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思考の整理の仕方から、外に向けての言葉の作り方まで。前段はひとりKJ法とトヨタの「なぜなぜ5回」、後半は言葉の作り方についての教科書に出ている基本。順序だてて、具体的な方法を説明し、その理由も明快になっているのでわかりやすい。後半はコピーなど外向けの言葉の作り方だが、参考となるものを過去の格言から採っていて、もっと広告コピーの例がほしかった。本人の書いたジョージアとか、リクルートの事例は1ページしか登場せず。でも、あの一行に行き着くまでの考え方は良くわかり参考になる。
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プロのコピーライターが出した、言葉に対する答え。それは、普段のコミュニケーションで用いる「外に向かう言葉」ではなく、自分の頭のなかに浮かぶ「内なる言葉」に向き合うこと。深く納得し、感銘を受けた。他の言葉本とは一線を画す名著。
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2017.4.8
実に分かりやすく、今の自分に必要な内容だと思った。言葉にできないもどかしさを最近よく感じていたけれど、実際には言葉にするだけの思考ができてないというのにはかなり納得。忙しさや時間のなさを嘆くのは結局は言い訳、自分時間をきちんと確保して自分との対話を大事にしようと思う。
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大手広告代理店のコピーライターの著作。コピーの書き方が書いてあるのかと思ったら、そんな薄い本ではなかった。
「言葉は思考の上澄みに過ぎない」と言い切る著者は、言葉を磨くことよりも先に、思考を磨くことが重要であると説いている。確かに「どう言うか」のトレーニングを積んだところで、「何を言うか」が明確でなければ意味がない。
1ページ1ページに気付きがあり、幅広い人が読んで参考になると感じた。
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表現する上でのエッセンスを細かいステップで示してくれているので、文章を書く上で役立てられそう。文章にきちんと向き合い、足りないものを補ったり、表現を見直したりするための時間が必要。文を書くことには億劫になるが、早め早めに取り組むことが必要だとわかった。
印象に残ったフレーズ
言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要がある。
相手が聞きたいのは意見であって、言葉そのもので言葉を生み出す過程には、❶内なる言葉で意見を育てる、❷外に向かう言葉に変換する、という二段階が存在する。
あらゆる局面で湧き上がってくる感情を漠然とした括りで受け流すことなく、頭の中に浮かぶ複雑な思いと向き合うこと。その感情1つひとつを言葉として認識し、把握すること。
言葉に重みが生まれる、最大の理由。それは、言葉を発信する側の人間が、自身の体験から本心で語ったり、心から伝えたいと思うことによる必死さ、切実さに因るところが大きい。
相手を動かそうとすればするほど、相手の心は固く閉ざしてしまう。
その人の立場になりきって言葉を投げかけることである。
やらせたいことを命令するのではなく、人の心をワクワクさせたり、ときめかせるしかないのだ。
頭に浮かぶ言葉をそのままにしておくことなく、単語でも箇条書きでも紙に書いて、見える化する。すると、考え足りないところが見つかったり、自分の考えていることが表現しきれていない箇所に気づくことができる。
頭の中に浮かんでくる内なる言葉をとにかく書き出すことである。そして、目の前に書き出された内なる言葉を軸として、考えの幅を広げたり、奥行きを深めればいいのだ。
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「人は考えているようで思い出している」の一言にハッとした。何かを考えているようで実のところ、過去に考えたことや出来事を思い出しているだけかと思ったら、自分に失望しつつも納得。それでは過去の自分との無限ループのはずだ。序盤はフムフム読んだけど、ちょっと冗長的だった。もっと端的にまとめたらもっとよかったような気がする。
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言葉と思考の関係性についてここまで明記した書籍に初めて出会った。スキル本ではないという前提で、一読の価値あり。
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言葉にするという行為の難しさ、もどかしさは常に感じているのでこの本を読んでけっこうスッキリしました。
なるほど、こういうプロセスを踏めば言葉に出来るのかということがわかりやすく理解出来ます。
自分の「内なる言葉」の存在に気づくと思考法から変わっていくでしょう。
おすすめです。
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内なる言葉を磨く
言葉が意見を伝えるための道具なのであれば、まずは意見を育てる必要がある
近頃『語彙力』という言葉が日本中を走り回り、自分の語彙力のなさに落胆している人も多い。
でも、語彙力があれば良いわけではない。しっかりと自分の内なる言葉と向き合い考えを深めていく。それが結果的に口から出てくる言葉となる。
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内なる言葉
仕事のどこが好きか、嫌いか。
価値を感じているか、
どんな能力を鍛えて行きたいか
どんな仕事、業界に興味あるか
なぜ魅力を感じるか
どんな人が好きか、
好きになりやすいタイプは
どういう関係を築きたいか
結婚についてどう思うか
何でも書き出し
真逆の発想
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言葉で表現することについて,表現のテクニックではなく,「内なる言葉」を育てることが重要だと説いている点については,改めて目を開かれる思いがしました。
文章は一気に書き上げるようにし,作成途中で加除訂正をしないようにすること,一旦できあがった文章を音読してみることというのは,これから取り入れてみようと思います。
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最初は何言ってるのかよくわからんって感じで読んでたけど、後半は為になるテクニックが詰まってた。頭の中にある言葉を具現化するってことが必要。やっぱり書き出して見える化。そして推敲。
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電通のコピーライターとして、まさに言葉を商売の武器にしている著者。言葉にできるとは、アウトプットのテクニック化と思えば、そうではない。表現するに足るだけきちんと考えるという「内なる言葉」を確立することのススメだ。
具体的には、特定のテーマ(問い)に対して、頭に浮かぶ考え・雑念を一枚の紙に一つずつ書き出し、それをグループ化し、ヌケモレがないよう俯瞰し、幅を広げ、さらに深堀していく。そうした作業を数回繰り返すというもので、さすがに時間も手間もかかるが、自分の言葉=意見・思考を磨く作業としては納得がいく。例示されている問いは、折に触れて考えることができるように別にメモをとった。
3章の言葉にするプロセスでは、アウトプットのテクニックに触れられており、さすがにプロのヒントが整理されているとは感じるが、思考のサイクルで内なる言葉を磨くものとは明らかに質が違っており、かつ言葉のプロたるための情報としては、さわり程度と思われるので、この部分はあえて割愛して、内なる言葉磨きに焦点を絞った方が良かったように感じた。★5-1
16-211
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内なる言葉を意識する。自分との会議する時間をつくる。言葉にできるまで考えなければ考えたことにならない。
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内なる言葉を熟成させ、表現することが相手に最も響く。その内なる言葉の熟成方法と表現方法(テクニック)を説いている。タイトルにインパクトはあるが、一般的なハウツー本である感じた。