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面白い。私にはこの旅は出来ないから、尚更、追体験をするべく読んでみた。
こらだけ世界が小さくなってもまだ秘境はあるものだなぁ。
中国の三星堆博物館にはいつかいってみたいな。
三星堆文明には文字がなかったから、歴史から消え失せてるらしい。
そして中国の大理はとても綺麗な街らしい。だけど、観光化がかなり進んでるらしいので、行くのは躊躇われるな。
タイ=水の文化
水のようにゆるやかで何事にも屈しない
来年の話をすると鬼が笑う どころではない。明日の話をすると鬼が笑う。
私の心配妄想癖にきく言葉かも。
ゾウは足音を全くさせない。
上に乗ってる人間の高さを心得ていて、ぶつかりそうな枝があると鼻でもぎとる。
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軽くて読みやすい文章なので、うっかりさらっと読んでしまいそうになるけど、すごいことしてるよ、この人は。
命あっての物種といいますので、ぜひ、自分のことを大切にしながら、これからもよい本を書いてほしいと思います。
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写真を見ると確かにカチン人にしか見えなくてさすが高野さんと思いました。シルクロードなんたらは正直言って途中でどうでもよくなって、どうやって日本へ帰って来るのだろうとその一点だけが気になりました。文庫版へのあとがきがよかったです。その後のその後がさらに気になります。。。
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存在がまだ解明されていない西南シルクロードの陸路紀行。中国の成都に始まり、ミャンマーのカチン州、インドのナガランドを経てカルカッタに向かう道中での様々な人との会話や関係を構築していく様子が面白く、高野さんらしさを感じた。「戦後初めて中国からビルマ経由でインドまで運ばれたことを確認された交易品」、と自身を評するさすがの表現力で笑ってしまった。
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カテゴリ:図書館企画展示
2013年度第1回図書館企画展示
「大学生に読んでほしい本」第1弾!
入学&進級を祝し、本学教員から本学学生に「是非読んでもらいたい本」の推薦に係る展示です。
佐々木恵介教授(歴史社会学科/史学)からのおすすめ図書を展示しました。
開催期間:2013年4月8日(月) ~2013年6月17日(月)【終了しました】
開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
※「旅」をテーマに、お薦めの本を選びました。
砂漠・海のシルクロードに加えて、森林のシルクロードがあったという説に基づき、中国南部からミャンマー内陸部を経てインドにいたる密林地帯を踏破したルポ。行程の大半をともにしたミャンマーの少数民族ゲリラとの等身大の交流が抱腹絶倒でもあり、ホロリとさせられもします。
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いやほんと無事に帰ってこれてよかったよね。すごいしか言葉がないよね。あとがきも物凄くよかった。西南シルクロードが最古のルートだし、よし陸路でいってみよう!ってなんて人なの!!人を巻き込む力と、人と人とを繋ぐ行動力が読んでて爽快です。自分が人生の中で1度も行かないであろうところへザクザク進んでいく高野さんの旅を垣間見るどころかガン見してる気分になれる超オススメ!しかし4ヶ月の旅の記録!長い!!!
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よく帰ってこられたね。運が良かったというか、とんでもないことしてる。
高野さんは人物を表現するのがすごく上手い。とても魅力的で一目見てみたいなと思わせられる。
少数民族のゲリラといってもそこには人がいるんだよなぁ。
という感想は「ソマリランド」を読んだときにも思ったかも。
著者の本は何作も続けて読んでいるけど、今のところハズレゼロ。
全部楽しい。
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中央アジア~中国の砂漠を抜けることで一般的に知られているシルクロードとは別に、実は中国の成都からインドへと抜けて存在したといわれる西南シルクロード。この存在を確かめるべく、現地に飛び来みビザなしでぶっこんでいくノンフィクション。
圧倒的なジャングルの中を、現地を支配するゲリラ集団とコミュニケーションを取りながら闊歩し、極限状態の中で何とかインドまで辿り着く様子は、まさに本書でしか味わえない面白さ。最終的に本当に西南シルクロードが存在したのかどうかよりも、中央政府の力まだ及んでいなかった当時のこの地域において、ゲリラ集団がどのように活動し、どのように人間的な生活を送っているのかということを知れただけで十分満足できる。
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久しぶりにドキドキワククしながらページをめくる手が止まらなくなった!というか、高野秀行氏の作品は基本的に目を通してきたはずだったのだが、この作品はするりと抜け落ちていて、存在自体最近知ったのだ。なんでもっと早く気づかなかったのだろう。もしかしたら、ファンになった当初の頃の私は純粋に冒険とかUMA系の話とかが好きすぎて、政治的な内容だったり、歴史に重きを置いた内容の場合は後回しにする傾向があったから、そのせいで読み飛ばしていたのかもしれない。
