紙の本
まさか政治の内容だったとは…、
2022/05/15 17:03
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
スピーチが上手になりたい、という素朴な感じで始まったので、もっと言葉に関するお話かと思いきや、どんどん政治の話になっていったので、他の方のレビュー(低い意見)の通り、ガッカリしました。最後まで読む気がせず、げんなりしています。もしかしたら、感動するかもしれないラストまで、読破できるでしょうか…?
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何度も電車の中で、胸の内から溢れ出てくる、熱いあつい涙を流してしまわないように必死でこらえた。こと葉と同じように、結婚式のスピーチに最初から心を奪われた。
結婚式でこんなスピーチを耳にすれば、マスカラ落とすくらいなんでもないことのように思えるくらい泣いてしまうに決まっている。
スピーチライターという仕事があることすら知らなかったこの本を読む前の自分。そしてこの本を読み終わった今の自分。
私の世界もまた確かにこの作品の言葉によって“変わった”のだと思う。
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なにこのさわやか暖かい読了感は。
最初はある意味でお仕事小説なのかと思いきや、なんと深い良い話なのだろう。
言葉がスピーチがどれだけ人の心を揺さぶり寄り添いまっすぐなものなのか。
泣きそうになった。
ラストもとてもよく、気持ちの良い本だった。
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何の予備知識もなく読み始めたので初めは
披露宴のスピーチを入れつつもいろんな家庭の
ほんわかする短編集的な作品かと思って
読み始め、途中でおやっと思い裏表紙の作品
内容を読んでからは一気に読み終えました。
スピーチライターやコピーライターなど
聞いたころはあったけど実際どんな
お仕事なのかは知らなかったんですが、
読み終えた今、あぁ~なんて素敵な
仕事なんだと思いました。「言葉」って
話す人や作る人によってすごい力になるん
ですね。本編に出てくるある人が言った一節に
「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、
と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。
二十四時間後の君、涙は乾いている。
二日後の君、顔を上げている。
三日後の君、歩き出している。」
なんていい言葉なんだろうと思いました。
もし自分が困難に直面した時にこんな言葉を
かけられたらなんて心強いことだろう。
そしてもう一つ心に残った一節は
「愛せよ。人生において、
よきものはそれだけである。
本日は、お日柄もよく、
心温かな人々に見守られ、
二つの人生をひとつに重ねて、
いまからふたりで歩んでいってください。
たったひとつの、よきもののために。」
これも実際言われたら心にしみるだろうなぁ
たまたま手にして読んだ作品で「言葉」って
ほんとにすごい力を持っているんだと
改めて思いました。あぁ~いい作品だった。
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結婚スピーチの話ばかりと思って読み始めたけど、結婚スピーチは冒頭だけで、後半は選挙スピーチ。
現実とリンクする部分も多く、面白かった。スピーチ十ヶ条、参考にしてみよ。
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楽園のカンヴァスの著者によるスマッシュヒット。余り知らないスピーチライターの世界を題材にしていて見事に引き込まれてしまった。現実の政治動向をかなり参照していたけど。
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スピーチライターって、本当にいるんですね。いや、いそうだな〜ということは分かるけど、あまり馴染みがないので。。
でも、私も人前に立ったり、みんなに注目されることが大の苦手なので、スピーチがうまい人って尊敬します。言葉の力ってあるよな〜、大切だよな〜ということを再認識。
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わりと最初にがつんとやられたので、最後の師匠がいなくなってからの展開は急すぎて無理にまとめた感じになってしまったのが少し残念。
結局最後はこと葉はフリーで仕事してたのかな?
