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私の好きな文(『春の嵐 ゲルトルート』訳者 高橋健二 新潮文庫)の1つに以下がある。
“人はとしをとると、青年時代よりも満足している。だが、それだからといって、私は青年時代をとがめようとは思わない。なぜなら、青春はすべての夢の中で輝かしい歌のようにひびいて来、青春が現実であったときよりも、いまは一段と清純な調子で響くのだから。”
この本では、
086 青春の歌は老いてもなお響き続ける。
“青春はすばらしい歌曲のようなものだ。その歌曲は、老いてもなお澄みきった調べで響き続けるのだ。”
高橋先生の翻訳の抜粋は手前から抜粋したが、私はこのラストの文章で号泣してしまうぐらいだった。それだけ、心に響いてきたのだ。
だけど、この本の訳は超訳?のせいか、あまり響かないなぁ。
抜粋、簡潔だから仕方ないのかもしれない。
やはり、抜粋形式じゃなくて小説として読んだ方がいい。
しかし、全く悪いというわけではなく、ヘッセの書いていることは好きだな。
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仕事していなくても、無価値な人間じゃないのだ!仕事を第一主義に考えることよりも、些細なことに幸せを感じられる。その方が豊かだとヘッセが言ってくれている。ありがとう。
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本屋で立ち読みしていて、なんだか鼻の奥がツンとした。「自分自身の道を歩め」なんだかやけに胸に響く。いやーと思いながら購入。(これっていわゆる自己啓発本⁈という戸惑い)
196項目あるので、1日一つ読んでみることにした。