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6人の小説家による短編集。それぞれの地味な仕事に従事している女性たちのちょっとホッと、幸せを感じる瞬間を描いていることに清涼感を感じさせられる。原田マハは美術品輸送専門業者、伊坂幸太郎は新幹線の掃除婦、その他、消防本部の通信員(日明恩)、ベビーシッター(森谷明子)、テレビのレポーター(山本幸久)、イベント企画会社(吉永南央)の仕事に従事する方たちが登場する。そして農家に嫁いで約70年のゑいさん(山本幸久)もまた7人目の職業人女性としてカウントできそうだ。
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■原田マハ「ヴィーナスの誕生 La Nascita di Venere」(美術品輸送・展示スタッフ)
■日明 恩「心晴日和」(災害救急情報センター通信員)
■森谷明子「『ラブ・ミー・テンダー』」(ベビーシッター)
■山本幸久「クール」(農業)
■吉永南央「シンプル・マインド」(イベント会社契約社員)
■伊坂幸太郎「彗星さんたち」(新幹線清掃スタッフ)
クールだけは何をいいたいのかわからず読破断念したが、それぞれ悩み、でも頑張って何か得ていく流れは何ともあったかく、自分も自分になりに頑張っていきたいなぁと思えた。
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伊坂幸太郎目当てに借りたのだが、日明恩にぐっときた。
しかしこれ「たちもり・めぐみ」とはとうてい読めないゾ。
パソコンで全然変換してくれないし、「にちあかるいbs(バックスペース)bsおん」でやっと変換した。
めぐみはいいよ。変換してくれるから。でも、たちもりはねーべ。
警察や消防のリアルを描くらしい。有川浩の自衛隊オタクみたいなものか?
しばらく日明恩を読んでみようと思う。
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お仕事短編集の第3弾。自分が一番共感できたのは第2弾だったかな。就活中の人なんかが読んだらいいんじゃないかと思いました。人生でいくつの仕事を経験できるか、そんなに多くないから小説で擬似体験、、
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様々な職業をテーマに、様々な作家さんが競演したアンソロジーの第3弾。
たまたま好きな作家さんが多かったので、第3弾からいきなり読み出したが、美術作品の運搬の方の話や、ベビーシッター、新幹線の清掃員の話が特に面白かった。
それぞれの作家さんの得意分野の作品が読めたのも、とてもお得な作品集だったと思う。
順番が違うけど、第1弾も第2弾も読んでみようと思う。
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シリーズの中でも変わり種の職業が多かったです。伊坂幸太郎は短い話しの中にも伏線と回収があり、楽しく読めました。
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“スプーンひとさじの砂糖”
お仕事が始まったばかりのわたしにぴったりの一冊だった
これから見かける沢山の人たちへの見る目も変わりそう
色んな人が色んなところで頑張っている
お仕事に上も下もない、好きになったもん勝ち
どんな花にも蜜がある。どんな仕事にも砂糖はある。どんな人生でも価値はある。
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この物語に出てくる人達は、みんな自分の仕事に誇りを持っていてかっこいい。自分の好きなことを仕事にする人、天職を見つけた人、大変だけどやりがいを見出せる人、様々な人がいたけれどどの人もプライドを持って働いているのが素敵だなぁと感じた。私も自分が誇りを持てる仕事に就きたいな〜
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伊坂幸太郎さんの短編集収録の彗星さんたちが良かったので、元のアンソロジーの方も読んでみました。それぞれの作家さんの色が出ていて楽しめましたが、短編自体あまり好きではない方なので、評価は普通になってます。
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世の中には色々な仕事があるんだなぁと改めて思う。
救急センターの電話は、読んでるだけで手に汗握りました。
農業のゑいさんが、かっこよくて素敵でした☆こんなおばあちゃんになりたい(笑)
あと、スプーンひとさじの砂糖、というメリー・ポピンズの歌の中の言葉が心に残りました。
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憧れて手に入れた仕事にも嫌な事はある。
こんな仕事辞めてやる!という仕事の中に、
笑顔になる一瞬がある。
生活の為に働くのだから割り切る、
という考えもある意味正解だと思うし、
この仕事が天職だと思っていたのに、
向いてないって挫折する事も多分ある。
大変そうだね、と言われる仕事に、
笑顔で楽しげに関わる人もいる一方で、
誰もが羨む職業に就いているのに、
人知れず悩んで塞いでいる人も多分いる。
早期退職に憧れた時期もあったけど、
社会の片方にしかいられない人生が楽しいのか、
自信がなくなってきた。
助け合って社会を作って生きていく上では、
誰もが自分の役割を「ちゃんと」する事が、
大事なのかもしれないな。
「常にベストを尽くせ。見る人は見ている。」
「スプーンひとさじのお砂糖」を探して。
あなたも。
わたしも。
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お仕事小説のアンソロジー。
美術品輸送展示スタッフ、災害救急センター通信員、ベビーシッター、農業、イベント会社契約社員、新幹線清掃スタッフの6つの職業を6人の作家が描く。
はじめましての作家さんが4人、ていうか原田マハさんと伊坂幸太郎さんしか知らない。農業の吉永南央さんの切り口はおもしろく、救急情報センターの日明恩さんのはこれからキュンキュンしてゆきそうかなと。
伊坂さんはいつもとちょっと違い、作者知らずに読んだら伊坂さんと思わなかったかな、仙台出てこないし。
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働く人への応援短編小説集。異色だけど山本幸久さんの作品が面白かった。いろんな仕事があって、豆知識もたくさん。多彩なアンソロジーで楽しめた。頑張ろうって思える。
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働く女性の生活の一部を切り取った短編アンソロジー
女性視点で描かれる各小説から、働く女性の悩み、苦しみ、喜びを感じ取ることができ、不覚にも「クール」で涙した。
他にも、伊坂幸太郎さんの書いた短編は短いながらも伏線が貼られており、読んでいて点と点がつながる心地よさを感じることができた。
エール3作を通して、「働くこと」「社会とつながること」の二つについて考えるきっかけを得れたと思う。今までは社会の歯車というマイナスイメージを持っていた会社員も、見方を変えれば誰かを喜ばせる素敵な仕事のように感じた。
社会人になったのちも、誰かを喜ばせる仕事をしたいし、その喜ばせれるかも知れない機会を「面倒だから」という理由で逃げない大人になりたいと強く思う。
エールは女性中心で「派遣社員」「契約社員」「パート」といった人が登場することが多かった。今度は男性中心のエールを読みたいと思う。