ワガタマとの成り行きとかももう少し細かく感動的に書いて欲しかっった気がしたが、スピーチライターという仕事にスポットを当てたお仕事小説だと思うことにした。
これはスピーチが好きになる、特に自分がスピーチをするのに参考になる事は結構あった。
3つの理由を述べるテクも何度も出てきたので、それもスピーチが映えるコツの一つみたいだね。
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スピーチによって人の心が動かされる。思っていることを言葉にする事は本当に難しいことだけど、相手に伝わるように気持ちを伝えようとする気持ちが一番大切なんだと実感した。
[困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。]
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スピーチライターとして成長していく、こと葉。
言葉によって
誰かの心を動かすということは、難しく、そしてなんと強烈なことであろうか。
最近、心を鷲掴みにされ、揺さぶられたことがないなあという人にもオススメの一冊でした。
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原田マハさん、得意の美術関連以外はなんだか少女漫画みたいに軽すぎて苦手です。残念。途中から飛ばし読み。
スピーチの構成って音楽に通じるものがあるかなとちょっと思った。盛り上げ方の問題。
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これといって取り柄もない普通のOL、こと葉が主人公。
密かに想いを寄せていた幼馴染の結婚式に出席している際、
あまりにも退屈なお祝いの挨拶を聞いているうちに居眠りをし
すでにテーブルに配られていたスープ皿に顔を突っ込んでしまう
という大失態を演じてしまったこと葉。。。
そんな彼女だったが、その後の別の人のスピーチにとても感銘を受け、
その人のところに弟子入りすることに。
久遠久美。彼女の師匠は業界ではよく知られたスピーチライターだった。
「言葉」の持つ可能性にどんどん興味を惹かれ、勉強していくこと葉。
そんな彼女にまた大きな転機が訪れて・・・というお話。
「言葉」の力については、いつもその強さを感じているし、
普段から言葉そのものや言葉の使い方操り方に気を配っているつもりなので
とっても興味を持って物語を読み進めた。
だけど、ちょっと残念だったのは中盤以降、政治の話が中心になること。
それも民主党が政権交代する直前の状況をそのまま描写したかのような内容。
やっぱり・・・つまんないね。政治って。あ、いや、政治の話って。
それに、政治が絡んでいる箇所、なんだか中途半端に感じた。
もっと深く描くか、あるいは政治の話なんて全く持ち込まずに、
結婚式や企業代表の挨拶に特化した内容にした方がよかったのでは?
と思ってしまった。
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冒頭かなり引き込まれた!これは楽園の上をいくかも⁈と期待大(≧∇≦)
正にリアルタイムで選挙戦真っ只中であるので、途中の選挙に関する内容も自然と受け入れられたし、まあ、何年か前の総選挙を思い出す感じかなあ…。
いわゆる「フツーのOL」のこと葉が、行動力があって、スピーチライターとしての才能もあって、すごく「いい女」に成長していくのもいいな。
スピーチライターという職業にも興味を持ったけど、この小説の登場人物はみんないい人で心温まった。
最後はじんわり感動!
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ずっと好きだった幼馴染みの結婚式で出会った、心震わせるスピーチ。それは、伝説のスピーチライター、九遠久美のスピーチだった。彼女のスピーチに魅せられた普通のOLこと葉は、九遠久美に弟子入りし、言葉の力で世界を変えるべくスピーチライターを目指すことになる。
要所要所に挟まれるスピーチの、言葉の選び方、まっすぐに伝わってくる気持ちの込め方、だんだんと盛り上がっていく構成のうまさがすごい。スピーチが悪かったらそもそも成り立たない話なのはわかっているけど、、ほんと作家として渾身の力をここに込めたんじゃないかなあと思う、力に溢れた優しいスピーチが素晴らしい。ほんとに、言葉で世界を変えられるんじゃないか、って思わせたり、ちょっと泣きそうになったり。
すごい力のある本で、一気に読まされてしまいました。とてもよかった。
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人に気持ちを贈る、伝えるツールには「身振り」「言葉(音)」「文字」があり、それらが統合されひとつの表現としてかたちになったものが「スピーチ」である。この作品では「文字」でスピーチを支えるライターのテクニックや心理戦の攻防もとても楽しめるが、やはりオーディエンスの心を強く捉えるのは、その言葉を表現するスピーカーの真摯な心持ちであることがわかる。