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作家の佐藤優氏と政治家の井戸まさえ氏のお二人が小学校の社会科の教科書を使って政治についての基礎知識とお互いの知識経験から裏側までを解説した一冊。
お互いに佐藤氏は知識面で井戸氏は実績面での角度から政治に精通しているので読んでいて基本的な知識はもちろんながらもっと深いところや裏側の真実にまで知ることができ有用な一冊でした。
また章末や巻末にまとめが掲載されているので本書で書かれている知識を効率よく会得することができました。
また本書では今まで読んだ政治関連の書籍には書かれていない用語(実念論や中間団体といった)も多数登場し勉強になるだけでなく、新たな考え方の視点も得ることができました。
特に政党の考え方である部門の代表や選挙に関する
内心の自由などは読んでいて感心しました。
また、政治の目標が国民が政治について考えずにすむ世の中にすることというのは強く感嘆しました。
そして、他の国の政治や裁判についての制度についても書かれており、日本との違いもわかり勉強になりました。
そんな本書のなかでも選挙や逮捕された時の対応などは経験者の意見でもあるので説得力があり、知識となりました。
また、高負担高福祉の実現についての条件は勉強になりました。
この2点は印象に残りました。
小学校の教科書で本質を知り、お二人の経験などから深掘りしていく本書は政治についての本質を知ることができ読んでいて大変勉強になりました。
本書で得た知識はこれから政治を考えていくうえで新しい視点を与えてくれた一冊だと感じました。
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さくっと読めて、深い内容。
特に私のように政治法律関係に疎い(が、いま勉強しないといけない)人間には面白かった。
<ほんとうの市民社会の論理>
国民は政治をやらないで「欲望」を追求するんです。経済活動なり、文化活動なりの欲望を追求する。それで税金を納める。それによって社会が発展していくんだというのが、基本的な資本主義社会、市民社会の考え方です。
<刑事と民事>
裁判というのは、大きく分けると「民事裁判」と「刑事裁判」があります。この教科書でも「争い事や犯罪」ときちんと分けて書かれていますね。
「争い事」が民事、「犯罪」が刑事というわけですね。
<近代社会は複雑性>
そこで、その複雑なものをいかにらくに解決するかというときに、「信頼」という複雑性の軽減メカニズムが出てくるわけです。
<政治はことばの芸術>
候補者が、政策や訴えをどう言語化しているかに注目する。
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公民の基礎を学び直そうという目的にはオススメできません。表の社会科と共に裏の社会科と称して、教科書に記載がないようなテクニカルな部分に触れる。寧ろ、そのテクニカルな部分にページが割かれ、教科書の内容は浅い。いや、元々小学校の教科書は浅く、それなら教科書自体を読んだ方が良いのだから、本著は本著の構成で良いのかも知れないが。
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小学校レベルの社会科の基礎をがっちりとやり直すような本ではなく、教科書の引用は最低限で、かなり応用編の内容ではないかと思う。タイトル通りに受け取って読み始めるとずいぶん印象が違うと感じる。
ただ、内容自体は著者の経験や教科書に現れない裏側も含めた対談形式で普通に面白い。
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本当に無知なので勉強したくてタイトルを見て選んだけど…無知な人には易しくない。
むしろある程度知識ある人じゃないと面白くないと思う。
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小学校6年生の社会の教科書をもとに、政治について語った対談本。
2015年発売とちょっと前の本なので、書いてあることが若干古いように感じる部分はあるけれども、政治の基礎的なことについては分かりやすくまとまっていたように思う。
ただ、最初の『はじめに』でいきなり「敷衍」なんて漢字がでてきてなんだこりゃと思った。「ふえん」と読むようで、「意味のわかりにくい所を、やさしく言い替えたり詳しく述べたりして説明すること。」という意味らしい(自分は知らなかったけど、多分基本的な知識なんだろうなと思う)。
