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読後の余韻が心地よい。一人の女性のドラマなのだけれど~恋愛小説ではないと思いたい。でも女性受けする小説なのだろう。社会にもまれ、苦難を乗り越え成長する様を描いているのだが、深さを感じない。文体が軽いというのは適当ではないが・・・・。4つに近い星3つ。
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117 スピーチで世界が変わるってことを
134 言葉っていうのは、魔物だ。人を傷つけも、励ましもする。本やネットを目で追うよりも、話せばなおのこと、生きたチカラをみなぎらせる。この魔物をどう操るか。それは、話すひと次第なのだ。
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困難にむかい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している
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なかなかいい言葉がちりばめられて結構好きです。
あの政権交代の時期に書かれたものなので、希望に満ちた物語になっていますね。
結局政権交代は失敗だったことがはっきりした今読むのは、
何だか悲しい気持ちになる。
そんなことを除けば、キャラクターも好感が持てる人たちが多く、
幸せな気持ちになれる一冊です。
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あらゆる場面で涙を誘う一冊。
使われる言葉綴りに、日本語の美しさを改めて知ろうと思わされました。
この本に出会えて良かったです。
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スピーチライターを主題にした小説だが、作品中に出てくるスピーチはあまり感動的なものがなく、主人公とともに心動かされることはなかった。評価できる点は、スピーチライターという点に焦点を当てて話が進んでいく点である。不必要に恋の要素が入ってきたりして興ざめする作品が多いが、この小説は恋関係は最小限に抑えられていて、主題が散在しないちょうどいい塩梅で抑えられている点が巧みであった。
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原田マハさんの【本日は、おひがらもよく】
【独立記念日】ですっかりファンになった原田マハさんの最新刊です。
いやぁ~!!期待通り面白かった~♪
OLの二ノ宮こと葉がスピーチライターに弟子入り。
そして、選挙のスピーチライターに大抜擢!!
スピーチライターという職業にもとても興味がわきました。
前半に出てくる結婚式のスピーチ。
なるほど・・・。人の心をつかむスピーチってすごいのね!と、ちょっと感動。
でも、こんなスピーチ、聴いたことないぞ!と思ったり。
後半の選挙で人の心を動かすスピーチもすごいなぁ・・・と思いながら読んでいたところ、
参議院選挙公示により、TV画面には各党党首が勢ぞろい。
なんてタイミングでしょ!!
で、安倍首相のスピーチを聞いてみたけれど、言葉が右の耳から左の耳へと通り過ぎていきました。
ふと、思った。
各党党首のみなさんにもスピーチライターがいらっしゃるんでしょうね・・・
当たり前のことに今更ですが、「ことば」ってすごいねぇ~!!
この本から
「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩きだしている。
どうだい?そんなに難しいことじゃないだろ?だって人間はそういうふうにできているんだ。
とまらない涙はない。乾かない涙もない。顔は下ばかり向いているわけにもいかない。歩き出すために足があるんだよ。」
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出会えて嬉しい!と思える本でした。
キラキラした言葉がたくさんつまっています。
人って素敵!言葉って素敵!
