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つまらなくはないけれど、とりたてて(時間を使って)読むのもどうか、という本だった。
この作者は私にとって、そういう作品が多い。
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とても好きな作家さんだけど
最近は少し物足りなくかんじているような。
今回も匂いに関する
恋愛がらみの5編。とりたててどれもさらっと読めるかわりに心に残るものはなかったのが、残念。どこか遠くの出来事で
ぼーっとながめているようなそんな気分でした。
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香りとペットがテーマの短編集。
女性ならではの切り口。
しばしば恋愛のアクセントになる香りと、しばしば恋愛の障害になるペットが絡み合ってて、恋愛小説なのにそれだけじゃない後味が残る本。
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匂いと動物をからめた恋愛短編集。登場人物も軽く関係性を保っているところが面白いです。
どの作品もきれいな文章で綴られていますがエロチックです。
どれも良かったけど、強いてあげるならアンビバレンスかな。
カバーの絵もきれいです。
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男女と香りにまつわる短編集。
最近の村山氏の恋愛小説は官能にばかりダラダラと焦点があたり、正直いってストーリー自体は楽しめないものが多いと感じていたが、その点この短編集ではどちらもが良いバランスで保たれたまま一編が終わる。ちょうどいい。
2017/08
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短編5編。最初の3編は、わりと好きな作品だけど、後の2編は・・動物を脇役にする作品って、好みなのが多いが、これはどうも・・
「サンサーラ」はSFファンにとって、安易さで嫌いな内容にもなる。「TSUNAMI」は震災との絡みがあまり意味ないような・・
最初の3編は、シンプルな女心になるかな。ちょっと色気もあり、初期作品に通じる。それに、村山さんは短編の方がいいかな?長編だと、言葉ばかり多くてややこしくなる(笑)
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世界はこんなにも美しく、かぐわしい――運命の出会いを彩る香りの物語。かつての恋人との再会で芽生えた新たな感情、「愛人」という言葉では割り切れない関係、久しぶりの恋を捨てても守りたいもの――普通の恋愛とは呼べない。でも混じり気ない愛情と絶対的な安心感を与えてくれる存在を、特別な香りとともに描く全五篇。
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短編はあまり好きではないのですが、図書館での待ち時間にさらっと読めそうだったので手に取りました。
香りにまつわる5編の物語。
私自身はあまり香水に興味がないのですが、香りと記憶の関係は非常に興味深く、嗅いだだけでその香りにまつわる様々な思い出が蘇ってくる、といった経験は度々しています。
皆さんは自分に合った香りをどのようにして選んでいるんでしょうか?
やはり周りが不快にならない良い香りをつけてる方は、出来る女なイメージがあって多少憧れます。
自分に似合う香りがあれば是非付けてみたいな、と思います。
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読み途中の本が、余りにつまらなく、口直しで間に挟むつもりが、一気読み。
読みやすいのと、ゆるゆる繋がる連作なのと、で、思いの外高スピードで読み終わっちゃった。
借りる時に、白村山かな?黒村山かな?と、ちょっと気になったけど(私は白村山ファンなので)、読んでみたら、どっちとも言えない感じで…。もしや、私が見逃してただけで過渡期の作品?と思ったら結構最近のなんだね。
黒村山出現で、遠のいた村山ワールドだけど、白×黒また段々融合してるのかな?喪失感を心地良い静けさで描くのはさすがだな~!こんな風なら、また読みたいなと思った。
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愛と性にまつわる短編集。
嗅覚に訴えてくるものが多い。
唯一男性視点で描いている「バタフライ」が
シンパシー大きめで読むことが出来た。
直接的な表現は全くと言っていいほど無いのに
文体が、とても官能的。
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短編だけど、つながっていて
特に
バタフライの志織さんには強く共感した
わたしでも同じことを考えただろうか
読むまでは思いつかなかったとしても
読み終えた今となっては
志織さんの真似をしてしまう自分が想像できる
もし当事者となってしまったなら
何かの役割としての自分ではなく
ただひとりの女性としての選択ができる潔さを
そのことを喜べる覚悟を持ち合わせていたい
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たまには、大人の恋愛ものでも、、、。
******
「サンサーラ」がよかった。
生々しい性愛描写は、
ちょっと、もう、いいかな、、、。
想像を膨らませる余地が、より官能的かと。
「TSUNAMI」の祖母のくだりは、、、
切なくて、泣けた。
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短編が5つ.表題名の作品はないが,それぞれの作品のオチが最終的にはワンダフル・ワールドになるのかなと感じた.どの作品も前半で恋の導入部があり,最後に意外な展開が待っているという構成だが,インコのしんのすけにまつわる「アンビバレンス」が面白かった.みちると比嘉雅弘の微妙な関係と,そこに割り込んできた安藤優司・破綻は突然なんだ.
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2018/12/11読了
最近は作者投影が多かったので・・
正直短編のほうが面白いかもなのです。
「アンビバレンス」は何かのオムニバスで読んだ
昔の恋が今も鮮やかに大切に存在している「オー・ヴェルト」の、ほっとした感じはかつてのおいコーみたい。
女としての生き方と魂の燃やし方が素晴らしく
終わりの始まりを美しく飾る「バタフライ」
母親の恐怖と、束縛・独立を始めて意識する「サンサーラ」
を読むと、ほんとうに村山さんの母親はどんな人なのか、どんな影響を受けたのかを考えてしまわざるを得ない。
そしてやはり あの日 がテーマとなる
言葉でもあり、影でもある「TSUNAMI」
このすべてはなにかとの別れ、もしくは決別のオムニバス
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*世界はこんなにも美しく、かぐわしい――運命の出会いを彩る香りの物語。かつての恋人との再会で芽生えた新たな感情、「愛人」という言葉では割り切れない関係、久しぶりの恋を捨てても守りたいもの――普通の恋愛とは呼べない。でも混じり気ない愛情と絶対的な安心感を与えてくれる存在を、特別な香りとともに描く全五篇。もうときめきだけでは満たされない大人に贈る、究極の恋愛小説*
まさしく、濃厚な女の香りが匂い立つような短編集。激情と冷静さ、柔らかな寛容と決して譲れない自分の中の何か、そんな相反する感情が背中合わせになっている大人の女の恋愛模様。退廃的なのにほろ苦い甘さを含んだこんな恋慕が味わえるのは、大人の特権なのでしょう。意外な結末も併せて、独特の余韻を残す短編集。