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岡崎京子のpink のコメントまとめ
全ての仕事は売春である ゴダール
愛と資本主義の物語
シアワセなんて当然
漫画も文学になる時代が来た
樋口一葉のにごりえ
乾いた諦観
どーして女はこーゆーフリルのついたボーリョク平気で使うんだろ?
バブルの消費社会の環から抜け出せない
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資本主義と消費社会の話。
こういう生き方もあるかと思う一方で、やはり我々は消費社会に抗えないのだと思った。
人は消費してはいけない。
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「お母さんが良く言ってたわ シアワセじゃなきゃ死んだ方がましだって」
「お母さんは?」
「····· そのとおりに死んだわ」
本作を語るうえでまず外せないのが、とにかくワニです。「スリルとサスペンス」のワニ。ジャングルを夢見、力強いその顎でなんでも噛み砕いてしまうワニ。生きてるのが窮屈そうだから、殺されて鞄にされてしまったワニ。浅い読みかもしれませんが、やはりワニとユミちゃんは表裏一体で、ユミちゃんがあってこそのワニ、ワニがいてこそのユミちゃんだったのでしょう。
·····いや、なにもワニに限った話ではありません。愛だって同じようなもの。人生だって同じ。みんなみんなみんな、最終的には窮屈な鞄に収まるものなのかもしれませんね。
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2回読んだけど、いまだに登場人物全員好きになれないし作者が伝えたいことが読み取れない、、
こういう淡々と日常が進んでいく話とレトロな絵柄はとっても好み。服も可愛い!
夜職してるときっと理性のネジが外れちゃうのかな
恥じらいと男への期待が無くなるのかしら
この漫画読んで自分の人生に活かすとしたら。
未来の自分が困らないように考えて行動する!
行き当たりばったりな行動せずに考える!
人生経験重ねて読み返したらまた違う感想になるのかな、、、
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読んでてずーっと恐ろしさを感じてた。
多分ぜんぜん心情が理解できないからだと思う。どんな難解な物語より難しかった。ワニがどう、とかじゃなくて。
後書きがヒントすぎる、「全ての仕事は売春である」「私は幸福を恐れない」、うろ覚えだけど書かれてたような、結局「受け入れる」物語?「受け入れるしかない」物語?、女性の敵は社会?、価値観、良いこととされるもの、孤独感、これはメモ
そもそもこういう分析しようとすること自体がもう外れてるんだろうなーと思う
読んでいて罪悪感を感じるのはなんでなんだろう、多分何かしらに対して驕りがあるんだろうけど、、わからない、とにかくわからない、ずっとモヤモヤしている
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「すべての仕事は売春である」「すべての仕事は愛でもあります」 あとがきの言葉にハッとなりました。貪欲に生きるユミちゃんは、あのあと、どう過ごしたのでしょう。「シアワセなんて当然じゃない? お母さんが良く言ってたわ シアワセじゃなきゃ死んだ方がましだって」お母さんはその言葉通りに死んだけれど、ユミちゃんは生きたのかしら。
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この消費社会では愛は、別の消費によって代替できるのではないだろうか、と、これがこのマンガが描く余韻から伺える「”愛”と”資本主義”」なのではないかと私は感じる。
ただしそこには、「代替できるということは、ただの軽薄な愛だった」という諦観はない。愛は愛であり美しく、ただ、資本主義における愛の一つの形が示されただけにとどまる。
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1990年代。
作者は絵をかくのが好きで、高校時代にエロ雑誌にエロ漫画書いてたって、読んだことある。うろ覚え。
主人公は、ワニとアパートに住むOL。金持ち父と優しい母。優しい母は早世し、金持ち父の愛人が継母。継母は嫌いだが、継母が作るアップルパイと継母の子と好き。お金でこんなキレーなものが買えるなら私は働く、と売春。テキトーに生きて彼女作ってる大学生と出会い恋。大学生、文学賞をとる。幸せの絶頂の彼と彼女。ワニ、継母に殺される。彼女の過去が暴かれる。二人で逃げよう。パパラッチから逃げる途中で交通事故の彼。空港で待つ彼女。永遠の袋小路ファンタジーなんだよな。これが90年代かなぁ。少女漫画でここまでやっちゃうの?の最後の漫画家と思ってる。