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評価内訳
2019/02/19 10:24
投稿元:
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仕掛学という新たな学問を切り開こうとしている松村さんの著書。色々と面白かった。 ドナルド・ノーマンのアフォーダンスとかに類似するんだけど、分類的にそれよりもさらに抽象的な概念としてまとめられている。 人間行動という不確実性な振る舞いの研究は非常に面白く、ダニエル・カーネマンのファスト&スローの整理で言えば、システム2への介入という施策に落ちて来ているようだ。 サクッと読めるので、オススメです。 以下はメモ 仕掛けの定義(FAD要件) ・公平性(Fairness):誰も不利益を被らない ・誘引性(Attractiveness):行動が誘われる ・目的の二重性(Duality of purpose):仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なる 仕掛けの基本 ・仕掛けは行動の選択肢を増やすもの ・選択詩を魅力的に見せ、自ずとそちらの行動が選ばれるように仕向けたもの ・仕掛けに興味を持った人のみを対象とする ・仕掛けによって行動を変えた結果、本人の意図にかかわらず問題が解決される 強い仕掛けと弱い仕掛け ・便益の大小と負担の大小でのマッピング ・インパクトはやがて薄れる ・接触頻度が増えると便益は減衰する ナッジ:あまり考えずに選ばれるいつもの行動(デフォルト行動)の設計方法 仕掛学:つい選びたくなるもう1つの行動(オルタナティブ)の設計方法 仕掛けの原理 仕掛け -物理的トリガ - フィードバック - 聴覚 - 触覚 - 嗅覚 - 味覚 - フィードフォワード - アナロジー - アフォーダンス -心理的トリガ - 個人的文脈 - 挑戦 - 不協和 - ネガティブな期待 - ポジティブな期待 - 報酬 - 自己承認 - 社会的文脈 - 被視感 - 社会規範 - 社会的証明 ユニークなアイデアの発想法 - 仕掛けの事例を転用する - 行動の類似性を利用する - 仕掛けの原理を利用する - オズボーンのチェックリスト オズボーンのチェックリスト - 他の使い道は? - 他に似たものは? - 変えてみたら? - 大きくしてみたら? - 小さくしてみたら? - 他のもので代用したら? - 入れ替えてみたら? - 逆にしてみたら? - 組み合わせてみたら? ■目次 序章 「ついしたくなる」には仕掛けがある (天王寺動物園の筒行動で問題を解決する ほか) 1章 仕掛けの基本 (行動の選択肢を増やす 行動を上手に誘導する ほか) 2章 仕掛けの仕組み (仕掛けの原理 仕掛けの構成要素 ほか) 3章 仕掛けの発想法 (仕掛けを見つける方法 要素の列挙と組み合わせ ほか)
2019/05/21 20:13
興味深い内容だが、一般向けの書籍の形になっていない。それは筆者の言い訳として事例を紹介し切れないからなのかもしれないが、論文に色をつけた程度の内容でしかない。 基本的な事柄かもしれないがオズボーンのチェックリストは仕事や普段のアイデア出しにも使えそうだ。 本書は人を動かす「仕掛け」に着目した仕掛け学の入門書であり、仕掛け学にはそれ以上の書籍はない。新しい試みである為にまだまだ文章や根源的な問いに答えられていない点が残念ではあるが興味深い内容であった。
2019/03/25 00:10
仕掛というテレビ東京的な着眼点に、学者さんならではの納得いく分類と考察がされた読み応えのある一冊。 もっともっと深掘りしてほしいところはあるが予算とマンパワーが足りないからか。今後に期待。
2019/04/13 18:47
仕掛けといものに普段意識してなかったが意識するようになるだろう 普段から考えを巡らせる発想を豊かにするのに良い本だと思う
2019/06/10 09:03
