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[○2008/05/17完読]日本の敗戦から現在にいたる経済的な犯罪について触れており一読の価値は十分にある。犯罪と違法性のない商売の境界とはどこにあるのだろうか?住専問題など騒がれた頃は学生だったため何のことかよくわかっていなかったが、今振り返ると、国民はこういったことをきちんと見ておかないと駄目だんだろうな、と考えさせられた。不良債権の問題は、日本人が間接金融に主体になっていたことにも原因があるのでしょうか?。日本人は建前と本音を分けると言われますが、この日本社会にこういった裏があるという事と何か関係があるかもしれません。
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いやぁ。普段こういう世界にはあまり触れないので、新しかったです。 経済活動。そこには正しいように見えて、悪の手が、か。 正直、荒稼ぎしようと違法行為をしているのでなければ、法をすり抜けていようとかまいませんよ。それは法の外だし、ただ単に荒稼ぎをするだけなら、さして有害でもないかと。でも、違法はいただけないね。そして、また、儲けた結果のお金が悪に使われ、悪が成長するための資金なのだとしたら(要はそういうことなんだけど)、、、それは本当にいただけません。 暴力に負けるのは悔しい。でも、暴力にどうしても負けてしまう現実もあって。いじめがなくならないようなもの。なかなか立ち向かえないの。こういうの、どうしたらいいんだろうね。
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バブルの元凶として、よく聞く前川レポートについて書かれています。よく金儲けは、法律すれすれのことをやると一番儲かると言われるけど、破った人たちの話です。「経済やくざ」ってこんな身近なところで活動しているのってちょっとびびります。今の過去のもののとなりつつある、ノンババンクの成り立ちも書かれています。バブル期は大活躍だったようです。
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まっとうな企業の仮面をかぶった企業舎弟は、裏社会の暴力団を「ケツ持ち」にして、表社会で一大勢力を築き、さらに着々と“市民権”を得ている。一方、有力企業は彼らと共犯関係を結んだ挙げ句、結局は喰い尽くされ、ボロ切れのように捨てられる。日本経済を蝕むヤクザ資本主義…イトマン、住銀、興銀から、そしてついにはヒルズ族まで―ベストセラー刊行から5年を経て、いっそう凶悪化する経済裏面史を大幅補強して描いた衝撃のドキュメント。