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組織論、評価方法、採用基準だけでなく、より具体的な問題発生時の対処法が示されている。経営のマニュアルと言える。
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経営者からみた、困難の辞典。
ビジネス書はだいたい、理想論ばかりが並ぶ。
本書は一線をかくす。
具体的すぎて、頭ん中がぐるぐるする。
私は平社員のガキンチョ。
経営者の苦悩の種類を知る、という意味で
すごく有意義。
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昔懐かしいネットスケープナビゲーター開発者が書いた本。経営術だが、正直で実践的な内容をblogに書いていたのを本にしたようだ。
彼は今成功しているファンドマネージャーとして認識されているが、たとえ、現在が成功した経営者であっても、その過程は平坦ではなく、絶望し、破滅の一歩縁まで足をかけている状態を経験しているようだ。
筆者はその時の心情を赤裸々に書くと同時に、極めて実践的なアドバイスを限界を示しつつ読者に提示する。
私にとっては、これまでやってきた仲間である親友を切る、袂を分かつ、そのやり方が大いに参考になった。
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2015年56冊目。
「吐き気と悪寒。本書を読みながら、何度も何度も感じた症状である。」
と日本語版序文にあるように、著者のベンチャー経営における壮絶な苦難の数々が生々しく綴られている。
中盤からは、その経験を踏まえての具体的なアドバイス(人を解雇する方法、肩書きや昇進の与え方、会社を売却するか否かの判断など)が記される。
現実的でとてもシビアな話が多く、組織のトップが直面し続ける苦難を覚悟させられる1冊だった。
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ネットスケープを経て、グーグルやアマゾンに先駆けてクラウドビジネスを立ち上げ、艱難辛苦を乗り越え見事にEXITして投資家になった著者が、前半ではその艱難辛苦を克明に描き、後半ではそこから導かれたCEOの教訓を説く。通常の成功譚や指南書では得られないリアルなCEOの越えるべき厳しい壁を具体的に提示されているのがとても良かった。
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ベンホロウィッツが自伝的にこれまでの経営の中でぶつかった困難をものすごく具体的に語る。
経営指南書、経営学の本はあれど、このように具体的に書かれた本は他にあるのだろうな。経営者、独立したい方はとても勉強になるし、困った時に度々見返すのではないかと思う。僕は独立したいとか思わないが、それでも経営側の気持ちが分かる、ためになる本だった。とはえいベンチャーのマネージャークラスでも、人材採用やマネジメントの話が書かれているので、具体的にためになる話は結構多い。
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本書は、ハードで読み応えがある経営書です。
前半では著者がCEO(最高経営責任者)時代に経験した様々な困難、危機的状況が具体的に語られ、後半では著者の経験から培われた困難に対する対処法が記載されています。
著者は、CEOとして、日々進歩するIT業界で世界初のブラウザの販売や、Googleなどに先駆けてクラウドサービスを手がけました。
現在は、会社を売却し投資家として活動しています。
CEOによる一般的な経営書は「私は経営者として、いかに成功したか」という、シンデレラ・ストーリーが語られることが多いですが、本書では通常の経営書では語られることがない下記のような最悪の状況・困難(ハード・シングス)がリアルに語られます。
・会社が軌道に乗った直後にバブルが破裂し、顧客が次々と倒産。資金があと3ヶ月で底を尽きることが判明する。
・IPO(新規上場)で資金を得ようとするが、投資家への発表時に妻が病気で倒れる。
・株価の急落と上場廃止の危機。
・全売上の9割を依存している相手から、突如契約解除を通告される。
・3度にわたる社員の解雇。
・信頼していた会計事務所に買収交渉の土壇場で裏切られる。
著者は最終的に困難を切り抜け続けて、1700億円超で会社を売却するという大成功を収めています。
本書では、CEOとしてのあり方、会社の売却の仕方、企業文化の育て方、幹部の解雇の仕方、教育制度の作成の仕方、フィードバックの行い方など、CEOとして最悪の状況・困難で培われた実践的なノウハウ・アドバイスが満載です。
著者の様々な困難から培われた教訓は、CEOでなくとも学ぶことは多いです。
わたしたちも、働く上で悩みやトラブルはありますが、この著者ほどの最悪の状況に追い込まれることはないと考えると、自分の悩みは小さいものだと気が楽になります。
困難に立ち向かう勇気が得られ、耐え抜く心が鍛えられる一冊です。
著者はCEOとして自身の人生を、哲学者カール・マルクスの言葉を引用して表しています。
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人生は苦闘だ。
