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こんなに、素晴らしい政治家がいたのですね!
日本も是非見習ってほしい!
こんな人がいたら、もっと政治に希望が持てるのに!
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市井の人達に寄り添う言葉は、国の垣根を軽く飛び越えて胸に刺さりますね。
生活で重要なことは、足るを知るっつうことなのかも。
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「貧乏な(=貧しい)人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、
無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。」
「私達は発展するために、働くために、お金を稼ぐために生まれて来たのではありません。
幸せになるために生まれて来たのです。」
「環境危機の本質的問題は、消費主義社会を押し進める政治的問題であり、私達の生活スタイルなのです。」
「勝者も敗者もない。我々は支配者を選んだのではない。このことははっきり言おう!」
(大統領選に勝利した際の会見より)
「ひとつ言えることは、弾圧だけでは問題を解決できない、ということです。」
ムヒカの言葉からは、「足るを知る」という言葉を思い出す。
先日TVを観た。ミャンマーのバガン王朝の話だったか。
自由な経済活動が行われる一方で、人々は人助けで功徳を積んで、良い来世を迎えられると信じている。
富を持った人は、誰かに布施をしたり、出家者や寺への寄進で功徳を積む。
そして寺院建立にあたっては貧困層が雇われてお金が循環し、
激しい格差が生まれにくい社会を形成していた。という内容だった。
1,000年以上前の歴史に ひとつのヒントがあるのではないだろうか。
ムヒカは、社会とのコミュニケーション能力が政治家として評価され、
説得力のある演説で国民から支持を受けた。
ときに激しい言葉を用いながらも、ストレートな問いかけで聴衆を惹きつけることに長けるムヒカ。
一方で失言、雑言に事欠かず、その都度 国内外から批判を受けて来た。
頭がよい優秀な人は、ムヒカのような人を全力で守り支えなければならない。
得意分野を活かした役割分担だ。
そもそも どんな批判を受けても、ムヒカの政権運営は揺らがなかったのだが。。。
「私は自身の信念を持って政治運営します。たとえ正しいことであろうと、間違いであろうと。
批判したければ、するがいい。それが自由ということだから。
私の人生は常に批判を受け続けて来ました。」
ホセ・ムヒカ
1935年ウルグアイに生まれ、ゲリラ活動で捕まって37歳~50歳まで獄中で暮らし、
政権変わり釈放後、60歳で初当選、2010年に75歳でウルグアイ大統領、2015年任期満了で退任。
主な成果は、15,000世帯の貧困家庭への住宅提供、大麻合法化による犯罪防止、妊娠初期の中絶合法化、
同性婚の合法化(コストなしで幸福を増やした)。
就任中官邸には住まず、質素な自宅で暮らし、給料の9割を寄付して月10万円で生活。
移動は基本自家用車のVWを自ら運転し、世界で最も貧しい大統領と呼ばれた。
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口が悪いが富の再分配をしっかり行おうとしたり、日本人だと現地に行かないとなかなか理解できない中南米ならではの麻薬組織などの重い問題の解決のために、問題ありとしながらも大麻合法化するなど、バランスが絶妙な人。口が悪い私もよく誤解を受けるから、表現には気をつけないとねえというところも含めて勉強になりました。
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人に勧められて読んだ。あっという間に読めてしまう。本当に必要なものだけで行きる方が、物に振り回される生き方より良い事はわかる。中々実践できないが、ミニマリストという人達がいるが、それも同じ考えなのだろう。全部を実践できないが、部分的に実践したい。必要な物を長く使う事で、お金で買えない愛着もわく事はある。
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ホセ・ムヒカ、偉大すぎる。名言が深すぎる。国民と近い。現代版キリストのようなお方かと思えば、結構下卑た事も言っちゃう。カリスマなんだけど、すごく身近。不思議なお方や。自分はこれでいいのかと自問自答を余儀なくされる本。今の自分は弱いなあと痛感させられる。正しいことを実践することに逡巡する。それが大人なのかな?人間背負えば背負うほど、捨てられなくなるものなのですね。たくさんのゴミ屋敷が街を闊歩する時代なのかもしれない。そして私もゴミ屋敷。
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2012年のリオ会議で感動的なスピーチを中心に「世界一貧しい大統領」として日本でもブームになっていたので手に取ってみました。
ただ漠然としか知らなかったので、これまでの詳しい経歴、活躍されたこと、名言などが読みやすく書かれていたので分かりやすかったです。
たくさんの物を持つことにこだわれば、
それらのケアに人生の多大な時間を割かなければならなくなる。
自分の時間は自分が好きなことに費やす。それが自由。
このような人生哲学が根底になっています。
何とも身に詰まされる思いがします。
生きてきた時代、経験してきたことに大きな違いがありますが、
政治の指導者というよりも一人の人間としての心得があり、
それがあるからこそ国民の目線で物事を考えられて
多くの支持者を得ることが出来たのかと思います。
多くの政治家を目指している方、
現在政治家である方にも是非読んで欲しいと思いました。
日本の政治に携わる方には特にこの言葉で仕事をしてもらいたいです。
政治だけでなくお金があまりに好きな人たちは、
政治の世界から出て行ってもらう必要があります。
物が豊かな時代、情報が溢れすぎている時代に何気なく生活しています。
世界を見渡せばこれとは全く離れた別社会で生きている人達が多くいます。
どちらが人類にとって幸せなのかと問われると、
この本を読むと必然的に答えが導かれるかもしれないです。
彼のようにはすぐには生活、行動の変化をすることは出来にくいです。
けれどそこで一呼吸をしてふと彼のスピーチなどでの言葉を思い出すだけで
何か未来への糧になるかと思いました。
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貧しいのではなく、清貧。
お金や物ではなく、生きている時間、命の価値を大切にしたいと思う。
とりあえず、自分にとって本当に大切なものはなにか。この連休に考えよう。
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■貧乏な人とは,少ししかものを持っていない人ではなく,無限の欲があり,いくらあっても満足しない人のこと。
■この地球上で,唯一,価値のある中毒は「愛」だけです
■彼らが生きたいように生きられること。それがベストです。
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幸せとはなにか?を考えさせてくれる本。
ホセ・ムヒカさんのスピーチの内容に共感できるところがたくさんあった。
最終ページの言葉が、この本の中で一番好きな言葉であり、自分の人生に残しておきたい言葉となった。
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大統領の言葉は、琴線に響いた。初めて認知したのはネットだったか?TVだったかは忘れたけれど、改めて”紙に載った言葉”を読んでみようと思った。<文中引用>⇒「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」「お金があまりにも好きな人たちは、政治の世界から出て行ってもらう必要があります。」⇒どこかの政治家に読んでもらいたい!!
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ウルグアイの元大統領。国連の「持続可能な開発会議」のなかでのスピーチにより世界から注目されるようになった。
その言葉は、哲学的で、普段自分たちが「そうなっているから」と受け入れている事に対して問いかけをすることで、そこに課題がある事を浮かび上がらせる。
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備忘録として,心に引っかかりのあった文章を書き留めておく。
■質素は"自由のための闘い"です。(p28)
■物であふれることが自由なのではなく、
時間であふれることこそ自由なのです。(p28)
■人がものを買うときは、お金で買ってはいない。そのお金を貯めるために割いた人生の時間で買っているのです。(p29)
■自分の人生の時間を、好きなことに使っているときが、本当に自由なときなのです。自分と家族の物質的な欲求を満たすために働く時間は自由ではないのです。(p30)
■私は消費主義を敵視しています。
現在の超消費主義のお陰で、
私たちはもっとも肝心なことを忘れてしまい、
人類の幸福とはほとんど関係のないことに、
人としての能力を無駄使いしているのです。(p32)
■人間のもっとも大事なものが
"生きる時間"だとしたら、
この消費主義社会は、
そのもっとも大事なものを
奪っているのですよ。(p33)
■「人生を複雑にするだけで、何の役にも立たないただの布」
スペインのテレビ番組『SALVADOS』の中で、「あなたにとってネクタイとは何ですか」と記者から質問されて、ムヒカはこう答えている。(p63)
■私たちが「世界にお金が足りない」などというのは、
お金を出して解決できる人に要求ができず、
その人のポケットに手を突っ込むこともできない、
また、そうさせることもできない
政治的意気地なしだからです。
だから私は政治にいるのです!
だから政治の世界で闘うのです!(p76)
■アインシュタインも言っています。"もし事態を変えたいのなら、同じことをやっていてはだめだ"と。我々は魔法の処方箋を持っているわけではありません。(p81)
■ある人たちは実験という言葉に恐怖を抱く。我々はこれに反対です。進歩の道は、実験、失敗、実験……で学んでいくものだと考えています。(p83)
■マーケットに自分の命を売り、必要でもないものを買い漁り、ローンを支払いながら人生を過ごしていたら、あっという間に私のような老人になってしまいますよ。リューマチまみれのね。(p104)
『世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉』
(佐藤美由紀,双葉社,2015)
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世界一貧しい大統領、ウルグアイのホセ・ムヒカ。消費社会に疑問を抱く彼のスピーチは世界中を震撼させた。「貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです。」彼の画期的な政策や質素なふるまいは国民達の心を豊かにした。グローバル化が進む中で、我々日本人は彼の生き様から何を見出すことができるだろうか。
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2012年ブラジルリオデジャネイロで開催された国連の会議でのスピーチで有名になった第40代ウルグアイ大統領。ホセ・ムヒカ大統領。
「豊かさとな何か、人生で大切なことは何か」それを考えさせる大統領の言葉に感銘を受ける。
「私たちは、まるで消費するためだけに生まれてきたかのようです。それができないとき、不満を持ち、貧しく、そして、自己疎外感を抱きます」
「人がものを買うときは、お金で買ってはいない。そのお金を貯めるために咲いた人生の時間で買っているのです。」
「自分の人生の時間を、好きなことにつかっている時が、本当に自由な時なのです。自分と家族の物質的な欲求を満たすために働く時間は自由ではないのです。」
「人間の最も大事なものが、生きる時間だとしたら、この消費主義社会は、その最も大事なものを奪っているのですよ」
世界でもっとも貧しい大統領。その想いはもっとも豊かだ。