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全体的にあまり春樹っぽくない感じが…難解さが足りない?でも十分に楽しませてくれた短編集。そしてまたうれしいことに「クレタ」のお話も収録!ねじまき鳥読んだ人なら絶対うれしいはず…だけど、「えーっ?」となってしまった。だってあの終わり方…悲しすぎるだろ…。個人的には「フォークロア」が一番好きです。私明らかに彼と同じ生き方してる。自覚済だけどしょうがねぇんだよな…そういうわけで最終的には和解?ではないけど、まったくの正反対の位置にいた僕と彼が年を経てお互いに近づけたことはすごく救いだと思いました。確かに何の教訓にもならないかもしれないけど、私の心が救われたぜ。最近春樹は短編集ばかりだったので次は長編行きたいな。
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「すべてが終わったあとで、
王様も家来もみんな腹を抱えておお笑いしました。」
タフでワイルドなフォークロア☆
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6編が収められた短編集。本当にトルストイが好きなんだなーと思う、よく出てくる。「アンナ・カレーニナ」は私も好き。
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なんかちょっと異色な雰囲気がちらほらと感じる短編集。
特に「加納クレタ」と「ゾンビ」は、グロさが安っぽく、正直やっつけなん?って思ってしまった。
「飛行機 あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」はあえて言うと春樹らしくていい感じ。
全体的に雑な感じがして鮮度が不足気味。
今まで読んだ村上春樹作品の中では一番なんだかなあな印象の本かも。。。
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15年位前によんだときは、怖くて怖くて夜も寝れないくらいだったのに、最近よんでみたら怖さはなく、なぜ怖かったのだろうと考え込んで眠れなくなりそうだった。
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「うまく言葉で言い表せないものの、村上さんの短編にはなんとなく惹きつけられます。文章で画を描いているようなそんな印象。「加納クレタ」が頭に残ってます。」
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まことに不思議な村上春樹ワールド。特に「TVピープル」で、自分だけの世界における恐怖感がリアルに伝わってきて、この後はどうなる? とドキドキさせられた。
「ゾンビ」のストーリー展開はありきたりでも、内容の質は違う。そして最後の「眠り」は不可解な現実と自分の中にある変化における心理描写が上手い。
こちらもその気になってしまって、始終ドキドキした。
個人的には「加納クレタ」が面白かった。(エンターテイメント性においては)
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表題作「TVピープル」を含む6編の短編集。
どれもこれも、普通の世界から少しずつ、少しずつずれて行って、それに気づかないままに過ごしてきたせいで、仕舞いには帰ってこられなくなるくらいにまで物事は進行していた・・・という感じ。
なんとも不気味なお話し。
でも村上春樹独特の軽い語り口であるため、ダイレクトに恐ろしさが伝わってくるのではなく、ジワジワと来るのである。
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春樹臭むんむんな一冊。春樹的な幸せで平穏な生活と背中合わせでいつもそこにある何かが崩壊していく音をぎっしり詰め合わせてくれた短編集です。最後に持ってきた短編の順番せいなのか読後なんだか一番怖かった。
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世界に吸い込まれるように入り込むのに、途中でぷつってブレーカーが落ちるような、そんな雰囲気を感じました。
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TVピープル
ックルーズシャャャタル・ックルーズシャャャャャタル・ッッッッックルーズムムムス
カールスパムク・ダブ・カールスパムク・ダブック・カールスパムク・クブ
サリュッップクルゥゥゥツ
タルップ・ク・シャウス
色さえ塗ればきちんとした飛行機になるんだ。
飛行機
フォークロア
ねえ、ひとやすみするのよ。だって結婚しちゃったらなにもできないでしょう?
それはまるで振幅を少しずつ失いながら続けられる反復行為のように思えた。
その後で少し悲しくなった。次の日にはもっと悲しくなった。
濃い沈黙
クレタ
一応裂いておいたほうがいいぜよ。裏に埋めちゃおうぜ
れろっぷれろっぷりろっぷ
眠り
幸福な家庭の種類はひとつだが、不幸な家庭はみんなそれぞれに違っている
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村上春樹よくわからないシリーズのひとつ。短編集。
真剣に読まないと何の話だか全然わからない。
何の話だかわかったようなつもりで読むと、オチもなく終わる。
本気で何度も読めば何かわかるのかもしれないが・・・。
よくわからないシリーズのひとつ。
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080509(s 080517)
080529(n 080810)
091110(a 091121)
101102(a)
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内容(「BOOK」データベースより)
不意に部屋に侵入してきたTVピープル。詩を読むようにひとりごとを言う若者。男にとても犯されやすいという特性をもつ美しい女性建築家。17日間一睡もできず、さらに目が冴えている女。―それぞれが謎をかけてくるような、怖くて、奇妙な世界をつくりだす。作家の新しい到達点を示す、魅惑にみちた六つの短篇。
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月末にこの短編集所収の「眠り」で発表をするため、再読。ついでに全部再読。
表題作「TVピープル」も「飛行機―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」も学会のゼミでやったなぁと思い出深い。私の中でTVピープルは完全にホビットみたくなってるので、全く正しくありません。。「飛行機」は彼氏さんのゼミで、初めて「この人って本当に頭がいいのかも!?」と思ったから覚えてる(笑)何か変な思い出ばっか。
「加納クレタ」が所収されてたり、結構他作品との関連も面白い短編集。春樹、女性好きじゃないのかなぁと思わせる一冊ではあるけど。どうして春樹の描く夫婦は妻が何も言わずに出て行ってしまうパターンが多いのかな?不思議で仕方ない。
さーて、問題は「眠り」をどう読解するかなのだよ、ワトスン君。。