紙の本
やっと、ここまできました。
2017/07/09 21:02
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投稿者:まんだかず - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビ番組アメ・トーークでメイプル超合金のカズレーザーさんの
推薦の本ということで初めてこの作家のことを知りました。
葉村昌シリーズとしては最後発となる作品のため、
デビュー作の「プレゼント」から「依頼人は死んだ」と
読み続けてようやくここまでやってきました。
20代だったフリーターの葉村昌も
いまや女探偵の40代。でも古本屋のバイト店員ですけど。
浮いた話もなければお金もない。
性格も冷ややかで、こういう女性はきっと
男から見れば可愛げのない女ということなんでしょうね。
でも、ちょっぴり憎めない。
そんな女性を取り巻くついていないお話の短編集。
紙の本
ふんだりけったり・・・
2017/04/08 20:37
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投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
葉村晶シリーズ久しぶりの短編集です。相変わらず踏んだり蹴ったりで、特に最後の一編はひどいですね・・・
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あいかわらずかっこいい葉村晶!四十肩にも負けずがんばる!
いいなぁ、すごく魅力的。
色んな事件や、富山店長に散々振り回されるけれど。
女1人、探偵をやって自分を食わせているんだもの、かっこいいよ!
最後に収録の、クリスマスのお話は、晶には申し訳ないけど、ちょっと笑ってしまった。行く先々でお使いを頼まれて、しかも、断り切れない晶がすごく好き。
それにしても、富山店長。ある意味最強だよね(笑)
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【史上最もタフな女探偵・葉村晶の最新作!】持ち込まれる依頼がすべて順調に解決する真夏の日。不運な女探偵にも遂に運が向いてきたのだろうか? 葉村晶はある疑問を抱く――。
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し…四十肩…。
将来への不安も見え隠れしつつ、落ち着いて?暮らせているようで何より。
今回はコメディ要素多めでしたね~。
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葉村晶シリーズ、短編集。
前作「さよならの手口」から2年ぶり、ミステリ専門店「MURDER BEAR BOOKSHOP」のバイト店員であるとともに、二階を事務所にした「白熊探偵社」の調査員でもある。
20代半ばで登場した葉村晶も四十肩に悩まされる年齢になるとは・・・。
依頼人に振り回され疲れ切った様子が身に染みる。
ドライでシニカルなタッチは変わらず。
面白かった。
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「さよならの手口」に続く、私にとっては2冊目の葉村晶シリーズ。
前作はちびちび読むことになってしまい、結果的に作品のもつテンポや趣向を十分に感じ取ることが出来なかったので、今回はじっくり読もうと、夏休みを当てにして購入。
今回は全部で6つの短編集で、大阪へ帰る新幹線で半分読み終え、残りを五輪や高校野球の合間に読み進む。
ミステリー専門書店のバイト店員にして、その書店が冗談で始めた探偵社の調査員という女探偵が、人使いが荒い店主にもめげず、警察に対して闘争心をわかし、脈絡のなく漂う多くの出来事からピースを嵌め続け、『頭の中でなにかがカチッと鳴った』末に辿り着くひとつの解。
時には安楽椅子探偵のようにネットで調べたことだけで真実に辿り着くかと思えば、何回とない徒労と体の痛みを重ねた末に答えを出す。
女探偵が主人公であるが、既にして四十路を数え、女を使って調査するでもなく、まして色恋沙汰があるでもなく、かっちりと、仄暗い、翻訳ものハードボイルドを読んでいるような物語の数々。
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面白かったーー。どのお話も引き込まれ一気に読んでしまった。
富山店長は相変わらずの人使いの荒さで「聖夜プラス1」では、葉村晶でなくてもキレそうになってしまった笑
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葉村晶シリーズ、短編集。