そもそも西南シルクロード、という聞き慣れない単語である。なにソレあの有名なシルクロードの一種?くらいの印象しか受けないが、イントロダクションの高野氏と同行者となる森氏の居酒屋トークを読むと、すぐにそれが全くベツモノのシルクロードであることが分かる。歴史的に謎多きルートであることも。行程全体が危険地帯を通るルートであることもあって、一般的には紹介もされていないし研究もそんなに進んでいないらしい。ふむ。面白そうだ。(って思えるようになったということは、私も大人になったのだろう。)
シルクロードという単語から連想する景色というと、なんというかこう、悠久の砂漠とからくだに乗った商人たちとか、大河や石畳の町を抜けてゆったり旅をしていく、みたいなイメージが浮かびがちだと思うのだが、高野氏の西南シルクロードの旅はそんな旅情は1ミリもない。ジャングル、そしてゲリラ、だ。(ゲリラなんて単語、ゲリラ豪雨くらいしか日常で使わないよな…。)しかも、そんな過酷な旅路を「面白く」してしまうのが高野氏の凄いところ。たまたま高野氏が出会った人々が面白いわけではなく、高野氏が「引き出して」いるのだ。自分自身の体調管理すら危うい長い旅のなかで、いろんな危険と遭遇しながらも、その「土地」や「人」や「歴史」への冷静かつ愛情深い目線がうかがえる。それ故、この人が書いた旅行記も、冷静さと同時に慈愛やユーモアに満ちているのだろう。また、何よりの魅力は、その過酷な状況を「楽しみながら前に突破していく」スタイル。旅だけじゃなくて、人生もこうありたいと思わせてくれるし、そうやって生きていればきっと、どこかで合点がいくというか、納得できるというか、なんとかなる、ようになっているような気がする。(まぁこの旅行の後、高野氏はインドから入国を拒否されるという痛いお土産ももらってきてしまったわけだが。)
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高野秀行の十八番の辺境冒険ものである。中国南部からビルマ北部を通ってインドに抜けるルートで、なんでも西南シルクロードとやらで昔に通商ルートがあったとかで選んだそうだ。日韓ワールドカップがあった2002年の話で、当時も今も政治的に入るのが難しいエリアである。
したがって、現地の人となりや生活ぶりなどの情報もなく、現地のカチン族に象に乗って進むなど案内してもらうなかで、民族、宗教、生活などを知るという文化人類的な価値も本書にはあると思う。インパール作戦の地も近く、密林や風土環境は想像以上である。ビザなしという心身ともハードな現代の探検は、今後も作者の代表作のひとつであり続けるだろう。
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シルクロードのうち、四川省から雲南省を通りミャンマーからインドに抜ける道を西南シルクロードというらしい。しかし、このエリアの通行の難しさは、地理的問題と治安的問題の二つの壁から、非常に難易度の高いエリア。というよりも全世界的に通り抜けるのが難しい場所のうちの一つではないだろか?そのエリアを途中から、現地のゲリラの人脈を活用しながら、インドのコルカタまで抜けるという超人体なことを成し遂げた記録。さすが高野氏。これも究極の冒険と言っていいと思う。
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内容(「BOOK」データベースより)
中国四川省の成都を出発し、ビルマ北部を通って、最後にはインドへ―幻の西南シルクロードに挑む著者の前には、圧倒的なジャングルと反政府少数民族ゲリラの支配する世界屈指の秘境がたちふさがっていた。混迷と困難を極める旅なのに、これほど笑えるのはなぜか。究極のエンタメ・ノンフィクションついに登場。
高野本欲求が止まらない!ソマリランドから時代をさかのぼって西南シルクロードへ。誰も踏破した事が無いルートを不法入出国しながら尺取虫のように進んでいくのですが、各地のゲリラや軍隊に引き渡されながらめまぐるしく状況が変わっていくのが手に取るように分かります。自分もそこにいるような気持になります、よく生きて帰ってこれたなあ・・・。出会う人達とそれぞれ心を通わせていく姿がなんとも微笑ましく、人と出会う事を一番大事にしているのをひしひしと感じます。
後日談まで余すことなく素晴らしいです。
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魅力的なタイトル。中国~ビルマ~インドを面白おかしくも命がけで踏破した著者に尊敬と驚きと羨望の思いが入り混じる。経由した国名を見れば、政情不安で国家間、民族間紛争の戦場と化している場所で、西南シルクロードの跡をすんなりと進めはしない。密林は数年で人間の痕跡を覆い隠してしまう。しかし、ゲリラと言われる人々が著者の旅路をサポートする様子は、読んでいても嬉しくなるほど。著者の旅の苦労は「文明という重力にさからって飛ぼうとしているからなのだ。」に集約される。けだし名言である。
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冒険家とそうでない人との差は案外小さいのかもしれない。だが、その一歩を踏めるかどうかで、待ち受けるものも、出会う人も、ずいぶん大きく変わる。いつもその一歩を越えたいと思いながら、躊躇してしまう自分にとって、この本こそ、まずはやってみるという勇気をくれるものだ。いつかこれこそが人生で一番の旅だと言えるものをしたい。
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読み物としておもしろいのがすごい。
高野さんがお世話になったゲリラの人たちの状況はあんまよくないんだろうけど、暗くないのがいい。