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ある仕掛けをするだけで、思わずやりたくなるとか、つい試したくなることって世の中にはあるのです。その仕掛けについてアカデミックに考察したのが本書でした。
87ページの図で、表現される仕掛けの仕組みが素晴らしい。
会社の総務部で研究したほうがいいかもしれない。社内のちょっとした仕掛けで、行動に結びつけ、ビジネスの駆動力に活かすことができたらすごいと思った。
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ついやってしまいたくなる。やった結果、自然と目的が達成される。
こんな仕掛けを作れたら、すごく楽しいし、それをみんなで考えるのも良いと思った。一から仕掛けを作るのは難しいので、ここに書かれている実践例をもとに色々試行して見たい。
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問題を解決するために、その解決につながる行動を誘う仕組みを本書では「仕掛け」と称して、その理論的考察と具体例を紹介している。
具体例として、本書の冒頭で口絵として紹介されているのは、
「問題」
書類が乱雑、整理整頓ができない
「仕掛け」
(書類フォルダーや整理箱等に)斜めの線を引く
「解決」
直線になるように並べたくなる(整理整頓できる)
「問題」
お手洗いをきれいに使ってほしい」
「仕掛け」
(男性用小便器の内側に)的を作る
「解決」
的を狙いたくなる(外にこぼさないのできれいになる)
等々の事例。もちろん本書にはその他にもたくさんの「仕掛け」が紹介されている。
最初ちょっと読んだ感じでは、行動経済学等で紹介される「ナッジ」と同じかなと思ったが、本書では「ナッジはあまり考えずに選ばれるいつもの行動(デフォルトの選択肢)の設計方法、仕掛学はつい選びたくなるもう一つの行動(オルタナティブな選択肢)の設計方法ということができる」として区別している。
ただ、ナッジにしても本書の仕掛けにしても、行動を誘引する仕組みとして根本的な部分は同じだと感じた。
このような仕組みをうまく使えば、問題の大小にかかわらず、仕掛ける方、仕掛けられる方、双方ともに大きな負担なくその解決が図れるのではないかと、大きな可能性を感じた次第。
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仕掛け
いいよねー。
ついやってしまう。
乗せられた感なしに乗せられちゃう。
悔しくない。
初版は2016年だから、なぜ今平積み?と思った。
コロナで行動変容が求めてられているかららしい。
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出だしは面白かったのになぁ。
人を動かすしかけのある授業をしたいと思って購入したが…そこには役にたたなさそう。
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世の中の仕掛けについて、学問として解説している画期的な本。
具体例が少ない、もしくは、大体知ってる仕掛けも多かったので、世の中の仕掛けを、具体的な目的や効果と共に図鑑の様に紹介していって欲しい。
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人がついついやってしまう仕掛けの仕組みについて書かれた本。
日常にある「仕掛け」を探してみると面白そう。
学級経営に活かせる視点もあった。
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本著の中で触れていたが仕掛けを図鑑にまとめて出した方が楽しめそう
それぞれの説明は簡単であり飲み込みやすい
ただしその分学べることも少ない
仕掛け学という分野に興味を持つための入門書としては良さそう
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世の中にある隠れた仕掛けの事例を紹介し、その仕掛けがどの様な理論で作られているのかをまとめた本。著者は仕掛学と表現されているが、自分の知らなかった仕掛けや仕組みがわかって非常に面白かった。今後は周りに仕掛けが無いかを気にしながら、散策などを楽しんでみたい。
補足として記載すると、一方ロシアは鉛筆を使ったの所が一番面白かった。無重力状態でボールペンで書けない問題に対して、アメリカNASAは10年と120億ドルをかけて技術的に課題解決したのに対し、ロシアは時間もお金もかけずに鉛筆を使って解決する。これぞ技術ではなく簡単な仕掛けで人間を動かして解決させる仕掛け学の本質だと感じた。
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色々な問題を解決しようとするとき、技術で解決しようとするとコストが大きくかかる場合が多い。
その点、人の行動をちょっと変える「仕掛け」があれば案外簡単に解決することがある。
科学技術が進歩している今だからこそ、見落としがちな視点だと思った。
他の方の感想にもあるが、もっと具体例がたくさんあれば、すぐに自分の生活や仕事に活かしやすいのに、とは思った。
アイデアのつくり方もある程度体系的に書いてくれているので、参考にして頑張ってみようと思うが、なかなか難しそうな気もする。
著者さんも図鑑のようなものを出版したいと書かれていたので、ぜひ実現してほしい。
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マーケティングの本のように、仕組みを学問として扱っている内容。事例が豊富で読みやすい。アイデアやマーケティング関係の本を読んでいて、思考として落とし込みたい人にはお勧め。
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人が”自然と”したくなっちゃう仕組みを科学するポジティブな学問!
行動経済学や心理学、マーケティングに関連した要素をもった仕掛学は、人を強制することなく、思い通りの行動をさせるには?という行動原理を科学しています。
本書で紹介された事例”自転車を綺麗に並べるための仕掛け”や”大阪大学学園祭にて人を集めるための仕掛け”を知ると、お金をかけなくても、アイデア次第で解決できるのか!と発見がありました。
お金をかければ解決できるのは、業界のほんの一部分の企業だけのはず。ビジネスマンが学ぶべき点は、「ヒトを知り、考え方次第で課題を解決できること」
特にマーケターはこの学問知っておいて損はない!
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身近にある「ついやりたくなるデザイン」を解説した本。
普段何気なく見ていたものや使っていたものに、利用する人の心理を利用した仕掛が使われていることがある。
・つい触ってみたくなる
・つい足を止めてしまう
・つい適切な行動に促される
・つい人に広めたくなる
このようなデザインやモノを目にした時には、どんな「仕掛け」が使われているのかを意識してみたいと思った。
また、仕掛を作る側としては、無意識の人間の行動や、何気なくやっている動作などから発想を広げるというアプローチが大事だと感じた。
優秀な仕掛けは、「これは○○をするもの」という経験から推測できる「アナロジー」という考えや、見ただけで何をするものなのかがわかる「アフォーダンス」が適切に使われているということも意識したい。
日常の行動から仕掛けに関する重要な手掛かりを探す習慣を持ちたい。
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テレビで気になって購入。昔テストとかで見かけた説明文感が強くて、読みやすかった。実生活で活かせるかは不明…
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以前、㈱島津製作所のOBの方から勧められたので、そろそろ読もうかと手に取った。
工場やオフィスでよく言われる整理整頓を含む5S活動など、言うは易し行うは難しという問題の解決に、良い課題をくれそうな内容である。
仕掛けについて考えさせられる。結構、楽しい。
あまり多くの事例は載っていないが、考え方を学ぶには非常に良いと感じる。
一時間程度で読める。行き詰ったらもう一度読んでみるのも良い。
善用も悪用もできてしまう仕掛け。法律や制度に重ねて考えるのも有りだ。
仕掛けによって人の行動を誘発する。
仕掛けを利用することで、仕掛けた側、仕掛けられた側が楽しい、うれしい、気持ち良い、良いことをしたという気分にさせられる。
また、こうしなくては気持ち悪い、気が済まないような仕掛けも登場する。
事例の中に、誰もが一度は目にしたことのある仕掛けが一つはあるのではないだろうか。そうか!とつい感心している自分に気付く。
普段は気にもしない部分に仕掛けがあり、日常の中で見事なまでに誘導されていることに気付くのは痛快である。
読了。