「FAD要件」をすべて満たすものを「仕掛け」とする ・公平性(fairness):誰も不利益を被らない ・誘引性(attractiveness):行動が誘われる ・目的の二重性(duality of purpose):仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なる 仕掛けとは行動の選択肢を増やすこと 負担が小さいほど良い仕掛け 持続する仕掛けが必ずしも良いわけではなく、目的によって使い分ければ良い 仕掛けは装置によって問題解決をはかるのではなく、人々の行動を変えることで問題解決をはかる 仕掛けもどきに注意 仕掛けは正論を阻害するものではなく、実現されない正論に対処するための代替的なアプローチ 仕掛けの構成要素 [大分類] 物理的トリガ/心理的トリガ 仕掛けは物理的トリガによって心理的トリガが引き起こされ、それによって行動が変わるという順序を経て機能する [中分類] フィードバック 人の行動に応じて仕掛けが変化する仕組み 「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」「視覚」がフィードバックを構成する小分類になる [小分類] 聴覚 音は強制的に気づかせることができるが、使い方を間違えると周りの迷惑になるので、仕掛けを設置できる場所や状況は制限される [小分類] 触覚 振動も触覚の一部 [小分類] 嗅覚 匂いも音と同じく、強制的に巻き込むので、十分な配慮が求められる [小分類] 味覚 [小分類] 視覚 王道 目に見えるものばかりではない 見えないものを見えるようにすることも可能 [中分類] フィードフォワード 人が行動を起こす前に仕掛けから人に伝わる情報 「アナロジー」と「アフォーダンス」がある [小分類] アナロジー ものごとの類似性のこと 知識や経験から類推できることがらを利用 うまい仕掛けの多くは異質順化と馴質異化を同時に引き起こしている [小分類] アフォーダンス 見ただけで使い方がわかる「物の特徴」 「事前知識がなくても」という条件下でも伝わる特徴 アフォーダンスだけでは行動を誘わない、フィードバックや心理的トリガといった他の要因を埋め込むことで仕掛けとして効果を発揮する 出番はあまりない [中分類] 個人的文脈 心理的トリガは物理的トリガによって人の内面に生まれる心理的な働き 心理的トリガは「個人的文脈」と「社会的文脈」の中分類から構成される 「挑戦」「不協和(の解消)」「ネガティブな期待」「ポジティブな期待」「報酬」「自己承認」からなる小分類が含まれる [小分類] 挑戦 ちょうど良い難易度に設定することが重要 [小分類] 不協和 整っていない、揃っていない、乱れている、あるべき場所にないという気持ちを解消させるもの [小分類] ネガティブな期待 危険であることを知らせる [小分類] ポジティブな期待 気になる、楽しそう、ワクワクする といったもの よく使われている [小分類] 報酬 もらって嬉しいものを与える 使い方には注意 アンダーマイニング効果になる時がある 運の要素「宝くじ効果」を使うのが良い 「もらえるかもしれない」と思わせることが重要 [小分類] 自己承認 身だしなみをきにするなど 承認欲求の一つ 他の人に認めてもらいたいという欲求は他者承認 [中分類] 社会的文脈 「被視感」「社会規範」「社会的証明」の小分類からなる [小分類] 被視感 他人の視線、見られている感 [小分類] 社会規範 文化や地域が変われば通用しない 社会規範は目に見えないことが多いので、仕掛けによって見えるようにすることで行動を誘うキッカケにできる [小分類] 社会的証明 他の人々の行動によって生み出される規範のこと ゴミが一つも落ちていなければ誰も落とさないなど トリガの組み合わせ 「アナロジー」と「ポジティブな期待」 「聴覚」と「ポジティブな期待」は利用しやすい 「視覚」「聴覚」は利用しやすい 仕掛けを見つける方法 子供を観察する 子供は仕掛け発見器である 行動観察も良い 周りの人の行動を観るのも発見がある 自分自身を客観的に観察して内省することをメタ認知というが、それも仕掛けに気付くことがある 仕掛けのアイデアは、基本的には「アイデアとほ既存の要素の組み合わせ以外の何者でもないということである」と同じ 使えそうな仕掛けの発想法は以下の4つ 1.仕掛けの事例を転用する 1番簡単かつ確実な方法 一番お勧め 2.