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内容(「BOOK」データベースより)
漫画家になり損ね、浅草の路上で似顔絵を描いて生計を立てている袴田鉄雄。あるとき、彼の腕前を見込んだテレビ局の人間から、「法廷画」を描いてほしいという依頼が舞い込む。注文通り描いた絵が、テレビで放送された直後―鉄雄は頭を殴られて昏倒する。彼は一体、何を描いてしまったのか?
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法廷画家の仕事が舞い込んだ袴田鉄雄にまつわる事件を,姪の蘭花と解決する物語だが,法廷の様子が克明に描写されていて面白かった.被告は美人の佐藤美里亜で袴田は得意の描写力で巧みな絵を描いて,それがテレビで放映された.その夜自宅前で暴漢に襲われたが,蘭花のおかげで軽症で済んだ.その後同じ法廷画家の聖護院桜が殺害される.最終的には,色覚障害を持つ検事事務官が犯人と判明するが,蘭花の活躍が素晴らしい.
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我孫子先生の文章は読みやすくて、相性良いのですぐ読める。佐藤美里亜と直に関わる事が無かったのが残念だけど、そりゃそうか。とも思う。赤緑色盲の視点での絵とそうじゃない絵を見比べたいw
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漫画家になり損ね、浅草の路上で似顔絵を描いて生計を立てている袴田鉄雄。
あるとき、彼の腕前を見込んだテレビ局の人間から、「法廷画」を描いてほしいという依頼が舞い込む。
注文通り描いた絵が、テレビで放送された直後―鉄雄は頭を殴られて昏倒する。
彼は一体、何を描いてしまったのか?
(アマゾンより引用)
結局、被告人の女性は無実だったのかな…?
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覇気も当事者意識も薄い主人公と、考えるより先に動いてしまう女子中学生のキャラは苦手。だが、観察する眼と再現する技術、見る者を選ぶ表現というテーマは興味深い。
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漫画家志望だが売れない,でも似顔絵は上手い三十男袴田鉄雄。初めて依頼された法廷画家の仕事で描いたのは,男をたぶらかして金品を巻き上げた上に自殺に見せかけて殺したという容疑で起訴された美女。鉄雄はその美貌に魅せられる。彼の描いた絵がテレビのワイドショーで放送された直後,鉄雄は何者かに殺されかける。翌日には知り合った同業者も不審死をとげる。襲われた理由は法廷画なのか? そして裁判の行方は? スリリングな展開。鉄雄らが襲われた原因が言うなれば××××(ネタバレ防止のため伏せ字)だという解決がやや残念だった。
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2019.05.26
旅行中の電車の中で読み終えたわ。また新しいことを知った感じ。この著書を読み続けて見ようっと。^_^
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漫画家志望ながらも目が出ず、町の似顔絵描きをしていた主人公に、法廷画を描く仕事が回ってきます。彼の画は素直に情景や表情を写し取り、思いがけず好評です。そんな彼が襲われて…。思いがけず話は軽くて次々にページをめくってしまい、あっという間にラストまで。被告人の真実に関しての結末は私は悪くないと思いますし、主人公が狙われた理由などもありだと思います。ただ、せっかく法廷画家というちょっと変わった視点なので、なんだか勿体ない気はします。もっとがっつり重いミステリでも行けたんじゃないでしょうか。
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テンポよく話が進み大変読みやすいものの、ミステリ要素が弱い。
けれども、裁判の裏方である法廷画家や色盲など、新たなことを学べる良書だと感じた。
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法廷画家を中心に繰り広げられる法廷サスペンスは珍しいので面白いと思い、手に取った。
どこか軽はずみな行動をとってしまう鉄雄とそれを気にする保護者のような姪っ子蘭花。家族は沢山いるが2人以外の会話があまり出てこないところが惹かれた。
法廷画家の仕事内容などが綿密に描かれており、作者に感心した。
結末に至るまでダラダラとした時間の経過を感じてしまった。
ミステリ要素は意外と強くなく、読後どこか物足りなさを感じた。
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テンポよくサラッと読めた。
法廷画中心は初めて読んだから、初めて知ることも多くて、面白かった。(写真NGって知らなかった。あの絵のタッチが法廷っぽいから習慣として使ってるのかと思ってた。)
最後はあっさり終わっちゃったのが物足りなかったけどドキドキも味わえてよかった。
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似顔絵を描いて生計を立てている主人公のもとに法廷画の依頼が舞い込む。法廷画家の目を通してお話しは進みますので法廷ミステリーともちょっと趣が違って楽しめました。ただ途中まではテンポも良く一気に読めましたが、後半はちょっと緩い感じになって失速した感じです。