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20170718再読完了
前回の読了からやや時間が経っているが書かれていることはほとんど覚えていなかった。
ダイジェストとその解説なので、本当にものにするなら原文を読む方がいいかも。ただ、エッセンスを理解するにはいい本。
戦争における戦略について。
そのままの内容で、日常に役立つわけではないが、抽象度を上げて、考え方を理解しておく、という部分は納得感があった。
単純に読み物としても面白い。
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これまで恥ずかしながら孫子に関する本を読んだことがなかったので、初めて読んでみて多くの人々に読まれる理由がわかりました。
自分も定期的に読み直したいと感じたし、もっと孫子の思想に関する本を読んでみようと思いました。
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古代中国の古典「孫子」
現代にいきる戦略、組織論の本です。高校生の時友達が読んでるのを見ていつか読んでやろうと思っていたら10年たってしまいました。
といっても守屋淳さんの解説つきの本ですが、初めて原文の文章を読んだら絶対に読めなかったと思いました。この本は孫子の色んな本の中でも初心者向けの読みやすい本です。
元は兵法書なのでそのまま読んだらいけません、その本質部分を読み解くことがこの本が長きに渡って読み続けられている理由です。ここにはその本質が分かりやすく書かれているだけではなく、現代実際の類似している話も書かれていることです◎将棋の羽生さん、野球の江川卓さん、v9の川元巨人軍監督、それらの引用も書いてある。引用されている本も読みたくなるので非常に有意義な本でとも思いました。
彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず
将とは、智、信、仁、勇、厳なり
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「孫子曰く、兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。」
「亡国は以ってまた存すべからず、死者も以ってまた生くべからず。」
孫武が掲げる戦う際の原則
1.自分の努力で「不敗」、つまり負けていない態勢を作り、チャンスが来た時に勝ちを目指す
2.長期戦になれば国力は消耗するので、「短期決戦」で勝てる場合のみ戦い、それ以外は戦わない。
「不敗」と「短期決戦」とを結びつけるカギは「詭道」
勝利を収めるための条件は、次の5つ。
1.戦力差を鑑みて、勝てない相手とは戦わない
2.勝てる相手とだけ、勝てるやり方で戦う
3.味方が一致団結している
4.情報格差によって、敵が準備できていない状態にある
5.有能な現場責任者に全権委任がなされている
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事例や考え方に合わせて孫子の教えが整理されて出てくる。何と無くだが、頭に入りやすかった。もっと原文に触れてみたくなった。
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たまたま待ち時間があり、本屋でなんとなく目に入って読むことにしました。
一発勝負の中でギャンブルを狙うのではなく、いかに負けないように自分のチームを固めていくか、という教えと、組織の導き方(プレッシャーと自信のバランス)については重要性を再認識しました。
また数年後ふと読んでみてしまいそうな本です。
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単純に読み物として面白い。著者は経営関連の人物ではなく
中国古典研究者ということなので、孫氏そのものの解説
が逆によかったかと。
孫氏の言葉やアフォリズム的な文節は、ひとつひとつは
既知の内容でもあり、そこに新たな発見は特には
なかったが、これを実際の判断する場面・考える場面で
どのように活かすかが問題である。
やはり本当の戦争ではない世の中において、孫氏
のような戦略論は、対外のビジネスではなく、内部
組織のなかにおける戦略や戦術に使えるのではないか
と思う。
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孫氏曰く。
*戦わずに済むなら避けよ。(自分がぼろぼろになったら、いつ攻められてもおかしくない。負ける。)
*まずは敵と自分の力の差をよく知ることが大切。その知り方は7つ(五事七道)。精神の浸透性(道)、タイミング(気象条件)(天)とインフラ(地理的)条件(地)、将軍の有能さ(将)、規律の徹底度(法)、社員の能力、社員の訓練度、賞罰の公平さ。
*これらを、自分の中は最高に高めて時機を待つべし。力が均衡して「負けていない」状態なら何ら問題なし。相手が崩れたところで一気に叩く。この時、「短期で」勝てる戦のみすべし。(それ以外は外交的手段などを使う)相手の隙は、相手が(攻撃などのために)動いたときにも生まれるものである(=後手最強)。