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ネットスケープの創業に始まり、ラウドクラウド、オプスウェアとCEOを勤めた著者の自伝的な経営指南書。特に困難な状況( ITバブル崩壊、顧客企業の多くが倒産、資金ショート寸前、最大顧客からの契約解除などなど)をどう切り抜けてきたかを自身の経験を題材に展開。具体的で読んでて実感がわく。
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CEOになってからの苦労や反省をおおっ広げに書いてくれていて、もちろんレベルは違うけれども、日々の自身の仕事への学びが非常に多い。
『苦闘を愛せ』って、いい言葉だな。
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レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-12032356542.html
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最近読んだ本の中で何度も読み返す必要があると思った良書。
起業家を夢見ていたが、社会人になってから現実的に難しいことを再認識してやめたことが、あながち間違いではなかったことがよくわかった。よい面、悪い面の両方でバランスよく理解できた。
起業家ではなくても、リーダーであれば必ず遭遇するチャレンジとも思うので、起業家を目指していない人でも十分に楽しめる、また勉強できる一冊
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涙なしでは読めない。
この本を、ただふーんと読みこなす人は
たぶんCEOはできない。この本にもあるが
CEOになるとは武道家になるということに似ている。
武道について学ぶことはできても、あり続けなければ意味はない。
この本から深く深く学ぶことも出来るし、あっさりおわってしまう人もいるだろう。
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CEOの苦悩が赤裸々に語られている本。
答えがない難問と困難にどう立ち向かったか、が経験として語られています。
世の中の起業の成功本とは裏腹に起業における苦悩がこれでもかと語られます。
しかし、正直、起業に興味を持たない人にとっては、
「ふーん」「それは大変だ」
ってところにしか落ちないかも。
なぜなら、その内容があまりにも壮絶。
資金ショート
上場する直前でのごたごた
株価の急落
社員の解雇
とりわけ、人を正しく解雇する方法や
さらには幹部を解雇するための準備、
一緒に立ち上げた親友を降格させるとき、
友達の会社から採用してよいか、
などなど、つらい決断を迫られ、結果どう行動したかまで語られています
一通り読み通すとほんとCEOのつらさがひしひしと感じられます。経営者ってほんと大変!
そういった経営の大変さとはちょっと別に、本書で述べられていた
「つらいときに役立つかもしれない知識」
として
一人で背負い込んではいけない
単純なゲームではない
長く戦っていれば、運をつかめるかもしれない
被害者意識をもつな
良い手がないときに最善の手をうつ
と紹介しています。
うん、これなら使えるかも(笑)
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会社に置いてあったので何となく読んだ一冊。
結論として今まさに読むべき一冊だった、自分がCEOになる時には改めてもう一度読みたい一冊。
本書の序文やあとがきでも触れられているが、本書は経営書によくある「ヤバかったけど私はこうして成功した」という方向ではなく「常にヤバくて、失敗しまくったし、生き残るのに必死だった」という方向から経営を語った稀有な一冊である。
実際にスタートアップの事業に触れていると大体の場合でヤバい状況であり、ぶっちゃけどうすれば良いか分からないという事が殆どだと想います。たまに良い事が起きてもせいぜい3日しか持たず、あとはヒーヒー言いながらギリギリで意思決定して実行して検証して「うわぁやっちまった!」となっている事が殆どだと思います。
著者のベン・ホロウィッツは赤裸々にそれらを語り、心の底からアンチパターンを捻り出して紹介しているのが分かります。そしてCこの本から得られる重要なポイントは、CEOはこういう場面でどのような感情になっていて、部下や会社に対してどのような想いを持つのかを、CEOでは無い人が知れる事はスタートアップの成否を分ける上で大きな意味があると感じます。
そしてポール・グレアムも良く言っている「反直観的」という言葉。この意味が生々しいアンチパターンを通して知れるのがこの本を重要な存在にしています。
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この本は非常に面白く、そして参考になりました。 IT業界でいくつも大きな企業を立ちあげ、様々な苦労をしたその時時の状況をつぶさに書き上げ、更にどうそれを解決したのか? 非常にわかりやすく説明されています。今は著者はベンチャーキャピタリストとしても大成功しているわけですが、自らが様々な苦労を経験しているからこそ理解できる点もたくさんあるのでしょう。 この本は良い本ですよ。。是非読んでみてください。