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これは。。何とも後味の悪い作品。救いがない。誰も信用できなくなっちゃうよ。作者は何を言いたかったのか。。。
舞台が愛知のようなので、ところどころ会話に名古屋弁(らしい)が出てくるけど、その必要性って?読みづらいだけでした。方言を使ってる作品は好きだけど、これは不要だと思う。
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まさかこんなに後味の悪い結末を迎えるとは。
心の声は、なかなか良い。
でも、結末がなぁ、救いがなさ過ぎ。
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201608/嫌な終わりといえば嫌な終わりだけど、面白かった。登場人物達が、妙にコミカルに書かれているのがいまいち。ジョージとか兄えもんとか、上滑りで何故そういうキャラ設定…(例えば伊坂だったら多分こういうキャラを違和感なく物語にとけこませると思うけど)。後半の美郷と彼らの会話文もここまでの物語を一気に寒いギャグ形式にしてしまうだけで逆効果では。文庫版背表紙に「二度騙される」って書いてあるのも興ざめ。
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最終的に、何とも救いのない話であることか。
同窓会で再会した高校の時の四人組が、体罰教師に意趣返しを企てるが、思わぬ展開に。
それぞれが疑心暗鬼になり、「WHO」その解明に、登場人物たちとともに読者をも、惑わせる。
その結果の読後感は・・・
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予想していた結末を作中でさっくりと否定された中盤。
次々と明かされる一連の事件の真相に、頭はこんがらがるばかり。残酷さを越えてコミカルですらある真犯人たちのやりとりに翻弄される洋輔に、はじめて共感を覚えた。
救いのない物語ではない。
過去に囚われて明日も生きていくのは本当に泣きたくなるけど、いつかはどこかで終わりは来る。
だから明日も拳を突き上げ、空に叫ぶのだ。
「よいしょーーー!」
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あらすじを読んでおもしろそうだと思って買ったんですが、喜劇というか奇劇というか、ツッコミどころ満載で当初想像してた面白さとは別の面白さがありました。
とりあえず最初の体罰シーン。「よいしょー!」ってなんなの……売れない芸人の一発ギャグみたい。こんな完全にネタにしかならないようなものを大人になるまで引きずって恨んでる洋輔。それだけ暗い性格なら、そりゃ営業成績も良いわけないですよ。あたしだったら同窓会の良いネタにして笑っちゃうけど。少なくとも引きずることはないですね。
それからラスト30ページは棒読みの役者が揃う舞台を見てる気分でした。でも妙にテンポが良くて面白かったです。この話が映画化されたら演じてる役者はこのシーン楽しいだろうなぁ。ただつまらない映画にはなると思うけど。
読んでる中で唯一印象的だったのが名古屋弁です。東海地方民として普段普通に使ってるんだけど、こうやって紙の上に文章として表現されると何だか汚い言葉遣いだなぁと思ってしまいました。ちょっと気をつけようと思います。ただ、そのおかげで登場人物たちのゲスい雰囲気が良くでてたなぁとは思いました。
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主人公の洋輔が気の毒になった。
慕っていた兄を亡くし、
友達だと思っていた仲間には疑われ、
学生時代に好意を抱いていた女子と恋仲になれたと思っていたら利用されていて。
真実が分かっていくたびに、
虚しさを感じた。
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良くも悪くもエンターテインメント。
ドラマにしたら安っぽくなりそうな…。
いや、面白いんだけどね。
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(ネタバレあり)
高校時代の生活指導の先生に復讐しようとする前半。短絡的な行動だなと思いつつ、その後先生が殺されたことが判明してからは仲間内での疑心暗鬼が物語の中心になる。
ただ、この小説の核は時折聞こえる兄の声と、俺という一人称の登場人物。多重人格を匂わせつつも後半それを否定する。押入れに同居している設定はビックリ!笑えるレベル。
辻褄があわない部分は、ラストで一気に説明し、後味の悪いラストになだれ込んでいく。
物語の様相の変わりようを受け入れられないまま終わってしまった。面白い!と自信を持って進められないが、心には残った。
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「犯人に告ぐ」以来、久々の雫井脩介。
同窓会で再開したかつての仲間達が、体罰教師への仕返しのつもりで決行した拉致暴行から、その教師が死亡し・・・
仲間達の疑心暗鬼から派生する様々な感情を巧みに交えながら展開して行くのですが・・・落とし所に違和感
ってか、ちょっと無理ありませんか??
帯書きにつられて読みましたが・・・評価は分かれる??
私的には・・・少々残念な感じでした。
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テンポよくどんどん物語が進んで引き込まれていくけど
今回は途中でどうなりそうか分かったなぁ。
でも最後の最後は本当に救いようのない後味が悪い。
途中までは緊迫した雰囲気の中進んでいくけど最後のあの感じはなんだかな~
兄えもんとかちょっと軽くなっちゃった
そして、これで終わり?!終りなの?・・・みたいな
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雫井さんの作品は初めて読みましたが、正直合わなかったです。
予想外の展開にこだわりすぎて、上の兄の存在がぞんざいに扱われていたのが頂けませんでした。
もっと綿密な伏線があったら楽しめたかもです。
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〔要旨〕青春の思い出を語り合うだけのはずだった。同窓会で再会した洋輔ら四人は、旧交を温め合ううちに、かつての体罰教師への仕返しを思いつく。計画通り暴行し置き去りにするも、教師はなぜか別の場所で溺死体で発見された。犯人は俺達の中にいる! ?互いへの不信感が募る中、仲間の一人が殺されて……。衝撃のラストに二度騙される長編ミステリー。
◯良かった点
序盤からあからさまだった洋輔の二重人格疑惑の真相が明らかになった時の驚き。
美郷の役割。
四人の疑心暗鬼になる描写。
▲イマイチだった点
・序盤から主人公たちに対する共感が持てなかった。高校時代の体罰をそこまで根に持つのか?後にこの違和感が解消されるような理由付けはあるが、共感出来ないだけにイタズラの犯行に及ぶまでの前半部分を読むのがきつかった。
・後付け的に洋輔以外の三人の留年などの設定が出てくるのはおかしいと感じた。
・美郷と譲司の出会い、八真人の過去の弱み〔盗撮、洋輔の兄を突き落とした〕などが終盤一気に明らかになるが、説明的だった。
・樫村、和康の殺害の犯人は、明らかになるまで分かりはしなかったが、面白みは感じなかった。
=総論
作中に散りばめられた過去の事件と仮面同窓会の参加者それぞれの過去のエピソードなど要素の一つ一つは面白いものに感じる。
それら一つ一つが最終的には関連があると分かるが、何故かしっくりこなかった。
再読ミステリーと銘打っていたが、再読の必要性は感じず、一読で全容は理解できる。作中は終始シリアス展開で暗い印象だったが、終盤から一気にコメディ展開になりなんだかよく分からなくなってしまった。
著者の作品は他にも読んでいるが、今作はオススメしない。
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楽しいはずの高校の同窓会に参加したせいで、とんでもない事態に巻き込まれてしまう。
生活指導の教師への復讐に始まり、事態は当時起こっていた事件が明らかになり、その復讐へと動き始める。
怖いのは復讐とはいえ、その行為への残虐性や冷静な態度…
しかも、それが最終的に誰の仕業なのかわからないことで、仲間内には互いを疑うぎこちない雰囲気へと悪化。
2022.2.26
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最初は展開が読めて、ああこうなるんだろうな、やっぱりな、って感じだったんですが、後半は正にどんでん返しで、どんでん返し好きとしては面白く読めました。が、最後は後味悪いです。