*なお、この短期で勝てる状況、は作り出すことも可能。情報戦略がポイント。情報格差、相手に利益があると思わせることなど。裏読みの可能性を常に与えること。
*勢い(=組織の持つパワー。cf. 気=個人)も破壊力を持つ。勢いは追い込むことで生まれるが、長くは続かないものなので、タイミングが重要。(相手の勢いの弱いときを狙うことも重要。敵を窮地に追いやってはいけない。)
*組織をまとめるには、愛情と規律、そして同上、追い込むことが重要。将軍に必要なのは、知謀、信義、仁慈、有機、威厳。これらのバランスが大切で、どれかが欠けても突出しすぎてもダメ。
*ま、特に長期的な戦いになると、元々の地力、国力、経営資源などに圧倒的な差がある場合、やはり強いのである。(競り合ったら負ける訳で。)
*戦の時には、敵味方関係なく、俯瞰しながら状況を判断。操縦桿で操るイメージ。
*君主は将軍の采配に口を出してはいけない。全権委任が大切。但しこれは、将軍が政を知っているからできる話。
作者曰く。
*孫子の生きた世界は春秋時代、孫子が兵法を利用していた先は戦争であり、失敗の許されない世界。そして群雄割拠の時代。それは、ITの世界とよく似ているとも言えるのであり、うまく汎用性をつかみ出せば、孫子の戦略は現代でも生きてくる。
*(しかもウケるのは、)孫子も今でいう完全なるお雇いコンサルタント、だった。(だから金・兵士の数は彼の好きにはどうにもならないから記述もないし、最後の肝心なところは彼の兵法書には書いていない。彼も生き残らねばならぬ。)
*興味深いのは、孫子=剣での刺し合い=漁夫の利を狙え。マキャベリ=殴り合い=旗幟鮮明にせよ。結局、どちらを選ぶかは状況次第。
*18c~のクラウセヴィッツ「戦争論」との対比もときどき。
結構読みやすくて面白かったよ。
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孫子…度々目にしてたけど、解説本は初めて読んだ。『不敗』や情報戦略など、思ったより地道な印象。だけど現代版に改版したのが三國志の曹操だったり、歴史上の偉大な人物や現代の経営者に読み継がれているのをみると、すごい歴史だなと。
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買ってきて一気に読みました。著者の講義を受けているかのような、すごく読みやすい文章でした。 「紳士のギャンブルはー負けるためにするー」というくだりが記憶に残りました。本筋には関係ないのですが。。。 引用されている書籍が紹介されていて、読みたい本が増えたのも喜ばしい。 こうして、本から本に繋がって行く事も読書の楽しみのひとつですね。
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うーん…中身が薄いし、何が言いたいのか自分には分かりにくかったです。この中身でこのお値段はもったいなかったかな。筆者の引用も強引な気がするし、主観的文章が多い気が。あんまりオススメできません。
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・ 時代の覇権を握るものとは、往々にして敵を叩き潰し続ける勢いではなく、うまく味方に引き入れてしまう勢力なのだ。
・ 「敵より先に戦場におもむいて相手を迎え撃てば、余裕をもって戦うことができる。逆に敵より遅れて戦場に到着すれば、苦しい戦いをしいられる。」
・ 「愛情や温情による心服」「規律による統制」この二本立てによって部下をまとめる。「心服」が先。
・ 将軍にとって、兵士は赤ん坊と同じようなものである。そうあってこそ、兵士は深い谷底までも行動をともにするのだ。将軍にとって、兵士はわが子と同じようなものである。そうあってこそ、兵士は喜んで生死を共にしようとするのだ」
・ 「将とは、智、信、仁、勇、厳なり」
知謀・・・先を見通し、謀略を駆使できること
信義・・・部下から信服されること
仁慈・・・部下を思いやること
勇気・・・実行力
威厳・・・部下から恐れられること
・ 「天が、その人に重大な仕事を任せようとする場合には、必ずまず精神的にも肉体的にも苦しみを与えてどん底の生活に突き落とし、なにごとにも思い通りにならないような試練を与えるのである」
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歴史的背景も踏まえて孫子の基本的な考え方と解釈の仕方を解説しており、分かりやすく初学書としては素晴らしい。また、孫子だけではなく、クラウセヴィッツなど他の戦略家との比較もあり面白かった。他の著作も読んでみたい。
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孫子の兵法を知人に勧められて読んでみたが、
とても違和感を覚えた。
書中にもあるが、やはり孫子は、雇われ
マネージャーなのだろうか、
どうしても小手先の戦術に思えてしまう。
もっと別の訳を読むべきなのか、
ちょっと時間を置いた方がよいのか、
迷うところだ。
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孫子では戦略と戦術は分けて考えてない。
個人的には、12章からの第2部からで良い本。
経営、事業推進、組織運営、チームビルディング、個人を鼓舞するところまで。
当たり前のように先人はやってきてる。