はWebや様々なメディアを通じて数多くの情報が入ってくる時代ですが、そんな環境でどうして本を読むのかといえば、一言でいえば本が「濃いエッセンス」であるからでしょう。著者が自分の人生を通じて感じたこと、教訓などを全身全霊で文字にして表現したものが編集され、出版に至るワケですから、この書評のような個人が勝手な所感をまき散らしている情報とはレベルが違うのです。
そう、著者に対して敬意を持ちながら読むことこそが最も読書を“効果的”に行なう方法です。そんな「スピード読書術」は題名とは違い、著者の本に対する愛情が感じられる良書です。
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「本を読む本」、または「レバレッジリーディング」の方がベター。
本当に勉強をしたいという知的好奇心がある方は読んだ方がいいかも。
なんせ読むのに1時間もかからないしね。
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万人にオススメできる本。
「わからないところがあっても、止まらない」というのは、勉強にも言えること。
「本と対話する気持ちで読む」という読み方は、ユニーク。
レバレッジ・リーディングを読んだ後だったので、共通部分もあり、ちょっと違った意見もありで、かなり面白かった。
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この本は、読みやすくて良いです
読書生活をすすめる本なので、読書を楽しみたい人には、大変参考になると思います
自分Point
?本を読むことは、自分自身を読み、変化させること
本を読むことは『共鳴』です。
本に書かれていることと読者の中にあることが反応しあい、読書が進んでいく。
読書は読者と本が一緒に行う協働作業なのです
?『読みたいように読む』から脱却しよう
『自分の読みたいように読む』のではなく、『著者が読んで欲しいように読む』
自分を真っ白にして、著者の話に耳を傾けてみる。そうすることで、本の内容がより楽に理解できることにもつながっていきます。
?『意識の矢印』を相手に向ける
読書は読者と本の協働作業であり、『共鳴』です
自分の知識と体験に『意識の矢印』を向けると、本への好奇心が開かなくなり、読み方が浅くなってしまいます。
『意識の矢印』を相手や本に向けると好奇心も自然と開いてきます。
まずは、『意識の矢印』の方向に気付き、自分が思うようにコントロールできるようになりましょう。
?ちょっと難しい本、高めの本を買う
読みやすい本ばかり読んでいても、自分の分かる範囲や知っている範囲の読書になり、大きな飛躍は望めません
スポーツで自分よりうまい人の胸を借りるように、読書でも自分より上のレベルの本に挑戦することが、あなたの力を伸ばします。
?書評ブログにコメントをつける
ブログに表現するクセをつけていけば、本を読んでいるときにも表現することを意識して、より深い読み方になっていきます。
アウトプット宣言
『ブログにコメントをつける』
自分からブログにコメントをつけるということがナカナカ出来ない私ですが、
今日からは考え方を変えて、拝見させて頂いたブログには、敬意を込めてコメントをつけさせて頂きたいと思います
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◆学生時代から20年間速読法を磨き続け、年間500冊は本を読むという著者。心理学、コーチング、聴き方を融合した読書法や勉強法などを提唱している。読書は何の役に立つのか、読書に対する心構え、本の選び方、読書後のアウトプットなどについて書かれた本。
◇本は何百年にもわたって磨き上げられてきた完成度の高いメディア
◇いちばん大きな変化であり、自分の速読能力のレベルが変わったことを実感したのは、本を「眼の奥から読む」感覚に変わったとき
◇常に全体と部分とをかわるがわる意識しながら読んでいきましょう
◇読んだ文字量やページ数でほんの価値を考えるのではなく、本の中で出会った言葉や生まれてきた気づきが、仕事や毎日の生活でどれぐらいの価値を生み出すかに目を向けましょう
◇本を読むことは自分を読むことであると同時に、自分を変化させることでもあります
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★読む目的
読書スピードを上げる!
★読書レベル
並列読書
★メインブランチ
『はじめに』 『ツール化』 『意識』 『おわりに』
★INPUT
・たとえ数ページしか読んで無くても、仕事に活かせれば大きな意味ある
・本が速く読めないようにする最大の原因は、『わからない』という感情の渦
・読んだ内容が記憶に残りやすくするためには、『意識の矢印』を自分だけに向けず、
本にも向ける(著者に焦点を当ててみる)。
・多くの本は、現実に活かすために、何度も繰り返し読まないと役に立たない
・自分そのものが、読書力に大きく関係してることを理解(知識・経験・好奇心広げる)
★ウガンダの感想
格差社会を埋めるのに、唯一万人に開かれたツールが本です。その気になれば、成功
するのを力強くサポートしてくれます!正しい付き合い方を身につけましょう!!