行動の類似性を利用する 行動から関連する言葉を再帰的に列挙する A(仕掛けの対象)とかけてB(仕掛けの要素)ととく、その心はC(誘われる行動) というなぞかけと同じ 発想につまるときは、ネットの画像検索が良い 3.仕掛けの原理を利用する 分類の要素を追加してみる 4.オズボーンのチェックリスト 1.他の使い道は? 2.他の似たものは? 3.変えてみたら? 4.大きくしてみたら? 5.小さくしてみたら? 6.他のもので代用したら? 7.入れ替えてみたら? 8.逆にしてみたら? 9.組み合わせてみたら 「ださく似たおち」(代用・逆さま・組み合わせ・似たもの・他の用途・大きく・小さくの頭文字をつなげたもの) というのもある SCAMPER法 1.入れ替えたら? 2.組み合わせたら? 3.他に似たものは? 4.変えてみたら? 5.他の使い道は? 6.取り除いたら? 7.並び替えたら?逆にしたら? 「ハンマーを持てば、全てが釘に見える」は「マズローのハンマーの法則」 どんな問題にでも自分の得意な手法を使うことにこだわってしまうこと
2019/09/22 10:16
どんなジャンルでも極めれば「オタク」になる。 IT技術が発達し、AIや自動運転5Gまでもが登場するこの時代に、アナログな仕掛けで人々の行動を変える研究をしている著者の本。名づけて「仕掛学」。この「仕掛学」というネーミング自体にも、一般の人の親しんでもらいように、あえて簡単なことばで学問を表現するという仕掛けが隠されているそうです。 ここでいう「仕掛け」とは、例えば(本書の表紙にも描かれているような)ゴミ箱をバスケットゴールに見立てて「入れたい」心理から「ごみを捨てる」という行動を促したり、男子トイレの中心に「的」を据えることで飛散を防止したりする仕組みのこと。本書では、著者が実際にみつけた仕掛けの事例を中心に、仕掛けの種類や効果、その見つけ方から作り方まで、オタク的に掘り下げていった一冊です。(とはいえ文章はとてもシンプルで、仕掛学未経験の私でもスムーズに読み進められました!) 確かに、街にあふれる様々な「注意喚起」の張り紙や、「勉強しなさい!」「手伝いなさい!」など行動を強制させるような言葉では、人(もしくは、人の心)は動かない。そんな「困った」を解決させる方法として、仕掛学の考え方を取り入れてみるのもアリだな、と感じました。
2020/01/20 22:34
可もなく不可もなく。タイトル通りの内容。さらっと読める。小便器の的シールや、ゴミを捨てられる場所に小さな鳥居を置くといった有名な仕掛けの他にも、スピードメーターと数字がぴったりなら宝くじか当たる仕掛け や、目の絵を描くだけで違反が減ったという例もあるそうでなるほどと思った。
2020/02/19 20:23
社会をより良くするための「ついやってしまう仕掛け」の事例と、著者による「仕掛けの体系」が紹介されている。
2020/02/21 13:50
内容は面白かったが、ひとつ気になる点があった。 エスカレーターの右又は左を急ぐ人の為にみんなが空けているみたいな事が書かれていたが、エスカレーター止まって乗るものだし、ましてや早歩きで乗るような急ぐ人の為のものでは無い気がします。 細かいけど、そこだけがずっと気掛かりになってしまった。
2021/12/04 10:53
「したほうが良い」と直接伝えても効果がないので、「ついしたくなる」ように間接的に伝えて、結果的に問題を解決することを狙うのが仕掛けによるアプローチである。この本を購入したが、この本自体に購買意欲をそそる仕掛けがあるのではないかと考えた。
2020/03/08 09:19
した方がいい→ついしたくなる に行動を変える仕掛を多くの事例を使って体系的に整理された良書。 さらに最後には仕掛を発想するための考え方もあり。 ◯目的 仕掛とは?を理解して、自分のアイデア発想に活かす ◯結論、アクション 下記事例および体系を覚えて、それと繋げる形でアイデアを発想する。 例えばこんなんあるよね。と会話の中で言えるようにしておく ◯他 ・仕掛学の体系 1物理トリガー 1-1フィードバック(五感):人の行動に仕掛が反応する 例えばパンの匂いをさせてパンを食べたくする(嗅覚) コインが回る募金箱(視覚) 1-2フィードフォワード(アナロジー、アフォーダンス):仕掛から自然に人に伝わる 例えばトイレの的が狙いたくなる 鳥居の前にゴミ捨てたくなくなる 2.