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言葉が心に沁み込む。。。 そんな小説でした
言葉のもつ、強さ、優しさ、温かさ。相手の心を動かす力。
そんなことを感じ取ることができました。
スピーチを通して言葉の持つ力にどんどん魅了されていくこと葉。
彼女が言葉の持つ奥深さに気付き、学び、
仕事に対して真摯に、やりがいを持って取り組んでいく様子に
彼女の成長を感じ、また、強くなったなぁとも思いました。
長い演説やスピーチでも、言葉がコンパクトでうまくまとまっていて、
一言一言が上手に組み合わさっていて、聴く人の心を惹きつける。
この本の中でそんなスピーチを読んでいて、私自身も惹き込まれてしまいました。
また、人の心に訴えかけるスピーチを作るには、
話す技術だけじゃなく、「人の話を聴く」ことも大切であり、
また時として、言葉すら必要でないときもあるということ。
その人がその場にいる。ただただ、それだけで良い時もあるということ。そんなことも思いました。
この本の中では、選挙活動のスピーチなども出てきて、
ともすれば言葉を道具として操っているようにも思えるのだけれど、決してそういうわけじゃない。
言葉はあくまでも相手に伝えるための一つの手段であって、
大切なのは、『言葉に想いをのせて伝えること』だから。
だからこそ、この本の中には印象的な一言がたくさんありました。
相手に掛ける一言が優しくて、心が温かくなりました。
人の言葉の温かさが、心に染みたなぁ。
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二十七歳、二ノ宮こと葉は好きだった幼なじみ、今川厚志くんの結婚式に出席。あまりにつまらない来賓スピーチ中、眠くてスープの中に顔を突っ込んでしまう。その席で久遠久美というスピーチライターの女性と知り合う。すぐ後に同僚の結婚式でスピーチすること葉は久遠に依頼をするが、その内、彼女に弟子入りする事になる。
初めて読む作家さん。タイムリーに今回、直木賞の候補になられたよう。
出だしは本当に面白かったです。つかみはいい感じです。ただ軽い読み物だったからでしょうか、歯応えが少なく。。。
また主人公が年相応の女性に感じられなかったです。二十七歳ってもう少し大人では……。それに惚れっぽい? ですか。意外とすぐワダカマに気が移るし、実はそこまで厚志くん好きじゃなかった??(^^;) それとも著しく気持ちの切り替えが早いのか。。。もともと恋愛話はいるのかな……??
後半は政治の話になり、それがまた微妙でした。これは読んだ時期(今)が悪いのかと思います。
現実世界で。政権交代した後数年でどうなったか……。その時に語られた言葉がどの位軽いものだったか。言葉の力、重さを語っているお話なのに、あの時は羽根よりも軽かったと知ってしまった今となっては、かなり読んでいて寂しい。。。
これは私個人の繰り言ですね……。
また作中の政治家の方々がいい人過ぎるような気もしました。 (^^;)
製菓会社の広報や、結婚式、町内会スピーチなどのお話に絞ってあったなら素敵なお話だったかなあ、と思います。
とてもドラマ向きなお話ではないかな、と想いました。
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スピーチライターという仕事をよく知っているだけに、とても楽しく読めた。電車のなかで読みましたが、時々涙がでそうで、ヤバかった。特に前半。
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選挙を控え、候補者の言葉にもっと耳を傾けてみようと思った。
この作品を通して、スピーチライターという仕事に興味を持ったが、
各党には、専属のスピーチライターがついているのだろうか。
一気に読んだ割には、どこか足りない…ワダカマリが残る作品だった。
恋愛の要素と、最後が軽く感じだからかな。
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幼なじみの結婚披露宴で大失態をさらしてしまった二ノ宮こと葉は、
その披露宴会場で言葉のプロフェッショナルであるスピーチライター・久遠久美と出会い、弟子入りすることに。
言葉の持つ力に惹かれ、人の心を動かすスピーチライターを目指す。
お仕事小説なんだけれども、
扱うものは言葉。
ほんの一文で、あるいはほんの一言でズッキューンと心が震えるほどの
素敵な言葉に出会えます。
何度となく涙がこぼれました(/_;)
繰り返し読みたくなる1冊です。
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主人公が素直でまっすぐで可愛らしい。普通のOLがスピーチライターという右も左もわからない職業に飛び込み、頑張るひたむきな姿に勇気をもらう。ドラマをみているように頭の中で主人公達がどんどん動き回ってくれる、とても面白い作品だった。
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上司に勧められて出会った小説。ストーリーのテーマにもなっている『言葉の魔法』にかかったかのように、何度も目頭を熱くしながら一気に読みました。わたしも、こと葉みたいに言葉を操れるようになりたい!
『どんなに一所懸命書いても読んでも、広く一般受け入れられない限り、言葉の効力って限定的なもんだろ。言葉っていうのは、操れなくちゃだめなんだ。』
『困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君歩き出している』
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初原田マハ。原田宗典さんの妹君とは知らなかった。美術と恋愛のイメージだったけど、こんなお仕事小説も書かれていたのね。時事問題も入ってて読みごたえある。
公職選挙法も今は少し変わって、インターネット選挙が始まったりしてますね。