★一言で言うなら
『本とともに生きる!』
★OUTPUT
・わからないところが出ても、スピードを落とさず維持する。期間をあけもう一度読む
・キーワードの定義と、核心の言葉を見落とさないよう注意する(つまり、要するに、
一言で言うと、まとめるとなどなど)
・目次だけを見て、語ってみる
・まえがきとあとがきは必ず読む
・『読んだら話す、話たら読む』を必ず行う
★BookCrossingしたい度
『★★★☆☆』
★関連本・紹介されてる本
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先日、工場の生産効率を劇的に向上させる工場再建のプロの仕事をテレビで紹介していました。
彼が行っているのは高価な設備を導入することでも、卓越した生産技術を教えることでもありませんでした。
それは機械や部品の置き場所など、工場のレイアウトを変えること。手が届く範囲に道具や部品を置き、ムダな移動時間をなくすことが劇的な生産性向上につながるのです。
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斉藤孝さんの『読書力』とかぶるところが結構あって、『読書力』も読み返しました。
服を着るように本を読む。好きなものを食べるように本を読む。
この考えが好きですね。
私はパスタを食べるように本を読む。って読み替えました。
この本のおかげで、最近読書が身近なものになってきて楽しいです。
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小説はきっちり最初から最後まで読みたいけど、ビジネス書やハウツー本は速読したい、という思いがあって、速読の本を何冊か図書館から借りてきてみました。
こちらはその中の一冊。
読みやすそうだったのでまずこちらから読んでみました。
最初の方にとにかく読むこと、読み方は最初からでなくてもいいし、「分からない」という意識を捨てて、早く何度も読んだ方が頭に入るということだったので、通読するのはやめて目に止まった個所だけ読みました。
速読の利点を中心に紹介している本で、速読の訓練ができる本ではないのですが、速読ってどういうものなのかは分かりました。
次は速読の訓練ができる本を読もうと思います。
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◎キーワードの定義を探す
・キーワードを○で囲む
・定義に線を引く
◎核心の言葉を見落とさない
・「つまり」「だいじなことは」「要は」
◎アウトプット
読んだら話す、話したら読む。
◎感想を書き込む
「これは覚える!」と書いて何度も読み返す。
◎分からないところはさっさと切り上げる
◎目次だけでも目を通せば、読書効率が上がる
◎本をプレゼン資料に
・箇条書きの視点
「まず第一に」「ふたつめは」の頭に①、②と書く
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スピード読書術というタイトルだが、速読法などの解説書ではない。読書のスピードを上げるのは読書量ということを根本におき、様々な読書術を紹介している。
読書を様々なライフスタイルに当てはめ説明しているので、自分にあった読み方を探すのには役立つのではないか?
個人的によかったと思うのは、前半にあるとにかくスピードを上げて読む方法。わからなくてもどんどん読んでいき、繰り返し読むことで理解が深まっていく。
この方法を用いて多読をすればいいのでは?と単純に感じた。
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ちょい読みしても、十分役に立ちそうな事が書かれている。
じっくり読むと、必要性を納得することができる。
そんな、内容。
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冒頭にどうしても載せておきたい私の気持ちを記しておく。どうか5分。手にとって目次を眺め、好きなところ見開き2ページだけ、読んでもらいたい。後悔はしない、と伝えたい。
―速読・多読でビジネス力が高まる!
副題にこう書いてあるが、ビジネス書という枠組みにおさまっていない。おおよそ見開きごとの小テーマになっていて、初歩的で、読みやすい。読書への心構えから簡単なテクニック(コツ)まで、本の接し方の「いろは」を著者なり着眼点で明解に説いていく。
この本を手に取ったのならば「本はどうして読むのだろう、本はどうやって読んでいったらいいのだろう」という問いに似たものを持っていることだろうが、残念ながら答えは載っていない。それは共通する意識ではないからだ。
そのかわり読み手一人一人に合った答えが読了後に導かれているはずだ。何を感じ・何を大切にするか。あなたが知りたいきっかけは全てここに詰まっている。
ちなみに私は、速読をテーマに読み始めたのだが思わぬ発見が多すぎた。フラットな気持ちで、文面から中身をすくい取るように読む。そこにあるものを、そこにあるままの形で取り込むことの大切さが、私の、私だけの答えだ。ぜひ、あなたにも答えを掬い取ってもらいたい。きらりと光る快適な読書ライフの欠片が、必ず見つけられるはずだ。
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速読法を教えてくれる本ではありません。
読書の仕方や、読書がなぜ良いかを丁寧に伝えてくれる本。
速読を覚える前に、この本を読みましょう。
読書へのワクワクが生まれます。
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◆学生時代から20年間速読法を磨き続け、年間500冊は本を読むという著者。心理学、コーチング、聴き方を融合した読書法や勉強法などを提唱している。読書は何の役に立つのか、読書に対する心構え、本の選び方、読書後のアウトプットなどについて書かれた本。
◇本は何百年にもわたって磨き上げられてきた完成度の高いメディア
◇いちばん大きな変化であり、自分の速読能力のレベルが変わったことを実感したのは、本を「眼の奥から読む」感覚に変わったとき
◇常に全体と部分とをかわるがわる意識しながら読んでいきましょう
◇読んだ文字量やページ数でほんの価値を考えるのではなく、本の中で出会った言葉や生まれてきた気づきが、仕事や毎日の生活でどれぐらいの価値を生み出すかに目を向けましょう
◇本を読むことは自分を読むことであると同時に、自分を変化させることでもあります