心理トリガー 2-1個人的文脈:個人の内面に生まれる心理的動き 例えばゴミ箱の上のバスケットゴール(挑戦) 線に沿って自転車を止める(不協和) ピアノデザインの階段で音が鳴りそう(ポジティブな期待) 2-2社会的文脈:社会的に望ましくないと思われてる決まり事には逆らえない 例えば誰かに見られてると悪いことができないから、目のイラストを書くと防犯できる(被視感) スクーターのカゴに1度ゴミが入るとどんどん入れてしまう(社会的証明) ・仕掛の発想法 1仕掛の事例を転用する 2行動の類似性を利用する 3仕掛の原理を利用する 4オズボーンのチェックリスト ・他の事例:一方ロシアは鉛筆を使った nasaは宇宙でボールペンが書けないという問題に対して10年120億ドルをつぎ込んで新しいボールペンを開発した。一方、ロシアは鉛筆を使った。 問題に直面したときに、技術にとらわれてしまって使う必要のない技術をわざわざ使ってしまうという例。 ★写真あり
2020/03/25 08:50
さまざまな仕掛けの事例が見られたのがよかった。 テクニック的なところは身に付けるのに時間がかかりそうだが、何事も人を動かすためにはまずポジティブに発想していきたいと感じた。
2020/05/09 19:49
仕掛けがなぜワークするか、事例、仕掛けアイディアの出し方などライトながら肯けるポイントが多かったです。
2020/06/06 14:34
表紙の「バスケットゴール付きゴミ箱」や途中で紹介されていた「世界一深いゴミ箱」など、デザイン思考の本とかで事例で出てきたためなんか面白そうと思って読んでみた。 人が無意識・本能的に行動してしまう「仕組み」、「デザイン」ってかっこいいー!!!と思ってしまった笑 【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】 「した方が良い」と直接伝えても効果がないのは明らか。「ついしたくなる」ように間接的に伝えて、結果的に問題を解決することを狙うのが仕掛けよるアプローチ。
2020/05/24 20:12
人を楽しませる、ワクワクさせる仕掛けについて、たくさんの例と説明がしてあり、個人的にとても面白いなと感じた。 以下が印象に残った点である。 ・無理やり行動を変えさせようとするのではなく、つい行動を変えたくなるように仕向けるのが大事である ・仕掛けとは、以下の三つの条件を満たすものである。 公平性( Fairness):誰も不利益を被らない。 誘引性( Attractiveness):行動が誘われる。 目的の二重性( Duality of purpose):仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なる。 ・仕掛けは装置によって問題解決をはかるのではなく、人々の行動を変えることで問題解決をはかる。装置中心アプローチの視点を行動中心アプローチの視点に変えることで新しいアプローチが見えてくる。 ・行動を観察することで仕掛けに気づきやすくなる ・アイデア発想につまったときは9カ条からなるオズボーンのチェックリストを使うといい。 1.他の使い道は?( Put to other uses?) 2.他に似たものは?( Adapt?) 3.変えてみたら?( Modify?) 4.大きくしてみたら?( Magnify?) 5.小さくしてみたら?( Minify?) 6.他のもので代用したら?( Substitute?) 7.入れ替えてみたら?( Rearrange?) 8.逆にしてみたら?( Reverse?) 9.組み合わせてみたら?( Combine?) チェックリストの覚え方は「ださく似たおち」(代用・逆さま・組み合わせ・似たもの・他の用途・大きく・小さくの頭文字をつなげたもの) ゴミ箱にゴミを入れたらセンサーが反応し、面白い音が鳴るという仕掛け等、面白い仕掛けの具体例が載せられており、とてもワクワクしながら読破することができた。今後は、人の行動を観察しながら世の中に散りばめられている仕掛けに気づきたいと思う。そして、その仕掛けをアイデアに繋げていけたらなと思う。