投稿元:
レビューを見る
「仮想的有能感」という仮説を元にした心理学の本。古本屋で買って期待していなかった割には面白かった。Amazonではかなり評価が低いですが・・・。
投稿元:
レビューを見る
あたしも若者だから思うことかもしれないけど、筆者は「他人を見下す若者」を論じながら、若者を見下してるんじゃない??
「確かに」と思う部分もあったけれど、議論が推論に終始してるし、「最近の若い者は・・・・」って言ってるその辺のおじさんのちょっと賢い愚痴にしか受け止められない感の一冊。
投稿元:
レビューを見る
最近の新書の売り上げを反映してか、キャッチーな題名や装丁のものが目に付く。これはその最たるものの一つか。
題名には若者も中高年も「おっ」と思わざるを得ないし、帯の「THE 三名様」も十分に人目をひきつける。
しかしその内容は、出版は拙速だったのでは、と思わせる内容。心理学に関しては詳しくないが、これだけ推論が多くては閉口させられるし、著者も今後実証研究に取り組むということなので、データが出揃った上での更なる議論を期待したい。
投稿元:
レビューを見る
うーん、なるほど。
最近、気になっていた現象に対しての一つの解を提示してくれた書。
自己防衛の思想なのね。
投稿元:
レビューを見る
著者の主観による若者感に終始している。具体的なデータについても過去との比較ができるはずも無いので、どうしても説得力に欠ける。こういった心理学的な分野だとそうならざるを得ないんですかね?
投稿元:
レビューを見る
日々感じていることだけれども。〜感情が変わった・やる気が低下する若者たち・他者を軽視する人々・自己肯定感を求めて・人々の心に潜む仮想的有能感・自分に満足できる人・できない人・日本人の心はどうなるか〜まあ,論文と言っても問題のない内容であるが,普段感じていることを巧くまとめたという感じかな。情報過多とIT技術の発達による仮想的有能感によって,自分の非を認めない傲慢さと,他者軽視傾向から発する肯定感を持ちながら,自分自身を監視する注意力が未発達な人が増えているという事なんだけど。自分にも当てはまることがある。しっかし,この新書の腰巻きは一体なんだろう。これは最早,長襦袢だ。こうしないと売れないのだろうけど,何だかなあとは思いますね。図書館の若い人に読んで貰いたい本コーナーに置いてあって,私が借りていって良いものか,2分程悩まされた。酷な事をするね。そういう傾向が少し現れてきたというだけで,すべての人がそうなったわけではないのだが・・・。
投稿元:
レビューを見る
根拠なしに自分の優勢を信じ、他人を馬鹿にするという仮想的有能感を持つ人が増えてきている。
という論は、感覚的に共感できるところです。また、他人を簡単に見下すことができる理由として、人間関係の希薄化をあげています。確かに、親しくない人の悪口ほど言いやすく、身びいき、という言葉もあるように、身内に近いほど欲目で見てしまいがちです。特に、社会的風潮として私も最近気になっていた部分の指摘を引用します。「近年はどのテレビ局も、何か事件が起こると競って加害者を追跡している感があり、人々の仮想的有能感を助長しているようにも見える。仮想的有能感の高い人は、毎日のように流されるニュース、−−それはネガティブな意味を持つ内容が圧倒的に多いが--それを眺めながら、「なにやってんだ。バカ者め」という内容を発して、少し有能感を感じ、楽しんでいるのかもしれない。」
投稿元:
レビューを見る
チャットで会う若人たちの一部が
やけに自分の優位を強調したがるな〜と
不思議に思ってたので気になってた本。
他人を下に見ることで自分が有能だと感じる
「仮想的有能感」て考え方とかかなりしっくりきた。
投稿元:
レビューを見る
2007/2/24読了。著者の提唱する「仮想的優越感」という考えには首肯すること多し。仕事柄20歳前後の若者と接する機会も多いが、本書でかかれているような心の動きを見せる若者が多いように私も思う。「個人的出来事に怒り、社会的出来事に無反応」という小見出しがあったが、まさにそのとおりであろう。いかに「仮想的優越感」の持ち主を変えていくか(変える必要があるように思う)、という問題に答えはあるのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
私の卒論テーマをみて、研究室の院生さんにお勧めして頂いた一冊。
とてつもなく直撃!
そうそうこれだよ私が言いたかったのは、みたいな。
そこにいろいろ書き加えたい…みたいな。文化的な細かい側面を(笑)
でも私もすっかり『仮想的有能感』に性根が染まり切ってしまってるなあと思ったら愕然としたよ。はあ。
割と世間のいちいちに疑問をもつ方だし、義憤に駆られることも周囲を見渡せば、ある方だと思うんだけど。
なんだかなあーとショックを受けてしまった。
でも皆に読んで貰いたいな。実感して貰いたいと思ったよ…。
投稿元:
レビューを見る
あてはまるところもあるから恐い。
でも言い過ぎじゃないですか?って思ったら作者がおじいさんで、やっぱり感漂う。
投稿元:
レビューを見る
「現代人は自分の体面を保つために周囲のみ知らぬ他社の能力や実力を、いとも簡単に否定する」らしい。
まあ俺は教育心理学とか専攻している様なおっさんの話なんて、絶対に信じないけどね。
投稿元:
レビューを見る
確かに小さいころよりも殺伐とした世の中にはなってきていて、筆者の論のとおり他人軽視の傾向があるのかもしれない。ただ世の流れや賃金の適正配分という観点でいえば少なくとも会社の中で他人との比較なしでは評定はできないし、この流れを否定することはできないと思う。現実問題として、他人軽視の傾向に若いうちなってしまうのはしょうがない気がする。ただ、徐々に自信をもって他人を抱擁できる人間にはなっていきたい。(070209)
投稿元:
レビューを見る
『自分以外はバカの時代』というキャッチコピーに惹かれて購入した。「さもあろう」と共感できる点もあれば、「それは何時の時代でも存在する年長者の若者への違和感」に過ぎないのではないか?と思う点も多々あった。しかし、テーマそのものに関心があるので面白い読み物だった。
投稿元:
レビューを見る
タイトルはとっても興味深いのですが中身は・・・ちょっと納得できる部分も少々ありましたが、タイトルから期待するようなものは得られなかったかな。