これは面白い。
シニカルでユーモラスなハードボイルドであるシリーズの中でも、今回はコメディじみた話が多い。これが、四十を超えたオバサンの自虐や、周囲の無茶苦茶な友人たちからの扱われ具合、また事件で出会う関係者の変人っぷりと被害事情と、とにかく笑える。
しかし同時に、ページ数をきれいに使いきった起承転結や、よい角度で提示・回収される伏線と、要するに短編として精度が高い。つまり、巧くて面白い秀作。
どれも外せないバランスのよさがあるが、「血の凶作」は最後の1ページが良かった。
4+
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若竹七海の本質はコージーミステリーなんだと思う。一連の葉崎市もののようにコミカルでほのぼのしている。対して葉村シリーズはシニカルでダークでドライ。対局にあったと思われたのに徐々にコージーに寄ってきた。
これはこれで面白いのだけど、ちょっと寂しい。
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女探偵、葉村晶シリーズ。
40代に突入した葉村の短編集で、
・青い影 七月
・静かな炎天 八月
・熱海ブライトン・ロック 九月
・副島さんは言っている 十月
・血の凶作 十一月
・聖夜プラス1 十二月
の6編収録。
日本の探偵ハードボイルド物としての完成度はさすがです。
ちょっと、コケティッシュな部分が強調され気味な点が気になりますが、シニカルな葉村の毒独白も健在で、40肩も何のそのという感じです。
さすがに長編のように生死にかかわるような災難には会わないですが、危ない目にはそれなりにあっても真相追及をあきらめないところも好感が持てます。
女性主人公ミステリーで恋愛が絡まないのも、共感しやすいところだと思いますが、バイやレズな描写もないので本当に恋愛感情欠乏症なのかもしれませんね。
解説で自分が見逃していた短編があるようなので、コンプリートしたいと思います。
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ひき逃げで息子に重傷を負わせた男の素行調査。疎遠になっている従妹の消息。依頼が順調に解決する真夏の日。晶はある疑問を抱く(「静かな炎天」)。イブのイベントの目玉である初版サイン本を入手するため、翻弄される晶の過酷な一日(「聖夜プラス1」)。タフで不運な女探偵・葉村晶の魅力満載の短編集。
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表題作のほか、「青い影」 「熱海ブライトン・ロック」 「副島さんは言っている」 「血の凶作」 「聖夜+1」 富山店長のミステリ紹介ふたたび
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葉村晶シリーズ最新作である。二十代で出会った葉村晶だが、何と今回は四十肩を患う四十代である。仙川に住み、吉祥寺のミステリ専門書店に勤める傍ら、正式に探偵もやっている。そして相変わらず不運である。タイミングが良いのか悪いのかよくわからないが、厄介ごとに出くわす機会も多い。だがそれが事件解決につながることも多々あるので、探偵的にはグッドタイミングなのかもしれない。それで疲れ切ってしまうのも事実なのであるが。今回も、ふらふらになりながらお使いに、事件の調査にと歩き回り、躰を張って謎を解き明かしている。四十代になったと思うと、少しのんびりさせてあげたいような気もするが、これこそが葉村晶なのだろうなぁ。おばあちゃんになるまで探偵家業を続ける葉村晶を見ていたいシリーズである。
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葉村さんたいして動いてないのにちゃちゃっと解決するなぁと思ってたら最後にマダムたちに振り回されて面白かった。
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痛い目に遭い続ける探偵葉村晶シリーズ。古本屋兼探偵社という奇妙な仕事で盛り込まれる事件は不思議なものばかり。40肩やら歳相応の痛みやら殴られたりと事故に巻き込まれたりと相変わらずながら、事件を解き明かす。熱のある時は休みましょうよ。
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【収録作品】青い影/静かな炎天/熱海ブライトン・ロック/副島さんは言っている/血の凶作/聖夜プラス1
*四十肩に悩む探偵・葉山晶もの。とても好きなシリーズなのだが、好みからすると周囲との関係がドライすぎて、切なくなる。晶以外の人間の無神経さが痛いのだ。