電子書籍
やっぱりいい!
2016/08/14 16:32
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:そら - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きすぎて何度も読み返しているこのお話し。でも何度読んでも好きすぎて飽きない!航希が一途ででも莉一は兄に想いを寄せていて報われない姿が切なすぎる。兄の代わりに莉一に抱かれる航希だけど徐々に二人の距離が縮まる感じや実は航希の言葉が莉一の支えになっていたり、題名も航希→莉一の想いかと思いきや、莉一→航希の想いもあったりしてほんと沙野さんのお話は最後まで飽きさせません。そして朝南さんのイラストが最高すぎてもう二度と新作を見られないないことが残念で仕方ないです(T_T)。沢山の人に読んでほしい一冊です。
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私が作家買いをする沙野センセの作品。
この方の話は、どんなシチュエーションでも、非常に淫靡なにおいがします。これは特に濃厚。
幼なじみともいえる隣のお兄ちゃん、莉一のことに強く憧れていた航希。その航希が、成長して弁護士となった今でも、莉一への想いから抜けきっていないんですね。でも、この莉一がね。。。鬼畜です。
殺されかけて、代用品代わりにされて、それでもそんな莉一にloveってのはどうしてよ?と航希に迫りたくなりますが、それが恋愛ってものなのかもね。
莉一は若き天才心臓外科医なのに、相当あぶないヒトです。天才って、こういうヒトもたまにいるんでしょうか?わかりません。
濡れ場ではほんとに言う事やる事すべてでいやらしく航希をいたぶって、なんか真性S。それに感じまくってる航希は真性Mです。割れ鍋にとじ蓋的なCPでもうお似合い、何も言う事ありません。
そして、最初から最後までお互いにものすごく執着愛しまくってます。ひどいことしてる、されてる自覚は充分あるのに、愛し合ってるかんじ。もちろん濡れ場はどのシーンも濃厚。いいです。
ベッド以外の場所、多数です。
だから、後半兄ちゃんから連絡あったときには、なんで邪魔するのよと、こっちまでショックを受けて嫌な汗が。
「これまでそうしてきたみたいに、俺のことなんて置いていけばいい!」と航希が悲痛な叫びを口にするのに、「君の気持ちを踏みにじった。健やかさもプライドも壊してしまった」と莉一が謝罪し懺悔するところは胸を打ちます。このへんの二人の心の動きの描き方が巧み。
書き下ろしの「つつがない食卓」では、めでたく新婚生活?を送る二人のエロなラブっぷりを覗き見できます。
夏目×宮野のスピンオフも近いうちに読めるようなので、期待してます!
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鬱々とした閉塞感と絶望感に苛まれるこの作品、大好きです。諦めよう、断ち切ろうと、もがきながらも心が求めてしまう一途な受けに胸が痛くなりました。実は莉一の本心は…というありがちな展開ではないのも意外性があって良かったです。さらにその裏に兄の想いというのもあって深い。甘々の書き下ろしだけでなく、旧版の表紙絵、旧版のおまけSSと至れり尽くせりのサービスぶりで大満足の1冊でした。
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受の子は、いわゆる『身代わり』なんですが
実は身代わりなんかじゃなくて~とか、ありがちなパターンを期待すると
大きく裏切られる。
展開が納得いかなくて、読了後の後味が悪かった。
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身代わり受け!身代わり!受(弟)→攻→兄です!
かなり切なくて思わずほろりとする場面がいくつか。
攻めに身代わりをしろと言われて反発して、
だけど脅すされる形で自分を差し出す受け。
もう健気過ぎて泣けます・・・。
心は自分にはないとわかっているのにね、もう。
エロはいい感じでカテーテルとかSMチック(?)なことも。
色々とすれ違いが解決し最後はハッピーエンドです。
そして受けの兄…結局最後まで好きになれなかった。
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兄を崇拝する莉一に幼い頃から焦がれている航希。失踪した兄の借金を肩代わりした莉一に、兄の代わりとなるよう要求され…。
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8割がせつなすぎる、思っても思っても報われず、精神的にも肉体的にも追い詰められて…最低です。許容範囲越えてSMで辛すぎて読んでられないです。終いにはダメ兄ちゃんの能天気にさえ救いを求めそうでした。相思相愛になって良かった~。(実感)
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「くるおしく」は狂おしくではなく苦おしくのほうがしっくりくるほど読んでて苦しかった。最後まで兄を好きにはなれなかったけど、別の意味で落ち着きそうだったから今となれば無害。それにしても読んでて辛かったので一個★マイナスで。
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私は新書版の「兄は莉一のことをなんとも思ってなかった」ヴァージョンのが好きなんですが、
新装版文庫の「兄は兄で莉一に片思いしてた」バージョンのが、
弟への嫌がらせのこととかいろいろと収まりがよくなるから
加筆修正して作品としての完成度があがったと思う。
それでもやっぱりラストの真相暴露シーンは唐突に感じられるけど。
今新たに弟を見て恋に堕ちる話でもよかったなー。
でも「実は……」の真相を明かさないと、タイトルにならないし。
互いに互いが「くるおしく君を想う」っていた話で、大好き。
今ごろ気づいたけど、朝南さんの表紙イラスト、
「ガラス窓のこっち側の2人」を描いているんですね。素敵素敵素敵!!!!
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攻めのプライドの高さと屈折具合が全ての原因かと。
こんなに一途で健気な思いを見せられてるのにねぇ…。しかも捻じれた糸をほぐしてみたら繋がってたのは執着していたものとは違ってたじゃないの!www
同時期に別の作家さんの鬼畜攻めと健気受けの似たようなストーリーを読んでゲロ~ってテンション下がったんだけれど、それとは違ってこっち(沙野作品)は好きな話だったなぁ。と。その差は…なんだったんだろうなぁ。
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ずっと気になりつつ、買いそびれていた本。電子サイトの新刊に出てきたのをみつけて、今更ながら紙本ゲット。
期待通りの執着愛。受けさん攻めさんの苦おしさが歪みまくった関係にジワリジワリと滲み出てきて、切なくなります。早々にもう一度読み直す予定です。