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投稿者:マキシマムザマッドマックス - この投稿者のレビュー一覧を見る
十巻、長かったですが、満足のいく作品でした。
単なるフィクションで終わらせず、随所にちりばめられた、生々しさが作品に重みを与えていると思います。
ガンダム物としては、この時代以前の要素、この時代以降に繋がる要素を組み入れ、匂わせ、知っていればうれしくなるサービスもよかった。
福井氏が解説を書いている、小説版BLUE DESTINY やファンを公言しているイデオンなどの要素を感じる設定もあり(勘ぐり過ぎかもしれませんが)邪推のし甲斐がありました。
作品世界でもまだ悲惨な戦争が待ってはいますが、今はただ、バナージが大人の男になったことを素直に喜びたい気持ちです。
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ガンダムUCの最終巻。
フロンタルが最後までちょっと卑屈すぎかなぁ。
ラプラスの箱の処理はさすがだと思いました。
富野監督以外がガンダムを描く場合、ニュータイプ論には触れずにミリタリーに特化しがちですが、本作では真っ向からニュータイプ論にぶつかり、逆シャア以降の情報も踏まえた上で見事に消化しています。
アニメ化には期待大ですが、アニメで表現しきれるかなー。
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ついにラプラスの箱にたどり着いたバナージとミネバ。フルフロンタルの正体とともに物語の核となる謎が明らかにされる。ここまで、引っ張って来た「箱」の真相についてはそれほど衝撃的ではないのだが落としどころが上手い。宿敵フルフロンタルとの対決のあたりからは物語の大筋は見えており安心してカタルシスに浸れた。改めてこの大作を通して読んでみると、福井氏は書き始めた時からしっかり構想を練っていたということがよくわかる。売れ線であるガンダムの設定を単に借りるのではなく、その舞台の上でしっかり人物を描き、エンターテインメント性を失わず「可能性を生きる」というメッセージを上手く伝えているところが素晴らしい。
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「機動戦士ガンダムUC」を代表して。
ラストまで読んで感動した。
やっぱガンダムは大人になってから見たり読んだりすると一層面白いな。
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三十年ほどたったF91の時代にニュータイプというものの存在が希薄になってることに繋がる流れとしてはこういう終わりかたになるんだろな…。ターンエーの黒歴史末期をイメージさせる描写も。
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マンガではなく、小説ですが、マンガくくりでしょう。
盛り上がり盛り上がって、最終巻に及んでも、結局、話が前に進んだように思えない。
そういう意味では、「大人のガンダム」なのかもしれない。
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読んだー!完結ー!
見事感動の中に終わってくれて、なんの文句も違和感もありません。
舞台は宇宙世紀でも、ものすごくべたついた人情物でした。もちろん良い意味で。
熱血、気合、力を合わせれば奇跡は起きる。閉ざされた人の心もきっと救える…
下の↓エリンのすぐ次にこの本を読んだもので、好対照でした。
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『ラプラスの箱』、全編通して正体が謎と描かれてきて
最終的に分かった正体が・・・
もう少しインパクトのあるものだとよかったかと。
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2009/ / ~2009/09/07
ようやく完結。「ラプラスの箱」については、納得。結末についてもこうかな?とほぼ納得。充分ではないにしろ、満足感はあった。宇宙世紀の総括になったような作品。過去も未来も包含した作品。「逆襲のシャア」のラストも明かされたような気が・・・。
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冨野監督本人の書かれるものは別にして、いままでのガンダム小説は、いまいちだなぁと思っていたのですが、ガンダムが大好きな一流作家が、本気で書くとこんなに面白いんだと衝撃。
まさに富野風味だ!と思えるキャラクター、破綻のない設定と世界観、ガンダム好きならおっ?となったりニヤリとなるちょっとした描写、ガンダムにありがちなラストの・・・(苦笑)まで、全部がガンダムでした。
彼の本気を見せてもらった気がします。
福井 晴敏がんばりすぎ。
アニメ化が楽しみです。
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この10巻を出るのを心待ちにしており、9,10巻が同時発売でもちろん速攻購入しました。
今まで盛り上がりでどう決着がつくのか期待と不安がありましたが、残念ながら私は不安が的中しました。
ラプラスの箱の中身は、正直これ以外設定しようが無いと言うぐらい妥当な物でした。
しかし、だからこそこの壮大な物語自体成り立たなかったのではないでしょうか?
非常に中途半端な終わり方で、残念でなりません。
9巻迄は、最高の評価だっただけにこの結末は納得出来ません。
1巻~10巻のまとめた評価であれば、それでも満点に近いぐらい面白ので本当に残念。
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読んで良かった、と思える良い作品でした。
主人公が様々な立場や考え方の人間と出会って、成長していく。王道ってやっぱりいいですね。
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一番残念だったのは途中から本文イラストが安彦氏じゃなくなったこと。あと、宇宙戦は文字での描写には限界があるなあ。
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先人の言葉と受け継ぐ者達。
何とか難敵を倒し、味方も傷つき辿り着いた謎、La+にはお宝も何も無く、途中で示唆されるとおり、本物の言葉があるだけだった。100年の封印こそが意味を持ち、開けて吃驚、大山鳴動して・・・。
ガンダムですから、だからこそ、ここまでの過程に意味があり、恐らく映像化されれば、そこに辿り着くまでが面白くなりましょう。実際、この巻でも強烈な戦闘が行われる。
面白くないのは、フル・フロンタル。シャアの再来と盛り上げ、驚異的なMS戦技を持ち、器だと嘯いてみて、本当に器に過ぎない、というのは、アンジェロの忠誠も残念無念。安っぽくても正体があった方が納得感があったように思います。
全体としては冗長でした。ガンダムはもっと行動的で良く、MSに乗って叫び合う程度の分かりやすさが良いように思います。作戦会議室、屋敷、艦橋で難しい話をされたり、政治家が登場する方が現実的かもしれませんが、登場人物も多く、従って場面も多く、その割に面白さはさほど増えず、退屈なところがいくつかありました。ファーストやそれ以外からも引用が多過ぎたように思えた。
それでも、渇望されていたU. C.年代の物語に挑戦し、完走した福井晴敏は立派です。既に何作品か出されている物語、しかも期待の大きさたるや日本一、の続編として、十分楽しめる作品でした。映像化やフィギュア化、ゲーム化などが最初から大きく組み込まれた作品について、ここまでの水準を達成することは、大変なことだっと思います。
挿絵の人も後半に至って、人物は上手くなり、お疲れ様でした。
貪欲な消費者としては、続く映像作品と、封印されている「ハサウェイの叛乱」をどうするか、を期待します。
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まだ読めてないんだけれど文庫展開され始めちゃって涙。でも安彦表紙じゃなかったからオーライ。で、気付いたんだが、文庫版が角川スニーカーと角川の二種あるのね。流石の力技、この作者だからやったんだろーなってカンジ。ミネバの成長ぶりを見届けないと頑張ろう。