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時々気が向くと読む作家。
なぜかなぁと自問し、「グチャグチャ飯」を読んで、分かった。
彼女の「鬼の目にも涙」のごとく、その愛らしさがたまらないのです。
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佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」2016.8発行です。著者のイメージ、タイトルからどんな毒舌が楽しめるかと期待して読みましたがw、穏やかなごく一般的なエッセイに思えました。「成功していく人はマンガを見て笑ったりしない」には、成功する人は余裕がない人かなと思いました。「長生きするということは全く面倒くさいことだ」には、それはそれとして、喜びと感謝で暮らせたらなと思いました(^-^)
後期高齢者まであと1年、最近は足腰や胃腸の老化を感じるようになりました。大正12年11月生まれの佐藤愛子さん、重ねた歳月が戻らないように、歳月と共に傷んだ肉体ももはや戻らない。めっきり弱ってるそうですが、今年百歳、すごいなと思います。「90歳。何がめでたい」、2016.8発行。スマホ一台で電話、カメラ、時計、ビデオ・・・。もっと便利に、もっと快適にと文明は進歩し、一方で謙虚さ、感謝、我慢などの精神力を摩滅させていく。もう文明を進歩させる必要はない。進歩が必要なのは人間の精神力である。同感ですw!
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佐藤愛子氏のエッセーは、とても、読み易く共感できるところがある。
視点が違えば、なるほど、、、、
普通は、90歳まで健康で生存できたら、他の人から、おめでたい事と、賞賛されるが、本人にとって、どうなのか、、、、
数え年の年齢の数え方や、誕生日が、戸籍上の違いで、2つ存在するなど、、、。
今の若い人には、感じたことのない話盛りだくさん。
昔読んだ作者の本に、遠藤周作氏のカトリックの話や川上宗薫の下ネタ話など面白く書かれていたが、古き良き友達だったのだろう。
この本の中にも登場している。
そして、人生相談の話も、、、、
佐藤愛子氏が、元気で本をかけるのは、この表紙と同様に、活字を読むことが好きで、ニュースを良く読んでいるからだと思う。
出来事に対しての憤りや自分の考えをまとめ、つぶやいているから、高齢であっても、ボケないで、元気なのだと。
我母も生きていたら、作者よりも若いが、90歳を迎えることが出来たら、「おめでとう!」の言葉に「有難う!」と、返事してくれたことだと、思う。
本音を言える佐藤愛子氏と、平凡な母と、どちらが、是非を言えないが、、、、、
作者の毒舌も、この社会への不満、、、、マイナンバーや、修理の出張費、人生相談、いたずら電話など、、、共感得るものばかりの毒舌(?)
犬のタローの話も読んだが、「「グチャグチャ飯」のハナの話で、作者の心優しさが、あふれ出ている。
まだまだ長生きして、今の時代に活を入れるような本を書いて欲しいと願っています。
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3月
祖母が91歳の誕生日当日に購入してきた本。めでたいムードを出してた家族サイドは、ちょっと物議を醸しました、、。
読んだらツッコミが鋭すぎて面白かった。ああ、おばあちゃんはこう思ってるのかもしれない、とか90歳の人の目線になれる。読みやすいし、笑える。
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佐藤さんの考え方、わかるわかると思うのは古いからかな。大切な事をすっ飛ばしてる世の中に堂々と意見してくれる気持ちよさ。
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戦いすんで日が暮れて 著者である。
とても気持ちよく読ませてもらった。
言いたい事を子気味よくバンバン言ってくれて。
私的にはとても寄り添える内容だ。
歳を重ねるというのは、ある意味戦いなのだ。
不老不死の薬なんか要らない
けど、
一定期間若返るとかっていう薬があれば憧れるわ。
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母が図書館から借りてきたので。
とても読みやすくて、あっという間に読みきってしまいました。
一言で言うなら痛快。元気が湧いてくる良いエッセイでした。
盗人の女性の話が好きでした!
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93歳の佐藤愛子さん、23歳から書き始めたとして70年。
単純に計算しても100,000時間は文章を書いているのではないでしょうか?
その100,000時間の文章、やっぱりほんとうに面白い!
さすが昨年のベストセラーですね。
「文章を読んでいる」という感覚より、ほんとに隣に佐藤愛子さんがいて、私の耳元でぼやいている気がします(笑)
そして文章をよーくみると、無駄のない、短く、しかもリズム感のある文章。
さすがだわ〜〜
もうこの文章、永久保存版の人間国宝級!
…というと、佐藤愛子さんから「あんたら若いもんになにがわかる」と一蹴されそうですが。
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作者のエッセイは大抵読んでますが、本当に面白い。面白可笑しくしようとしていないから、面白いんですよ。ご本人は至って真面目に、正直にありのままお書きになっていて、感情がストレートに伝わります。
本書はただ面白いだけじゃなく、色々考えさせられます。時事ニュースや、『日本人総アホ時代』なんかは、唸りながら読みました。笑い事じゃないですよね。私も精神を鍛えなくちゃ、と反省しつつ笑いつつ読了です。
1度先生に人生相談したいのと、『闘うべき矢玉』を見つけ出し書き続けて欲しいと願うのは我儘なんでしょうね。色々悩んでいるのが馬鹿らしくなり、元気になりますよ。
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あ~面白い!
90歳を超えても、人はこんなに
ユーモアたっぷり かつ、切れ味鋭く生きられるものなのね。
『日本人総アホ時代』って・・・(爆)
自分の言葉で闘い、自分の人生を切り拓いてきた愛子さんには
今の軟弱な日本人の姿は歯がゆくてたまらないのだろう。
愛子さんの容赦ないけど愛のある苦言を
もっともっと読み続けたいと思った。
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ある年齢から、それまで出来ていたことが、段々出来なくなってくる。
90歳にもなったら、そういったことがそりゃー沢山あるだろうと推測できるのだけれど、そんなこんなに対して自分の感性で感じ自分の頭で考え、まず物申し、最後にはヤケクソ気味に受け入れているところが、なんとも頼もしく面白かった。
物分かり良い静かな穏やかなおばあちゃんが素敵で憧れだったけど、筆者は自分のアイデンティティが現役、という感じがして素敵だ。
佐藤愛子は、こうでなくては!という感じなのでは。
歳を取ることで、不便さを少しでも感じている方にお勧めの一冊。
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私たち若輩者がこんなことを言おうものなら非難のつぶてがびゅんびゅん飛んできますが、92歳の愛子センセイ自らがおっしゃっているので問題はないんですね。
67年間の執筆生活に一区切りをつけられたのが88歳の時、生活に張り合いや目的の無くなったのんびりな毎日で、老人性うつ病一歩手前、そんなときにきたエッセー連載のお話をまとめたものが本書だそうです。
愛子センセイ、決して休まず、これからも世の中に苦言を呈してくださいませ。
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20170613 たまたま入院中に読んだのだか読んでいて気分が良くなった。おそらく内容がスッキリしてるので読んでいて共感にしろ反感にしろ自分なりに判断できるからだと思う。
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ずばずばと気持ちがいい。
やはり人生経験というのはすごいものなのだなと思った。
さすがに90歳の著者のようにはなれないが、せこせこせずに大らかでいたいと思う。
爽快な気分になる一冊。
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78歳の母に読んで貰いたくて買ったが、私の方がはまってしまった
とても楽しく読みました
犬のハナのお話はウルウルしてしまいました。
サバサバとした物言いの奥に優しさがにじみ出る感じで、とても素敵です。