- 販売終了
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
紙の本
著者コメント
2005/01/18 10:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけうち りうと - この投稿者のレビュー一覧を見る
世相の明暗と純愛ブームのあいだに関連があるのだろうかというような昨今。恋愛ってやつは天災に似て御しがたきものである。と昔の治世者が詠嘆した。今も変わらない。人は恋愛小説を読む唯一の生物である。恋愛小説は文系人の十八番であり、理系人はミステリーという妙な思い込みがあったが、最近、考えが変わった。この半年ばかり理系本に凝りまくり、数学物理他にも色々、手に入るもの片っ端から読み散らかした。おかげで拙著に理系人頻出という珍現象が起きた。理系人の何がユニークかというと、事実を前にして謙虚であるという点である。自分も含めて文系人は言語に頼りがちで、事実が予想に反した場合、言葉による修復ないしは事実の多重解釈をしようとするふしがあるし、それが通る。希望や予測と異なる結果が出来したとき理系人は事実に従順だ。というような文理の違いが登場人物に反映しているかというと、ちょっと心許ないのではありますが。恋愛という現象に対して真摯な姿勢の尚と、問答無用全開の二十六木、両人の思いの変遷を楽しんでいただけましたら幸いであります。
たけうち りうと
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |