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「世界でもっとも貧しい大統領」として知られたウルグアイ大統領(2010年3月1日~2015年3月1日)のホセ・ムヒカ。
彼のスピーチやインタビューから、彼の主張や考えを明らかにしてゆきます。
とくに、資本主義社会(新自由主義)が進行する日本においても、考えるべきところはあるように感じます。
p.23
私たちは、欲しいものがどんどん手に入る生活こそ裕福である、という価値観の中で生きてきたのではないだろうか。……もっといい物が欲しい、もっと高級な車に乗りたい、もっと大きな家に住みたい……欲望はエスカレートしていくが、それは生活のレベルが上がった証と思ってきたような。しかし、それこそがムヒカの言うところの「貧乏な人」。
「私たちは、まるで消費するためだけに生まれてきたかのようです。それができないとき、不満を持ち、貧しく、そして、自己疎外感を抱きます」
「無欲」に生きるという、ムヒカの姿勢をすぐさま取り入れる必要はないと思いますが、彼のような考え方があるということを知っておくことは必要でしょう。
そして、現在世界規模で起こっている様々な課題を解決するためには、「現在の先進国がとってきたような発展を途上国が達成する」という解決法が存在しない、ということも認識する必要があります。
互いに「無欲」になる、ということは不可能でも、相互に状況を理解し、共有できるものは共有する、というありかたを模索する必要があるのかもしれません。
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3/27 読了
人生において大切なことが散りばめられている。
「積極的平和主義」の象徴のよう。生きる上で見失いがちな普遍的なことが書かれているので、たまに読み返したい。
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「人がものを買うときは 、お金で買ってはいない 。そのお金を貯めるために割いた人生の時間で買っているのです 」
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素晴らしい、珠玉の言葉が詰まった本。もっと早くに知りたかった。
どれか1つ選ぶなら、この言葉を挙げたい。
「物であふれることが自由なのではなく、
時間であふれることこそ自由なのです。」
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わかりやすかった。
そして心を打つ言葉がたっくさん✩⃛✩⃛✩⃛
作者がムヒカ元大統領のスピーチに感銘を受けて、自分で和訳してでも日本のみんなに伝えたいと思った気持ちは、受け手としてのこちら側にしっかりと伝わった気がする。
また、本を読む前までは『聖人君子』的なおぢちゃんかと思いきや、決してそうではない人間味あふれるおぢちゃんだとわかり、余計に愛着がわきました(´∀`艸)♡♡
2018/03/12 16:36
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拝金主義から脱したい人は参考にしていい。貧困や理念について書かれた本。この本を読むことだけで終わらせず、なぜ、ホセ・ムヒカが拝金主義の日本に受け入れられたのか。そのことを追求することが何かのヒントに繋がると思う。
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共感できる言葉がたくさんあった。
神を信じていない、というところが意外でもあり、納得できることでもあった。
まずは自分のことではなく、人のことを考える、人に何かを与える。
一番好きな言葉は、
『貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のこと。』
でした。
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ムヒカ元大統領の半生と哲学や言葉を簡単にまとめた本。さくっと読めるので、まだムヒカの考えについて知らない人は気軽に読むと良い。
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ホセ・ムヒカさんの考えは非常に素晴らしかった。自分もYOU TUBEでスピーチを見て感動し、この本を読んだ。正直この本より、YOU TUBEの動画を見た方が良いのではないかなと思う。ホセ・ムヒカさんの熱が伝わるので笑笑
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僕のような庶民には、世界規模の話などは大きい話だな思いました。
しかし自由を勝ち取るという態度などは、常に持っていたいです。
「自分の存在に中身を与えない限り、また新しいゴミを買うことになる」の一言が沁みました。
中身を与えるということこそが、自由なのかなと思います。
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貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の力があり、黒あっても満足しない人のことだ この地球上で、唯一、価値のある中毒は愛だけです
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豊さとは何かを考えるいいきっかけとなる本。
自分の生き方を押し付けるわけでなく、先進国の人々に問いかける話し方は改めて生き方を考えさせられる
印象に残った言葉:
・本当のリーダーとは、多くの事を成し遂げる者ではなく、自分を遥かに超えるような人材を育てる者
・貧乏とは欲が多すぎて満足できない人のこと
→欲しいものを買うのはお金だけではなく、買うためのお金を稼いでいる時間も消費している
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2012年にブラジルで開催された国連会議でのスピーチが世界中の人々を感動させて一躍、時の人となった当時のウルグアイ大統領。
タイトルの通り、ホセ・ムヒカの発言を引用して構成されている。消費社会経済が産み出す問題と、その限界について考えさせられる。世界全体として何を目指すのか、発展とは何か。。
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世界でもっとも貧しい大統領、ホセ・ムヒカさんの半生についてテレビで見てからずっと読みたいと思っていた本。
身なりや生活ぶりからすると、彼は本当に大統領なのかと疑うほど質素な暮らしをしている。
幼い頃に父を亡くし、ゲリラに参加して4度の逮捕、歯に衣着せぬ毒舌ゆえのバッシング、熾烈な大統領選、と、彼の人生はそう平坦なものではなかったが、彼はその経験から多くを学び、自らの精神と向き合い、世の中を変えたいという思いで社会に率直な投げかけをした。
いま私たちが暮らす世の中は何かに支配され、束縛され、本当の自由を失って暮らしている。自らを愛し、他者に与える精神は失われ、両者を愛することができなくなっている。
「貧しさは物を持っていないことではなく、無限の欲があることだ」
その通りだと思う。
私たちは持っているものを少しずつ、余裕のある人ならなおさら、それを他者のために使ってこそ、豊かな人になれるのだと思う。
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世界でもっとも貧しい大統領「ホセ・ムヒカ」の言葉
何度も読み返して見ているうちに自分の消費的思考を変えていかなければいけないと思うようになった。