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「これ、私が一番好きな本なんです」といって、かわいい年下のお友達からプレゼントされた本。スウェーデンで映画化され大ヒット。小説もあらゆる言語に翻訳され話題になったということらしいが、恥ずかしながら私は全く知らなかった。小説を先に読んだが、正直、うーん、なんか変な偏屈おやじの話?訳本で使われている言葉1つ1つが妙にひっかかる。小説だけだと映像が浮かばなかったので、Amazonプライムで映画をチェック。俳優さんの演技もすばらしく、シリアスな内容でありながら、クスっと笑えるシーンも少しあって、ジーンと心に余韻が残る話だった。あとで、もう一度小説を見てみると、その坦々としたストーリー展開だからこそ、主人公のオーヴェと妻との心のつながり、二人だけの世界がしっかりと刻まれていたのだと。オーヴェが近所の子供を何気なく抱きかかえるシーンも大好き。小説も映画もどちらも味わい深い!