ナチスが健康にこだわっていたというのは初めて知った。タバコ吸ってるイメージがあるので、禁煙運動をしてたと知ってちょっと驚いた。
政党は部分の代表に徹するべきという考えは、確かにありかもしれないなと思った。日本の場合、思想だけでいうと自民党も旧民主党もそうそう違いがあるように思わないしね。ある意味、令和新撰組というのは一番分かりやすい部分の代表のように思う。自分が投票するかどうかはともかく、そういう政党は必要だろうなと思う。
なお、前安倍首相について総理大臣になったのは、「選ばれた」ではなく「即位した」という発想でいるはずだとのこと。安倍さんの場合、世襲だから分からなくないけど、現首相の菅さんはどういう思いでいるのだろうか…。
なお、イギリスでは世襲が起きないように(というより起きにくいようにだと思うのだけど)、親と同じ選挙区からは出れないようにしているらしい。どれぐらいの効果があるか分からないけど、日本でもそうしてみていいんじゃないかと思う。
後、著者の佐藤優さんについて、作家や読書家として知ってたけど、過去に逮捕・起訴された経験があるということを初めて知った。その経験があって本をよく読むようになったんだろうか。
最高裁の国民審査というのは確かによく分からないよね。自分も今まで1回か2回あったのは覚えてるけど、最初「何だこれ?」となった覚えがある。もうちょっと解説記事とかあったら、参考にしたいのだけど。
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「主権は国民にある」というのは実は危険な思想で、庶民は不要と思えばオリンピックどころか大学も皇室も政党も廃止してしまうだろう。日本国は馬鹿ヤンキー国のような人工国家ではなく文化的存在だから伝統は尊重されるべき。武装解除憲法と新民法と農地解放(農民窮乏化→工業立国)で変遷したけど/井戸まさえとの対談だけに民主党寄り。「すでに集団的自衛権を認めるという大転換をした上、憲法を改正したら世界中にどう思われるか」(「戦争ができる国になった」と厄介に思うのは侵略者の中国・南北朝鮮だけだろ/議員報酬は高すぎとは思わない
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ところどころに特定の政党に対する批判が出てますが,比較的中立で書かれていて面白い本だと思います。物事をいろんな面からみる上では有用ですが,タイトルにある肝心の教科書を駆使しているかといわれると疑問が残ります。
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図書館で借りて読んだが、あまり教科書を使っていない印象。対談形式で比較的読みやすかった。権力に対する闘争がこの本の裏テーマのように思えた。
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池上彰氏・佐藤優氏著『僕らが毎日やっている最強の読み方』の中で紹介されている本。
政治に疎いワタクシ。
小学校社会科の教科書で一気に身につけられるなんて神〜!と、手に取った次第。
まずは三権分立からスタート。
小学校の教科書、優しい文章ながら要点を押さえていてわかりやすい。
小学生のときはそもそも興味がなくて右から左に受け流してしまったのかも。
大人になってから読むと、フムフムな感じ。
ただ、そこからの深掘り度合いが生ぬるくなかった。
本書は外交官の経歴がある佐藤優氏と、民主党衆議院議員の経歴がある井戸まさえ氏による対談スタイル。
テンポよくて読みやすい···と思いきや、まあまあディープな展開に。
教科書には載らない裏の歴史や、
ニュースをみてるだけではわからない世界。
最高裁判所の判事で、法曹資格のない無免許な人がいたとは。(私が無知なだけかもしれんが)
当たり前の世界だと思っていたものが、
実はねじれていたり、おかしくなっていたり。
今後ニュースをみるときの視点として、
これはなんで?ってまずは疑問をもてるようになることが私のプチ目標。
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小学校の教科書って優秀だったんだなと見直しました。三権分立や憲法9条など知っているつもりでも、いざ説明しようとすると『はて?』という感じでしたので基本からと思い手に取った一冊。
とても分かりやすく、裏の話しもためになりました。
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久しく社会について勉強していなかったため、優しく解説されているこの本は読みやすかった。
実際に官庁で働いた人の声も書かれているため面白かった。